東欧経済ニュース

独コンチネンタル、ハンガリーの2拠点に256億フォリント投資

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、ブダペストおよび同国西部のヴェスプレームにある拠点を拡張する計画を明らかにした。256億フォリント(7,150万ユーロ)を投じ、コネクテッドカーなど次世代の自動車モデル用の電子 […]

シュコダ自、新しい周辺情報サービスを開始

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は4日、位置情報を利用した新しい周辺情報サービスの提供を開始した。チェコを手始めに、サービスエリアを段階的に広げていく。 インフォテインメントシステムを通じて

VW、エストニアのソフト開発子会社に数百万ユーロ投資

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、エストニアの現地法人「カー・ソフトウェア・エストニア」に数百万ユーロを投資する意向を明らかにした。VWが今春首都タリンに設立した同社は、グループ全体のソフトウエア開発を

独軍需大手ラインメタル、チェコGSGと戦略提携

独軍需・自動車部品大手のラインメタルは11月26日、チェコの産業・軍需会社チェコスロヴァク・グループ(CSG)と戦術軍用車両の分野での協力について覚書(MoU)を締結したと発表した。両社は、トラックメーカー、タトラが本社

特殊ガラス大手の独ショット、ハンガリー工場に追加投資

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は4日、特殊ガラス大手の独ショットがハンガリー工場に対する135億フォリント(3,760万ユーロ)の追加投資を開始したと発表した。米ファイザー/独ビオンテック連合の新型コロナワクチン向け

エストニア、電子住民登録の収入が5千万ユーロ突破

エストニアの貿易・投資・観光促進機関であるエンタープライズ・エストニア(EAS)は1日、国外の外国人がオンラインで住民登録できるEレジデンス(電子住民登録)による政府の収入(税・手数料収入)が、制度が導入された2014年

エストニアの大学、知的財産権への投資会社を設立

エストニアのタルトゥ大学が、大学で生まれた知的財産権への投資を促すユニタルトゥ・ベンチャーズを設立する。学内研究の成果を活かす新興企業を設置し、幅広く投資を募集する。また、国内外の若い企業との提携も選択肢に入れる。 タル

ユーロ圏の消費者、コロナ禍でキャッシュレス化進む

ユーロ圏でコロナ禍を機に、消費者のキャッシュレス化が進んでいる。欧州中央銀行(ECB)が7月に実施した調査によると、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてからキャッシュレスで買い物をする機会が増えたという人が4割に上った

英政府がファイザー連合のワクチン承認、EUも月内に承認か

英政府は2日、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンの緊急使用を承認した。十分な臨床試験(治験)を経て効果、安全性が確認されたコロナワクチンの使用承認は世界初。同ワ

ポーランド国営石油PKNオルレン、メディア大手を買収

ポーランド石油最大手で国営のPKNオルレンはこのほど、独パッサウ出版グループから民間メディア大手のポルスカプレスを買収した。取引額や具体的な日程は明らかにしていない。現地経済紙『プルス・ビズネス』によれば、買収額は1億2

危機は発明の母、チェコの開発力に注目

新型コロナの流行を機に、チェコの開発力を証明する事例が増えている。政府機関や民間企業、専門家組織、学術機関らが提携してこの夏実施した「危機克服技術コンテスト」には400件以上の応募があり、さまざまな解決策が提示された。

チェコのGDP、7-9月期は前期比6.9%増

チェコ統計局(CSU)が1日発表した2020年第7-9月期の国内総生産(GDP、速報修正値)は実質ベースで前年同期比5.0%減となった。成長率が過去最悪のマイナス10.7%となった4-6月期と比べると6.9%増となり、回

トルコの11月インフレ率14%、上昇幅は予想以上

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した11月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で14%となり、前月(11.9%)から2.1ポイント拡大した。インフレ率の上昇は2カ月連続で、市場予測(12.6%)を大きく上回っ

ロシア、コロナワクチン大規模接種開始へ

ロシアのプーチン大統領は2日、国産の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の大規模な接種を12月第2週にも開始するため、関係当局に準備を指示したことを明らかにした。まず200万回分(100万人分)を用意し、医療従

ショパンは同性愛者?

スイス放送協会(SRF)が先月放送した2時間の長編ラジオドキュメンタリーが波紋を呼んでいる。というのも、ポーランドの国民的英雄であるショパンが「同性愛者だった」という内容だったからだ。 番組を制作したモーリッツ・ヴェーバ

シュコダ自の電動SUVエンヤク、本社工場で量産開始

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は11月25日、ムラダー・ボレスラフの本社工場で完全電動SUV「エンヤク」の量産を開始したと発表した。1日当たり最大350台を生産する。 同モデルはVWグルー

オートリブ、生産業務をルーマニアに移管

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは11月24日、国内ヴォーゴーダ工場の生産業務のすべてとインフレータ(ガス発生装置)開発業務を、ルーマニアとフランスの既存拠点に移管すると発表した。欧州事業の生産性向上と効率

墺保険大手VIG、蘭アエゴンから中東欧事業を買収

保険大手のウィーン・インシュアランス・グループ(VIG、オーストリア)は11月29日、蘭競合のアエゴンから中東欧事業を買収すると発表した。取引金額は8億3,000万ユーロ。これにより、VIGはハンガリーで最大手となるなど

ルフトハンザシステムズ、ハンガリー・セゲド拠点を拡張

独航空大手ルフトハンザ傘下のソフトウエア開発企業ルフトハンザシステムズはこのほど、ハンガリー南部セゲドの拠点を拡張すると発表した。従業員数を現行の17人から30人に増やす。同社はセゲド大学のIT学部と研究開発提携を結んで

独システムハウスのラチオダータ、ルーマニア同業を買収

独システムハウス大手のラチオダータがルーマニア同業アクチェサ(Accesa)を買収した。業務プロセスをデジタル化するノウハウや、業界に特化したソリューションの開発力を強化するとともに、事業の国際化を図る。取引金額は明らか

セルビア、中国と高速鉄道車両調達で交渉

セルビア政府が時速200キロメートルの高速鉄道車両の調達で中国と交渉している。モミロヴィッチ・インフラ相が11月25日、駐ベオグラード中国大使との会談後に現地タンジュク通信を通して明らかにしたもので、来年中の運行を目指す

エストニアのアニメ制作会社、ナスダック・タリンでIPO

エストニアの証券取引所ナスダック・タリンは11月27日、アニメ制作会社イメピルトが12月16日に新興企業向け市場「ファースト・ノース」で新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。最大で150万ユーロの調達を目指す。募集

東欧2カ国、「法の支配」めぐる抵抗続く

ポーランドのモラウィエツキ首相とハンガリーのオルバン首相は11月26日、ブタペストで首脳会談を行い、欧州連合(EU)がコロナ復興基金などの資金配分で「法の支配」の順守を条件とすることに反対することを確認した。復興基金を含

EU、モデルナともワクチン調達で正式契約

欧州委員会は11月25日、米バイオ医薬品企業モデルナが開発している新型コロナウイルス用ワクチンの調達について、欧州連合(EU)が正式契約すると発表した。最大1億6,000万回分を購入する。EUによる新型コロナワクチン調達

チェコ議会、新所得税法を可決―被雇用者の税負担軽減

チェコ議会は11月20日、新所得税法案を可決した。社会保険料の雇用者負担分などを含む被雇用者の総所得に対して一律税率を課すという現行の課税方法が廃止され、被雇用者が直接享受する所得のみに課税する方法が導入されるため、被雇

トルコ、時短手当を3月末まで延長

トルコのエルドアン大統領は1日、新型コロナの世界的流行(パンデミック)で打撃を受けた企業に対する賃金助成措置(時短手当)を延長する政令を布告した。年末の期限を3カ月延長するもので、給付申請を月末まで受け付ける。 賃金助成

トルコ経済のQ3成長率6.7%、景気回復が鮮明に

トルコ統計局(TUIK)が11月30日発表した2020年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP)は、前年同期比で6.7%拡大した。新型コロナによるロックダウン(都市封鎖)の影響が強かった前期の9.9%減から大きくプ

カザフスタンとハンガリー、経済協力協議で提携の可能性探る

カザフスタンとハンガリーは11月27日、政府間経済協力委員会で景気回復に向けた提携の可能性を協議した。カザフスタン投資庁によると、照明システム生産などのプロジェクトが議題に上ったほか、保健医療分野での提携に向けた覚書が交

同盟の歴史と対ロシア観

ドイツ統一から30年が過ぎたが、東西ドイツの違いがいまだに明確に現れることがある。その一つが「ロシア」に対する見方だ。西部ではロシアを「気味の悪い大国」、プーチン大統領を「怖い独裁者」とみる傾向が強いのに対し、東部ではロ

スロバキア企業連合、世界最速のスパコン開発へ

スロバキアの企業連合が世界最速のスーパーコンピューター(スパコン)の開発を目指している。プロジェクトに参加する米国の半導体メーカー、タキウムがこのほど明らかにしたもので、ドイツテレコム傘下のIT企業PosAmと、公共放送

印スイス系のアグリテックVC、トルコ食品市場に進出

印スイス系の農業ベンチャーキャピタル(VC)、パイオニアリング・ベンチャーズはこのほど、トルコの食品市場に参入する意向を明らかにした。現地紙『ヒュリエットデイリー』によると、同社は現地に子会社「DistriCoアナトリア

マレーシアのeラーニング企業、エストニアを増強

マレーシアのeラーニング企業、マインドバレーはこのほど、エストニア事業を強化する方針を明らかにした。首都タリンの拠点を拡張し、従業員数を現在の25人から大幅に増員する。学費負担の少ない大学教育を世界中で提供することを目指

ズベル、AIマーケティングの新興企業に資本参加

ロシア国営の金融・テクノロジー大手ズベル(旧ズベルバンク)はこのほど、ブランド経営・管理ツール開発の新興企業ウォッチアウトAIの株式8%を取得した。昨年のシード投資(1,000万ルーブル)を株式に転換するもので、ウォッチ

ズベルバンクとメール・ル、合弁事業で意見対立

ロシア最大手銀行で国営のズベル(旧ズベルバンク)と国内IT大手メール・ル(Mail.ru)が、合弁事業に関する方針の一致に苦心している。経営に関する決定権や総合サービスの構築基盤といった根幹にかかわる問題で歩み寄りがみら

ウクライナの英語教育エドテック企業、500万ドルの調達に成功

子供向け英語教育を提供するウクライナのエドテック・スタートアップ、オールライトはこのほど、シリーズA(アーリー期)のラウンドで500万米ドルを調達したことを明らかにした。調達資金は人工知能(AI)による講師の代替やグルー

ソーシャルアプリ開発 ラトビア

ジェネレーションZ(Z世代=1990年代半ばから2010年代初頭生まれの若年層)向けに同名のソーシャルアプリを開発している。同アプリは匿名でのやり取りを前提としており、Z世代に多いSNSの悪影響を避ける工夫がなされている

東欧で企業国有化を求める声高まる=EBRD調査

欧州復興開発銀行(EBRD)がこのほど発表した旧社会主義諸国の体制転換後の現状に関する報告書によると、これら諸国の国民の45%が経済における国家の役割の拡大と企業の国有化を求めていることがわかった。背景には所得と資産が一

ブルガリア、ロックダウン再導入を検討

ブルガリアのコスタディン・アンゲロフ保健相が新型コロナの流行抑制に向けて、ロックダウン措置を再導入する方針だ。また、緊急事態を来年3月まで4カ月間延長することも狙う。27日の閣議決定を得て、来月1日の発効を目指す。 ロッ

欧州復興開発銀、トルコでサプライチェーン金融開始

欧州復興開発銀行(EBRD)は17日、トルコ企業を対象とするサプライチェーン・ファイナンス(SCF)を開始すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた企業を支援するのが目的。企業の規模を問わず資金を供給する。

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