2013/7/8

競争法

GEの伊アビオ買収、条件付きで承認

この記事の要約

欧州委員会は2日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が伊航空部品メーカーのアビオを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。GEはアビオが参加する軍用機開発プロジェクトの機密に触れないことなどを求められる。\ GEは昨 […]

欧州委員会は2日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が伊航空部品メーカーのアビオを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。GEはアビオが参加する軍用機開発プロジェクトの機密に触れないことなどを求められる。

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GEは昨年12月、アビオを33億ユーロで買収することで合意していた。

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アビオは欧州の主力戦闘機で、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリアが採用している「ユーロファイター・タイフーン」のジェットエンジン製造に英ロールスロイス、独MTU、伊ITPとコンソーシアム(企業連合)を組んで参加している。

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欧州委の買収審査では、ユーロファイターの競合機のエンジンを供給するGEが、ユーロファイターの機密情報にアクセスできることが大きな問題点として浮上した。これについてGEは、機密情報の保全などを誓約したことから、欧州委はその履行を条件に買収を承認した。

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