東欧経済ニュース

オランダ産業機械大手、ポーランド工場を拡張

●タイヤおよび製薬業界における受注好調を受けたもの ●オランダと中国の工場を含め、全社的に製造活動を増強 産業用ハイテク機械大手のVMI(オランダ)は16日、ポーランド西部レシュノの工場を拡張したと発表した。タイヤおよび

「空飛ぶ車」のエアロモービル、破産申請へ

●投資市場のネガティブな状況により資金獲得に失敗と説明 ●今後は規模を縮小して「空飛ぶ車」事業を継続するもよう 「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービル(AeroMobil)は20日、研究開発の継続に向けた新たな

ポーランド政府系企業、英ロールスロイスとSMRで提携

●水素生産への活用や、SMRの国内生産も視野に入れる ●ロールスロイスのSMRは加圧水型で、出力は470MWe ポーランドの国営産業グループ、インダストリア(Industria)が小型モジュール炉(SMR)の国内導入に向

エストニアのバイオテクノロジー企業が100万ユーロ調達

●アイオ社はおがくずから食用油脂を作り出す技術を手掛ける ●新開発の発酵菌「レッドバグ」が油脂を生み出す おがくずから食用油脂を作り出す技術を手がけるエストニアの新興企業アイオ(AeIO)テックがこのほど、100万ユーロ

AGCがロシア撤退、事業譲渡を検討

●事業継続を前提に譲渡先を選定する方針 ●昨年のロシア事業の売上高は400億円、営業利益は78億円 ガラス大手AGCは8日、ロシア事業の譲渡の検討を開始したと発表した。事業継続を前提に譲渡先を選定する方針。これに伴い20

ルーマニア中銀が金利据え置き、政策金利7%

●景気減速が予想される中、高金利を維持しインフレを押し下げる ●昨年12月のインフレ率は16.37%、2カ月ぶり低下 ルーマニア中央銀行は9日、政策金利を7%で据え置くことを決めた。景気の減速が予想される中、高金利を維持

ポーランドGDP、10-12月は2%増

●増加は8四半期連続、伸び幅は前期から1.6ポイント低下 ●同国経済は「ハンガリーやチェコより持ちこたえている」 ポーランド中央統計局(GUS)が14日発表した10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は

露とミャンマーが原子力協定に調印、SMR導入などで協力

●「原子力の平和利用」に向けた政府間協力を通じて進める ●核技術を導入する「ミャンマーに感謝」=ロスアトム社長 ロシアとミャンマーは6日、新たな原子力協定に調印した。昨年9月に結んだ原子力提携合意に続くもので、「原子力の

EU首脳会議、ウクライナへの支援継続と対ロ追加制裁を確約

●ゼレンスキー大統領の欧州歴訪に合わせ ●同大統領はEU早期加盟に向け、年内に交渉を始めたい考え ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、欧州連合(EU)首脳会議に出席し、同国への侵略を続けるロシアに対抗するため軍事支援の

セルビア中銀が11会合連続で利上げ、政策金利5.5%に

●12月インフレ率は15.1%、さらなる上昇を予想 ●利上げによりインフレ期待を抑え、物価を安定させる セルビア中央銀行(NBS)は9日、政策金利を0.25ポイント引き上げ、5.5%に設定した。インフレ率のさらなる上昇が

ロシア中銀、3会合連続で金利据え置き

●金利7.5%に据え置き、景気テコ入れを図るため利上げを見送り ●インフレ率は8カ月連続で低下 ロシア中央銀行は10日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。据え置きは3会

アドリア海北岸の水素集積地創設、EUが2,500万ユーロ助成

●スロベニアのエネ大手HSEが主導し、官民の計34社・機関が参加 ●期間は6年、グリーン水素の年産能力5,000トン強の整備を予定 アドリア海北岸地域に水素産業の集積地を構築する「北アドリア水素バレー」プロジェクトが、欧

ロシア新車販売、1月は63.1%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2023年1月の新車販売(乗用車・小型商用車)が3万2,499台となり前年同月に比べ63.1%減少したと発表した。 首位のアフトワズ(ラーダ)は、1月の販売が1万7,468

「永遠の化学物質」を禁止、5カ国がEUに提案

●早ければ2026年に新ルールが施行される可能性 ●化学業界団体は禁止法案に対し例外規定を設けるよう要求 ドイツなど欧州5カ国は7日、永遠に残る化学物質と呼ばれるPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアル

穀物監視ソリューション開発 Grain Monitor(ハンガリー)

貯蔵穀物の監視システムを開発している。害虫やカビ類の発生条件となる湿度や温度管理を行うためのソリューションで、無線通信機能を搭載した「プローブ」(探針)を穀物に設置し、貯蔵環境の温度や湿度に関するリアルタイムのデータを提

印フラッシュ、スロベニアのEVモーター企業と提携

●提携先のGEM社はインホイールモーターを手掛ける ●両社のブランドで、出力1~15kWのモーターをインドで生産 インドの自動車部品メーカー、フラッシュ・エレクトロニクスが電動車(EV)向けインホイールモーターの開発を手

ポーランド中銀が金利6.75%で据え置き、5会合連続

●景気が減速する中、高金利を維持しインフレを押し下げる ●中銀は供給網の改善により物価上昇圧力が抑えられていると指摘 ポーランド中央銀行(NBP)は8日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くこと

トルコの1月インフレ率57.7%、3カ月連続で低下

●縮小は前年同月が高水準だったことによるベース効果が大きい ●同国中銀は金利を一桁台まで引き下げ トルコ統計局(TUIK)が3日発表した1月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で57.68%となり、前月の64.

ポーランドが合成ゴム輸入禁止を提案、対ロシア制裁強化で

●輸入禁止は欧州タイヤ業界に吹く逆風を強めることに ●合成ゴムのロシア依存が下がるに従い仕入れ価格は大幅に上昇 ポーランドが欧州連合(EU)の対ロシア制裁に合成ゴムの輸入禁止を盛り込むことを働きかけている。ロシアの対ウク

アナドルいすゞ、国内部品メーカーからフレーム事業を買収

●バス、ミニバスでFZKの生産技術が力になるとみる ●今後は新モデル導入と併せ代替燃料モデルも投入していく トルコ商用車大手のアナドルいすゞが、国内自動車部品メーカーFZKからフレーム事業を買収する。成長戦略に基づき、生

中東欧経済、今年は0.1%増=WIIW予測

●ロシアとハンガリーのみ景気後退の予想 ●ESEEのEU加盟国成長率は平均1%と、ユーロ圏の0.2%を上回る ウィーン国際比較経済研究所(WIIW)がこのほど発表した最新の経済予測は、高インフレやエネルギー危機といった事

チェコ中銀が5会合連続で金利据え置き、高金利を当面維持

●インフレ率は1月に20%まで上昇する見込み ●インフレ目標2%の達成に向け、当面は7%の高金利を維持 チェコ中央銀行(CNB)は2日、主要政策金利である14日物レポ金利を7%に据え置くことを決めた。据え置きは5会合連続

侵攻後初のEU・ウクライナ首脳会談、EU加盟時期は示さず

●ウクライナは2年以内の加盟実現を目標に掲げる ●「ウクライナには達成すべきゴールがある」=欧州委員長 欧州連合(EU)のミシェル大統領と欧州委員会のフォンデアライエン委員長は3日、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー大

トルコの水素生産計画、35年までに1kg当たり2.4ドルを目標

●輸入に依存する電解技術は10年以内の内製化を目指す ●太陽光発電は35年までに設備容量5万2,900MWに達する見込み トルコ政府はこのほど発表した水素計画のロードマップで、2035年までにクリーン水素を1キログラム当

フィンランドとエストニアに水素産業クラスタを形成

●同計画はEUが進める脱炭素化の一環で、期間は5年 ●バルト海沿岸9カ国から44企業が参加し、今夏の始動を目指す フィンランドとエストニアに水素産業の集積地を構築する「バルティックシーH2」プロジェクトの準備が進められて

創薬支援AIプラットフォーム開発 Molecule.One(ポーランド)

創薬支援の人工知能(AI)プラットフォームを開発している。創薬標的(化合物・化合物質)を合成するための最も効率的なプロセス(経路)の決定をサポートするとともに、数ある化合物の有用性をAIが見積もることで医薬品の迅速な開発

チェコのシュコダ自が生産調整、半導体部品不足で

●国内3工場でシフトを削減、生産中止は行わない ●今年下期に生産状況は改善と予想 独フォルクスワーゲンのチェコ子会社、シュコダ自動車が生産調整を行う。同社労働組合が2日明らかにしたもので、半導体部品の不足が理由。生産中止

日立エナジー、ロシアから撤退

●同国事業を現地経営陣に売却し、全ての活動から手を引く ●新事業会社と同社との間に資本関係はない 日立エナジーは1月31日、ロシア市場からの撤退を発表した。ウクライナへの軍事侵攻を受けたもので、ロシア事業を現地経営陣に売

独ボイゼンがハンガリー工場を建設、EV部品をBMWの工場に供給

●EV用のバッテリーハウジングなどを生産する予定 ●同社にとりEV部品のみを生産する初の拠点に 自動車用排ガスシステムを手掛ける独ボイゼンがハンガリー東北部のニーレジハーザに工場を建設している。近在のデブレツェンに建設中

セルビアとのガス接続菅、ブルガリア領の敷設工事が開始

●全長170キロのパイプライン、輸送能力は18億立方メートル ●欧州委は総工費8,550万ユーロの大半を拠出 ブルガリアで1日、セルビアと自国の天然ガス輸送網を結ぶ接続管(インターコネクタ、IBS)の敷設工事が始まった。

日本製紙がハンガリー子会社設立、車載電池材料を供給

●負極材料となるCMC製品「サンローズMAC」の供給体制を強化 ●ハンガリーと日本の2拠点体制で増大する需要に対応 日本製紙は6日、ハンガリーのブダペストに電気自動車(EV)用リチウムイオン電池(LiB)材料の製造・販売

アグリテック・ソリューション開発 DG Systems(ジョージア)

温室栽培を最適化するシステムを開発している。イチゴやハーブ、レタスなどの小型野菜に適したソリューションで、温室空間全体をくまなく活用することで生産性を最大化しつつ、植生に悪影響を与えることなく作業できるようにする。システ

明治乳業、ブルガリアにR&D拠点を計画

●協力関係にあるLBブルガリクムと共同で設置 ●開発した新製品は2025年の大阪・関西万博で紹介する予定 明治乳業がブルガリアに研究開発(R&D)センターを設置する。同国経済産業省がこのほど発表したもので、「ブルガリア菌

ポーランドPKNオルレン、米センプラからLNGを長期調達

●「ポートアーサーLNG」から年100万トンを20年間に渡り購入 ●オルレンの米国産LNGの調達契約総量は年間約800万トンに拡大 ポーランド石油最大手PKNオルレンは1月25日、米エネルギー企業センプラの子会社センプラ