オランダ議会の欧州問題委員会はこのほど、EUとモンテネグロの加盟交渉開始を承認することを反対多数で否決した。欧州委員会は10月、モンテネグロとの加盟交渉開始を勧告したが、決定には全加盟国による承認が必要で、交渉開始の実現に暗雲が漂ってきた。
\欧州問題委員会は、モンテネグロが汚職・組織犯罪対策でEU基準を満たしておらず、交渉開始は時期尚早として、欧州委の勧告拒否を決めた。議会の本会議は月内に交渉開始の可否を採決する予定。EUは12月9日の外相理事会で交渉開始の是非を判断するが、本会議で否決されればオランダ政府は拒否権を発動し、開始が見送られることになる。
\
