EUウオッチャー

ルノー(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の最終損益は34億9,000万ユーロの黒字となり、前年の赤字(30億6,800万ユーロ)から改善。販売が新興市場を中心に伸びたほか、研究開発費の節減、保有していたボルボ株式の売却による特別利益が収 […]

PSAプジョーシトロエン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算で11億3,000万ユーロの純利益を計上。前年は過去最大の赤字(11億6,000万ユーロ)だったが、中国、南米など新興市場での販売が好調で収益が改善した。売上高は15.8%増の560億ユーロ。 \

アルカテル・ルーセント(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は3億4,000万ユーロで、前年同期の4,600万ユーロから急増。通信会社のスマートフォンに対応するネットワーク機器などに対する需要が膨らみ、収益を押し上げた。売上高は2

サノフィ・アベンティス(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は4億3,700万ユーロで、前年同期から64%減少。売上高は0.5%増の74億ユーロで、小幅ながら増収となったが、多額の合理化費用が収益を圧迫した。12月通期の純利益は5

ミシュラン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は10億5,000万ユーロで、前年の1億400万ユーロから急増。自動車市場の回復で需要が戻り、収益が大幅に伸びた。売上高は179億ユーロ。 \

エールフランス─KLM(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第3四半期)決算で4,600万ユーロの純損失を計上。損失は前年同期の2億9,500万ユーロを下回ったものの、欧州、北米で悪天候のため欠航が相次ぎ、赤字脱却はならなかった。売上高は13.9%増の5

金融安定基金拡充で原則合意、3月の首脳会議で決定へ

EU27カ国は4日にブリュッセルで開いた臨時首脳会議で、ユーロ圏の包括的な信用不安対策について協議し、総額4,400億ユーロの「欧州金融安定基金(EFSF)」を拡充することで原則合意した。詳細は3月24-25日の首脳会議

ECBが金利据え置き、物価急上昇も様子見保つ

欧州中央銀行(ECB)は3日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは21カ月連続。物価は急上昇しているが、トリシェ総裁は現行金利水準を「

ECBが国債購入中止、信用不安の沈静化で

欧州中央銀行(ECB)は1月31日、前週(24~28日)にユーロ圏国債の買い取りを行わなかったことを明らかにした。ユーロ圏の信用不安がこのところ沈静化に向かっていることを受けたもの。ECBによる国債買い取りが見送られたの

ユーロ圏失業率、12月も10%

EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の2010年12月の失業率(速報値・季節調整済み)は10%となり、前月と同水準だった。景気は回復傾向にあるが雇用状況は依然として厳しく、失業率が高止まりしている。(表参照)

金融監督3機関のトップ人事、やっと決定

欧州議会は3日の本会議で、金融監督制度改革の一環として今年1月に発足した3つの監督機関のトップ人事を賛成多数で承認した。近く3機関の事務局長も選出される見通しとなっており、金融危機の再発防止に向け、EUレベルで銀行・証券

ブルガリア、GMトウモロコシの栽培禁止

ブルガリア政府は2日、米モンサントが開発した遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「MON810」の栽培を禁止すると発表した。 \ EUではGM作物の栽培を認めるか否かの判断が各国に委ねられており、EUが科学的に安全と認定し

12月のユーロ圏小売業売上高0.9%減、8カ月ぶりマイナスに

EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の2010年12月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.9%減となり、前月の0.8%増からマイナスに転じた。小売業の低迷は8カ月ぶり。失業率の高止まり、ユーロ圏

12月のユーロ圏生産者物価、5.3%上昇

EU統計局ユーロスタットは2日、ユーロ圏の2010年12月の生産者物価指数(建設業を除く)が前年同月比で5.3%上昇したと発表した。原油高により上げ幅は前月の4.5%から拡大し、2008年12月以来の高水準に達した。(表

キャセイ航空が欧州委を提訴、カルテル制裁問題で

香港のキャセイパシフィック航空はこのほど、同社が国際航空貨物をめぐるカルテルに関与していたとして欧州委員会から制裁命令を受けたことを不服として、欧州司法裁判所の一般裁判所に提訴した。 \ 欧州委員会は昨年11月、日本航空

EU排出量取引、独など5カ国で再開

欧州委員会は3日、サイバー攻撃の被害に遭ったことを受けて1月19日から一時停止していた域内排出量取引を4日午前7時(グリニッジ標準時)から一部再開すると発表した。取引に参加するのは英、仏、独、およびオランダ、スロバキアの

航空旅客データの提供を義務付け、欧州委が指令案提示

欧州委員会は2日、EUと域外を結ぶ航空便を利用する乗客のデータを加盟各国の当局に提供することを航空会社に義務付けるEU乗客名簿記録(PNR)指令案を提示した。テロを防ぐとともに麻薬密輸や人身売買など重大な犯罪の取り締まり

BMWとPSA、ハイブリッド分野で合弁

独自動車大手のBMWと仏プジョーシトロエングループ(PSA)は2日、ハイブリッド車用の部品を共同開発・生産することで最終合意したと発表した。折半出資の合弁会社「BMW プジョーシトロエン・エレクトリフィケーション」を第2

仏ルノーが欧州工場に57億ユーロ投資、EVなどの生産拡充へ

仏自動車大手ルノーは2日、欧州内の工場に対して、2010-13年に総額57億ユーロを投資すると発表した。電気自動車(EV)など付加価値の高い分野の生産を拡充するのが目的。投資額の40%はフランスに回す。 \ 今回の投資は

ACS、ホーホティーフへのTOBで目標達成

スペインの建設大手ACSは3日、独同業ホーホティーフに対する株式公開買い付け(TOB)などで出資比率を従来の27.25%から33.49%へと引き上げ、目標の30%超を確保したと発表した。今後は市場を通してホーホティーフ株

ドイツ銀行(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は6億500万ユーロで、前年同期から53%減少。ポストバンク買収や合理化のコストが膨らみ、収益を圧迫した。ただ、本業は投資銀行部門がトレーディング収益急増で57%の増益(

ミュンヘン再保険(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は24億3,000万ユーロで、前年から5%減少。チリ地震、豪州の洪水など自然災害関連の保険金支払いがかさみ、収益を圧迫した。10-12月期の純利益は前年同期比38%減の4億8,000万ユー

BP(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算で49億1,400万ドルの純損失を計上し、前年の黒字(139億5,500万ドル)から赤字に転落。米メキシコ湾の原油流出事故で巨額の損失を出したことが響いた。赤字は1992年以来。10-12月期は5

BTグループ(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第3四半期)決算の純利益は3億4,700万ポンドで、前年から95%増加。売上高は3%減の50億3,000万ポンドに落ち込んだが、金融・営業コストの圧縮で大幅増益となった。 \

ユニリーバ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は45億9,800万ユーロで、前年から26%増加。売上高は11.1%増の442億6,200万ユーロだった。10-12月期は純利益が前年同期比15%増の10億4,200万ユーロ、売上高が12

バンコ・サンタンデール(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は81億8,100万ユーロで、前年から8.5%減少。国内事業経済混乱で不調だったほか、スペイン中銀のルール改正に伴い、貸倒引当金を大きく積み増したことが収益を圧迫した。10-12月期の純利

ボルボ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は32億3,000万クローナ(5億ドル)の黒字で、前年同期の赤字(20億クローナ)から改善。全市場で販売が急増し、収益が伸びた。売上高は23%増の734億クローナ。12

ボルボ(2010年10-12月期・通期決算)

スウェーデンのトラック大手ボルボがこのほど発表した2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は32億3,000万クローナ(5億ドル)の黒字となり、前年同期の赤字(20億クローナ)から改善した。全市場で販売が急増

エレクトロラックス(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は6億7,700万クローナ(1億600万ドル)で、前年同期から2%増加。売上高は為替変動の影響もあって2%減の275億6,000万クローナに後退したが、リストラ費用が減っ

ロシュ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は88億9,000万スイスフラン(95億2,000万ドル)で、前年同期から4%増加。インフルエンザ治療薬「タミフル」の販売減少、財政再建を進める欧州各国の医療補助削減、スイスフラン高が響き

フィアット(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算で3億1,800万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(2億8,300万ユーロ)から黒字に転換。乗用車販売は不調だったが、トラック、農機、建機部門が好調で収益が拡大した。売上高

アストラゼネカ(2010年通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は80億5,300万ドルで、前年から7%増加。コレステロール低下剤「クレストール」の販売が好調だった。売上高は1.4%増の332億6,900万ドル。10-12月期の純利益は16億2,100

フィリップス(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は4億6,300万ユーロで、前年同期の2億5,100万ユーロから急増。売上高はテレビ部門の不調などで1.6%増の73億9,000万ユーロと伸び悩んだが、リストラ費用が少な

エリクソン(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は43億2,000万クローナ(6億5,000万ドル)で、前年同期の3億1,400万クローナから急増。北米を中心に通信会社からのモバイルブロードバンド関連機器需要が増えたほ

ノキア(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億4,500万ユーロで、前年同期から21%減少。競争激化でスマートフォン販売がシェアを落とし、収益が悪化した。売上高は6%増の126億5,000万ユーロ。12月通期の

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