2015/12/16

ポーランド

ポーランドのポズナンでハイテクセンター開所

この記事の要約

ポーランド西部のポズナンで先ごろ、ポズナン大学やポーランド科学アカデミー(PAN)などが設立したハイテク研究センター「WCAT(Wielkopolska Centre of Advanced Technologies)」 […]

ポーランド西部のポズナンで先ごろ、ポズナン大学やポーランド科学アカデミー(PAN)などが設立したハイテク研究センター「WCAT(Wielkopolska Centre of Advanced Technologies)」が開所した。生物医学、ナノ技術、材料科学の研究を通じ、光電子工学や医療、農業などの分野向けに新材料を開発する。投資額は2億5,150万ズロチ(約5,790万ユーロ)で、そのうち2億1,370万ズロチを欧州連合(EU)の助成で賄った。

新研究センターは敷地面積が2万平方メートルで、3つの研究棟からなる。各研究棟は生物医学・工業・植物技術センター、化学・ナノ技術センター、材料研究センターに分かれており、相互の知見を活かして新しい合成物質やナノ素材などを開発する。

WCATにはプロジェクトを主導するポズナン大学を含む5つの地元の大学の他、PANの有機化学研究所など4つの研究機関、天然繊維・医用植物研究所、ポズナン科学技術団地(PPNT)が参加している。(1PLN=30.81JPY)