東欧経済ニュース

ポーランド6月インフレ率3.3%、4カ月ぶり上昇

ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した6月の消費者物価指数は前年同月比で3.3%上昇し、上げ幅は前月から0.4ポイント拡大した。インフレ率の上昇は4カ月ぶり。原油価格の値上がりで燃料費が上昇したことが大きい。 自 […]

PKNオルレン、重油熱分解装置で石油精製品の生産拡大

ポーランド石油化学最大手のPKNオルレンはこのほど、同国中部のプウォツク製油所で重油熱分解(Visbreaking)装置の設置作業を開始したと発表した。利益率の高いガソリンやディーゼル油を精製する目的。新装置による生産開

エアバス・ヘリコプターズ、ハンガリーで部品製造の合弁設立

欧州航空宇宙大手エアバスの仏子会社エアバス・ヘリコプターズは17日、ハンガリー南東部のジュラに部品製造の新会社「エアバス・ヘリコプターズ・ハンガリー」を設立したと発表した。ハンガリー国営の航空産業プロジェクト企業との合弁

チェコ、工場立地評価で世界4位に=C&Wリポート

米系の不動産サービス企業クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)が先ごろ公表した最新の「グローバル製造業リスクインデックス(MRI)」レポートで、チェコが中国、米国、インドに次ぐ世界4位、欧州で1位の

チェコの1-3月賃金上昇率5%、16年以降で最低

チェコの今年第1四半期(1-3月期)の平均月額賃金は前年同期比5%増の3万4,077コルナ(約1,280ユーロ)で、2016年以降で最低の上昇率となった。また、インフレ率を考慮した実質上昇率も1.4%と、2013年末以降

トルコの5月鉱工業生産19.9%減、下げ幅は前月から縮小

トルコ統計局(TUIK)が13日発表した5月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で19.9%の減少にとどまった。新型コロナ流行を受け導入された制限措置の緩和が進んだことから、下げ幅は前月の31.3%減から11.4

新型コロナ治療薬「アビガン」、トルコが国産化

トルコが新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の治療薬候補として注目される「アビガン」の国産化に成功した。14日付の現地紙『デイリー・サバ』が報じたもので、今月に入って同国の保健省が国内で生産されたアビガンを承認し

トルコ発電船大手、シエラレオネ電力公社と5年契約

トルコの発電船大手カルパワーシップは14日、シエラレオネ国営電力供給会社(EDSA)と新たに5年間の発電契約を交わしたと発表した。取引額は明らかにしていない。投入する発電船は重油または液化天然ガス(LNG)を燃料とする。

露ネット通販大手のアリエクスプレス、数年内のIPOを計画

ロシアのネット通販大手アリエクスプレス・ロシアは2022年度中に総取扱高(GMV)100億ドルの達成を目指す意向だ。セルゲーエフ最高経営責任者(CEO)がこのほどロイター通信に対し述べたもので、今後3年から5年以内に新規

トルコ建設大手エンカ、タタールスタンにCCGT発電所を設置

トルコの建設・エネルギー会社エンカ(Enka)はこのほど、ロシアの石油・ガス企業タトエネルゴとの間で、タタールスタン共和国のザインスク発電所にガスタービン・コンバインドサイクル発電所(CCGT)を設置する事業のターンキー

ガスプロム1-3月決算は減収減益、赤字額1,160億ルーブル

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムが14日発表した2020年第1四半期(1-3月期)決算は、最終利益が前年同期の5,360億ルーブルから1,160億ルーブル(16億4,000万ドル)の赤字に転落した。赤字決算とな

トルコ製人工呼吸器、カザフで現地生産へ

トルコの技術ベンチャー企業バイオシス(BioSys)が人工呼吸器のカザフスタンでの現地生産を検討している。新型コロナウイルスの流行でカザフスタンでも人工呼吸器の需要が高まっているためだ。同国投資庁のカザフインベストが14

カザフスタン、人工授精事業でドイツ企業と提携

カザフスタンの投資誘致機関であるカザフインベストが17日明らかにしたところによると、独畜産会社コッセン・ライブストックが現地のカザフスタン・ブル・ジェネティクスと、牛の人工授精事業で提携する計画だ。すでに基本合意書を交わ

10年ぶりの男の子~ポーランド

チェコ国境に近いポーランドのミエイスツェ・オドジャンスキエ村。人口300人のこの村で、1カ月ほど前にバルトシュ君が生まれ「男の子で良かった!」と村中が喜んでいる。これだけ聞くと「男尊女卑か?」と疑われるが、それは違う。実

クラウドストレージサービス開発 ブルガリア

映像業界など膨大なデータ量を扱う業種向けにストレージエリアネットワーク(SAN)※の管理ツールを開発・提供している。メディア・エンターテインメントをはじめ、セキュリティ目的の監視、大規模なIT企業、自前のシステムでは不足

20年のユーロ圏成長率、マイナス8.7%に下方修正=欧州委

欧州委員会は7日に発表した夏季経済予測で、ユーロ圏の2020年の域内総生産(GDP)実質伸び率をマイナス8.7%とし、前回(5月)の同7.7%から1.0ポイント下方修正した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が前回の予測時

ブルガリアとクロアチアのERM2参加が承認、ユーロ導入へ前進

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)と欧州中央銀行(ECB)は10日、ブルガリアとクロアチアがユーロ導入の前段階である欧州為替相場メカニズム(ERM2)に参加することを承認したと発表した。両国はユーロ導入へ大きく前進。実

ポーランド、EV購入助成プログラム開始

ポーランドが電気自動車(EV)の普及拡大のため購入助成プログラムを立ち上げた。予算は約3,300万ユーロで、気象省と環境保護・水経済基金がプログラムを運営する。助成金の申請期間は6月26日から7月31日まで。 消費者向け

シュコダ自、ワークピース補充を自動化

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は13日、ヴルフラビー工場における生産自動化が前進したと発表した。CNC切削加工ラインのワークピース(原材料)補充を自動化するもので、シュコダ自では「『インダ

シュコダ自、19年の特許数がチェコ企業最多に

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7日、2019年の特許申請数が同国企業の中で最多となったことを明らかにした。申請数は94件で、17年から倍増した。国内の研究機関も合わせた全体の順

FCAセルビア、クラグエバツ工場の生産再開

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモビールズ(FCA)のセルビア子会社FCAセルビアは7日、中部クラグエバツ工場の操業を再開した。当初は2シフト制で対応する。同工場は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月1

自動車エンジニアリングの独エダック、トルコに拠点設立

ドイツ自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)は10日、トルコ初の拠点を設立したと発表した。現地顧客へのサービス強化が狙い。 立地はコジャエリ県ゲブゼ地区のITパーク「ビリシム・ヴァディシ」でオフィス面積は600平方メ

ロシア新車販売、6月は14.6%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は7日、同国の2020年6月の新車(乗用車・小型商用車)販売が12万2,622台となり、前年同月に比べ14.6%減少したと発表した。1~6月の累計は、前年同期比23.3%減の63万5,9

ポーランド大統領選、決選投票で現職が当選

ポーランドで12日行われた大統領選挙の決選投票は、与党・法と正義(PiS)が推薦する現職のアンジェイ・ドゥダ候補(48)が中道右派の野党・市民連合(KO)のラファウ・チャスコフスキ候補(48)を僅差で破り、続投を決めた。

ポーランド、運輸ハブの整備計画を推進

ポーランド政府はコロナ危機の中でも、新空港・鉄道路線の整備計画「連帯運輸ハブ(CPK)」を予定通り推進する。投資総額が230億ユーロに上る同計画を実施することで、経済の再始動にはずみがつくとみる。投資資金の多くを政府が支

ハンガリーの6月インフレ率2.9%、5カ月ぶり上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%増となり、上げ幅は前月から0.7ポイント拡大した。インフレ率の上昇は5カ月ぶり。原油価格の値上がりで燃料費が上昇したことが大き

通信大手の仏オレンジ、スロバキアで5G周波数免許を買収

仏通信大手オレンジが、スロバキアの競合スワンから次世代移動通信(5G)向け周波数帯の事業免許を買収した。取引価格は明らかにされていない。昨年のスロバネットとの取引に続くもので、同国における5Gサービス開始への準備をさらに

中国海信傘下のゴレニア、スロベニアに新研究拠点開設

中国家電大手の中国海信集団(ハイセンス)のスロベニア子会社ゴレニアは8日、同国のベレニエに研究開発センターを開設したと発表した。調理機器や自動食器洗浄機に関する全社的な研究開発拠点として運営する。同社はすでに6月末から米

独航空機エンジンMTU、セルビア整備工場の稼働延期

航空機エンジン大手の独MTUエアロ・エンジンズが、セルビアに計画中の新整備工場の稼働開始を延期する。現地情報ポータル『タンゴシックス』が8日、同社関係者の情報として報じたもので、新型コロナ危機の影響で2022年半ばの当初

エストニアとシンガポール、デジタル化で世界的提携を呼びかけ

エストニアのレインサル外相は1日開催された「電子政府・サイバーセキュリティに関する国連友好国グループ」の世界ビデオ会議で、世界のデジタル化推進に向けた「デジタル宣言」の採択を世界各国政府に呼び掛けた。コロナ危機の経験を踏

ラトビアがCERNの準加盟国入りに前進、21年の加盟目指す

スイスに拠点を置く欧州原子核研究機構(CERN)は先ごろ、ラトビアを準加盟国として迎えるための審査を行う作業部会を立ち上げることを決定した。ラトビア政府が明らかにしたもので、準加盟国となるのは2021年の半ばになる見通し

リトアニア中銀が仮想通貨を発行、ユーロ圏初の試み

リトアニア銀行(中央銀行)が独自の仮想通貨を発行する。「LBCOINs」と呼ばれるもので、中央銀行による仮想通貨の発行はユーロ圏初の試みだ。当初はデジタルトークン(証票)2万4,000単位を発行し、今月半ばに先行販売を開

ロスアトム、世界最大の原子力砕氷船を建造

ロシア原子力公社(ロスアトム)の子会社ロスアトムフロートはこのほど、ズヴェズダ造船所で出力120メガワット(MW)の大型原子力砕氷船「ロシア」の建造が始まったと発表した。北極海東部航路の通年運航を可能にする目的で、完成後

ベラルーシのハイテクパーク、新たに71社が入居

ベラルーシのハイテクパークに新たに71社が入居する。内訳は保健、物流、フィンテック、電子商取引(EC)、コンサルティング、ゲーム開発、農業の各分野向けソフトウエア開発に特化した企業で、同パークで操業する企業は957社に増

ナチスの財宝を探せ!~ポーランド

ナチス・ドイツが第二次世界大戦末期にポーランドの下シレジア地方に「財宝」を隠したという伝説は有名だが、その隠し場所についての新説が世間を騒がせている。オポーレの団体「シレジアの橋」が、「親衛隊員エゴン・オレンハウアー日記

機械学習利用のQA業務支援ツール開発 ポーランド

ソフトウエアやITサービスのQA(品質保証)業務向けに、システムのリグレッションテスト※について機械学習を用いて最適化するツールを開発している。同社が提供するのは、ソフトやサービスの開発から動作チェック、実際の運用への準

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