2015/12/16

ハンガリー

ハンガリー、新築住宅のVATを大幅に引き下げ

この記事の要約

ハンガリーのヴァルガ経済相は14日、新築住宅に対する付加価値税(VAT)の税率を現行の27%から5%に引き下げる方針を明らかにした。減税で住宅需要を押し上げるのが狙い。税収減は住宅販売の増加で補えると説明している。早けれ […]

ハンガリーのヴァルガ経済相は14日、新築住宅に対する付加価値税(VAT)の税率を現行の27%から5%に引き下げる方針を明らかにした。減税で住宅需要を押し上げるのが狙い。税収減は住宅販売の増加で補えると説明している。早ければ来年初めから施行する。

同国のシンクタンク、サーザドヴェーグ経済研究所の試算によると、政府が減税による減収を相殺するには、年間新築数を2014年の8,358戸から3,000戸増やす必要がある。

ハンガリーの人口1万人当たりの新築数は14年に8.5戸だった。セルビアとブルガリアでは10~20戸、ウクライナとチェコでは20~30戸、新築住宅の税率が10%未満のポーランドでは37.7戸に上り、大きく水を開けられている。

ハンガリーも金融危機前は18~55戸で推移していた。サーザドヴェーグ経済研究所は、新築数を早急に年2万戸(人口1万人当たり約20戸)へ引き上げることが目標と指摘している。

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