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2012/9/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア国営EPSが戦略提携へ、近代化などでRWEと基本合意

この記事の要約

エネルギー大手の独REWは10日、セルビア国営電力会社Elektroprivreda Srbije (EPS)と戦略提携することで基本合意した。まず水力発電と褐炭発電の分野で協働する方針。今後9カ月をかけてプロジェクトを […]

エネルギー大手の独REWは10日、セルビア国営電力会社Elektroprivreda Srbije (EPS)と戦略提携することで基本合意した。まず水力発電と褐炭発電の分野で協働する方針。今後9カ月をかけてプロジェクトを具体化し最終契約を締結する予定だ。

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両社は今回、◇ドナウ川とドリナ川にある水力発電所の近代化と拡張◇ベオグラードの西40キロの地点にあるセルビア最大の褐炭発電所と、近接する褐炭鉱山の拡張――について基本合意した。

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2社は昨年5月、セルビアのモラヴァ川に水力発電所を計5カ所建設する目的で合弁会社を設立した。発電能力は合わせて150メガワット(MW)。現在フィージビリティスタディ(実現可能性調査)を実施しており、2014年から建設を開始する予定だ。今回の戦略提携はその延長線上にある。

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EPSはセルビア最大のエネルギー事業者。発電能力は8,359MWで、2010年の発電量は3万5,855ギガワット時に上った。

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