電機大手のフィリップス(オランダ)は20日、台湾の冠捷科技(TPVテクノロジー)と設立したテレビ合弁会社の株式30%をTPVに売却すると発表した。これによりテレビ事業から全面撤退する。
フィリップスは2011年、テレビ事業をTPVとの合弁会社に移管した。出資比率はTPVが70%で、フィリップスは保有30%を売却する権利を当初から持っていた。
同合弁で生産するテレビは知名度の高いフィリップス・ブランドで販売してきた。TPVはテレビ売上の2.2%をフィリップスに支払い今後も同ブランド名を使用する。