EU統計局ユーロスタットは24日、肥満に関する最新統計を発表した。これによると、データが出そろっている域内19カ国の成人人口の肥満の割合は8~25%。国によって大きなばらつきがある。
\体重と身長から割り出すBMI(肥満度指数)30以上を肥満と定義した場合、EU加盟国のうち最も肥満の割合が高かったのは英国(23.9%)で、マルタ(21.1%)、ラトビア(20.9%)が後に続いた。男性ではマルタ(24.7%)、女性では英国(23.9%)の割合が最も高かった。
\一方、最も肥満の割合が低かったのはルーマニア(男性7.6%、女性8%)、イタリア(同9.3%、11.3%)、ブルガリア(同11.3%、11.6%)、フランス(12.7%、11.7%)だった。
\肥満の人の割合は、年齢層によっても異なった。男性の場合、最も肥満の割合が高い年齢層は12カ国で65~74歳のグループ、ほか7カ国では45~64歳のグループだった。
\女性の場合、年齢層が上がるほど割合が高くなる傾向があり、最若年層と最高齢層の差が最も大きかったのは、ラトビアとスロバキア、チェコ共和国だった。また、最若年層およびその次に若い層における肥満の割合が最も高いのは、英国だった。
\さらに、肥満の割合は教育水準と反比例することも明らかになった。とくにスロバキア、マルタ、ポーランド、ギリシャの女性にその傾向が顕著だった。
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