マクロ経済

今年のユーロ圏成長率は1.6%、IMFが大幅に下方修正

国際通貨基金(IMF)は20日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2011年の予想成長率を1.6%とし、前回予測(6月)の2%から大幅に下方修正した。ギリシャなどの財政危機が深刻化していることを受けたもので、2 […]

ECBの国債買い入れ、前週は98億ユーロに後退

欧州中央銀行(ECB)は19日、前週(8~14日)に流通市場で買い入れたユーロ圏の国債が総額97億9,000万ユーロ相当に上ったことを明らかにした。買い入れ額は前々週の140億ユーロを下回る規模に後退した。 \ ECBは

S&Pが伊を1段階格下げ、財政不安を懸念

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は19日、イタリアの長期信用格付けを「シングルAプラス」から1段階引き下げ、「シングルA」にしたと発表した。財政不安が深刻化する懸念が強まっていることや景気減

インフレが加速・8月の消費者物価3.6%上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.6%のプラスとなり、7月の同プラス3.1%からインフレが加速した。市場は3.5%の上昇を予想していた。 \ 品目別では食品が6.

スロバキアの8月インフレ率、今年最高の4%

スロバキア統計局が12日発表した8月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比4%で、5月と並ぶ今年の今年の最高水準となった。 \ 上昇率が最も高かったのは交通費の6.3%で、住宅・水道・光熱費が5.6%でこれに続いた

ルーマニアのインフレ率、8月は4.25%

ルーマニア国家統計局(INS)が12日発表した8月の消費者物価指数は前年同月比で4.25%上昇した。7月の上げ幅4.85%を下回り、2010年3月以来の水準に低下した。豊作に伴う食糧在庫の増加や増税の影響が薄れたことなど

生産者物価が1年8か月ぶりに低下、8月は前月比-0.3%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年8月の生産者物価指数は前月比の変動率がマイナス0.3%となり、2009年12月以来1年8か月ぶりに低下した。世界経済の減速を受けて石油価格が1.9%低下したことが大きい。インフレ

ロシア中銀、4カ月連続で金利据え置き

ロシア中央銀行は月14日、主要政策金利であるリファイナンス金利を4カ月連続で8.25%に据え置くことを決定した。また、翌日物レポ金利は0.25ポイント引き下げて5.25%、翌日物預金金利は0.25ポイント引き上げて3.7

Lufthansa

航空大手の独Lufthansaは20日、2011年の業績予測を下方修正した。8月の乗客数が少なかったほか、景気の先行き不透感も増しているためで、営業利益で前年実績の8億7,600万ユーロを上回るとした目標の達成を断念。「

工作機械業界、生産成長率予測30%に据え置き

ドイツ工作機械工業会(VDW)は19日、独業界の2011年生産成長率を従来予測の30%に据え置いた。景気はピークを過ぎたものの、受注残高が大きいためだ。主要顧客産業の投資意欲が依然として高いこともプラス材料としている。

ポーランド8月鉱工業生産8.1%増、金属・自動車がけん引

ポーランド中央統計局(GUS)は19日、8月の鉱工業生産(建設業を除く、速報値)が名目ベースで前年同月に比べ8.1%拡大したと発表した。金属および自動車業界がけん引し、ブルームバーグ通信アナリスト予想中央値の2.7%を大

8月の消費者物価4.3%上昇

ポーランド中央統計局(GUS)が12日した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.3%の上昇となり、7月の4.1%から伸びが加速した。市場予想は4.2%のプラスだった。ポーランドでは、欧州債務危機の影響による景気

7月の経常赤字、やや縮小

ポーランド国立銀行が12日発表した2011年7月の同国の経常収支は16億1,100万ユーロの赤字となり、前年同月の17億1,000万ユーロから赤字幅はやや縮小した。貿易収支が12億ユーロ、所得収支が11億2,000万ユー

日米欧5中銀がドル資金供給で協調、欧州債務危機に対応

欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行、スイス国立銀行、日本銀行は15日、米連邦準備制度理事会(FRB)と協調して、各国の金融機関に年越しのドル資金を供給するオペを実施すると発表した。欧州の債務危機を受けて、金融市場で

欧州委員長がユーロ共同債構想支持、近く選択肢提示へ

欧州委員会のバローゾ委員長は14日、財政危機国がドイツなどの信用力を利用して資金を調達できるようにする「ユーロ共同債」発行構想の実現を目指す意向を表明した。近く複数の選択肢を提示するとしている。 \ EUはギリシャの財政

ECBの国債買い取り、引き続き高水準

欧州中央銀行(ECB)は12日、前週に総額約140億ユーロのユーロ圏国債を流通市場で買い入れたことを明らかにした。買い入れ額は前々週の133億ユーロを上回る水準で、財政危機に直面する国の国債を買い支えるため引き続き大規模

8月のユーロ圏インフレ率、確定値も2.5%

EU統計局ユーロスタットが15日発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は速報値と同じ前年同期比2.5%となり、前月と同水準だった。欧州中央銀行(ECB)が上限目標値とする2%を9カ月連続で上回ったもの

ユーロ圏鉱工業生産指数、7月は1%上昇

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で1%上昇し、前月の0.8%低下からプラスに転じた。中間財、資本財、耐久消費財が伸びを記録した。(表参照) \ EU27カ国ベ

ECBシュタルク理事が辞任、国債買い入れに抗議か

欧州中央銀行(ECB)は9日、シュタルク専務理事(ドイツ出身)が任期途中で辞任すると発表した。「個人的な事情」を理由としているが、ECBによるユーロ圏国債購入に抗議した辞任との見方が広がっている。 \ シュタルク専務理事

ドイツ経済の減速鮮明に、研究機関は成長率予測引き下げ

ドイツ経済の減速を示すデータが増えてきた。景気のけん引車である輸出は7月以降、増加幅が大きく縮小。輸入物価や卸売物価も上げ幅は低下傾向にある。Ifo企業景況感指数は7月から2カ月連続で悪化しており、主要研究機関は最近、国

輸出減速、前月比は2カ月連続で減少に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の輸出高は前年同月比4.4%増の859億ユーロとなり、増加幅は2カ月連続で1ケタ台にとどまった。世界経済減速の影響が反映された格好で、営業日数と季節要因を加味した前月比の実質で

卸売物価の上げ幅、6.5%まで縮小

ドイツ連邦統計局が9日発表した2011年8月の卸売物価指数(2005年=100)は前年同月比の上昇率が6.5%だった。上げ幅は依然として大きいものの、前月の同8.2%から大きく低下。ピーク時の3月(10.9%)からは4.

7月製造業売上4.1%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)と急増し、6月の同0.1%減(修正値)から大幅に改善した。プラス成長は3カ月ぶり。国内売上が4.

ポーランド中銀、金利据え置き

ポーランド中央銀行(NBP)は7日、政策金利である7日物レファレンス金利を4.5%に据え置くことを決定した。インフレが落ち着く一方で、景気後退の懸念が出てきたことに対応する措置。NBPは今年1月から6月にかけて4回にわた

Deutsche Bank

独最大手銀行のDeutsche Bankは9日、法人・機関投資家向けビジネス(CIB)と個人・資産運用ビジネス(PCAM)を合わせた税引き前利益で100億ユーロを確保するとした目標の実現が難しくなったことを明らかにした。

鉱工業生産、7月は2.7%上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が7日発表した7月の鉱工業生産指数(速報値、稼働日調整済み)は前年同月から2.7%上昇し、前月の1%から伸びが加速した。自動車生産の増加が寄与した。前月比では0.8%の上昇となり、前月の0.

チェコ、7月貿易黒字が今年最高に

チェコ中央統計局が6日発表した7月の貿易収支(速報ベース)は、黒字が前年同月を108億コルナ上回る140億コルナに達し、今年最高となった。7月は例年、自動車、機械、工業製品の輸出が好調で、2008年から黒字を確保している

チェコの8月インフレ率、マイナス0.3%

チェコ統計局が9日発表した8月のインフレ率は前月比でマイナス0.3%となった。食品・非アルコール飲料の価格が大幅に低下し、インフレ圧力が弱まった。前年同期比ではプラス1.7%で、前月と同じ上げ幅となった。 \ 食品・非ア

セルビアが利下げ、11.25%に

セルビア国立銀行は8日、政策金利である14日物レポ金利を11.75%から11.25%へ引き下げた。輸出減速で経済見通しが悪化する一方、インフレ懸念が弱まったことを受けたものだ。今後の金利判断のポイントとしては、国際情勢の

トルコの4-6月期GDP、8.8%成長

トルコ統計機構(TurkStat)は12日、2011年4-6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比で8.8%拡大したと発表した。これは市場予想の6.8%を大幅に上回る水準だ。前期比では季節調整後で1.3%増加した。アナリ

欧州中銀が利上げ終了か、インフレより景気対策優先

欧州中央銀行(ECB)は8日の定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.5%に据え置くことを決めた。トリシェ総裁は記者会見で、インフレより景気見通し悪化の懸念を強調したことから、市場ではE

ECBが国債買い入れ拡大、金融市場の動揺続く

欧州中央銀行(ECB)は5日、前週に流通市場で総額133億ユーロのユーロ圏国債を買い入れたと発表した。信用不安の深刻化が懸念されるイタリア、スペインの国債を買い支えたもよう。買い入れ額は減少傾向にあったが、前々週の66億

4-6月期のユーロ圏GDP、個人消費がマイナスに

EU統計局ユーロスタットは6日、2011年4-6月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。前期比のGDP伸び率はユーロ圏、EUとも0.2%で、8月中旬発表の速報値と変わらず。前年同期比ではユーロ圏が1.6%、EUが

ユーロ圏小売業、7月も低迷

EU統計局ユーロスタットが5日発表したユーロ圏の7月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で0.2%減となり、3カ月連続で低迷した。前月は0.7%減だった。(表参照) \ EU27カ国ベースの売上高も0.2%減

4-6月期の国内投資は6.5%減

ハンガリー中央統計局(KSH)が8月31日発表した2011年4-6月期の国内投資額は前年同期比6.5%減の9,346億2,000万フォリントとなり、14四半期連続でマイナスを記録した。設備投資は4.5%増の4,103億6

チェコ小売売上高、7月も停滞

チェコ統計局(CSU)が2日発表した7月の小売売上高(季節・労働日数調整済)は前月比でゼロ成長となった。労働日数調整済みの売上高は前年同月比0.1%増。未調整値では1.7%減となり、2カ月連続で低下した。労働日数が前年同

4-6月期のチェコ実質賃金は0.7%増

チェコ統計局(CSU)が5日発表した今年4-6月期の賃金統計によると、平均賃金(月額)は前年同期比2.5%増の2万3,984コルナとなった。同期の物価上昇分(1.8%)を調整した実質伸び率は0.7%増。季節要因調整済みの

チェコ鉱工業生産、7月は4.4%増

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2011年7月の鉱工業生産高は名目ベースで前年同月比4.4%増となり、6月の7.9%(確定値)から大きく減速した。季節調整値では前年同月比6.8%、前月比0.1%の増加だった。新規受注

スロベニア、Q2成長率は0.9%に減速

スロベニア統計局が8月31日発表した今年4-6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比0.9%増となり、上げ幅は前期の2.3%から大きく縮小した。同国が加わるユーロ圏の信用不安で欧州経済の先行きが不透明になり、欧州向けの生

スイス経済減速、第2四半期成長率0.4%に

スイス経済省経済管轄局(SECO)が1日発表した2011年第2四半期の国内総生産(GDP)は前期比の実質成長率が0.4%となり、第1四半期の同0.6%から鈍化した。スイスフラン高の直撃を受けた格好で、成長率は経済・金融危

7月小売売上、実質1.6%減少

ドイツ連邦統計局が8月31日発表した2011年7月の国内小売売上高(速報値。自動車販売店を除く)は前年同月を名目で0.5%下回り、インフレ率を加味した実質では1.6%減少した。営業日数が26日で前年より1日少なかったこと

製造業受注、7月は実質2.8%減に

ドイツ連邦経済省が6日発表した2011年7月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.8%減となり、4カ月ぶりに低下した。国外受注が好調だった前月の反動で7.4%減少し足を強く引っ張った格好。特にユ

財政赤字の対GDP比率、上期は0.6%に急低下

ドイツ連邦統計局が1日発表した連邦、州、市町村、社会保険機関の2011年上半期の財政赤字は計72億ユーロとなり、国内総生産(GDP)に対する割合は前の期(2010年下半期)の5.4%から大幅に低下した。好景気を背景に税収

8月失業者数、実質は減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が8月31日発表した同月の失業者数は294万5,000人で、前月から5,000人増加した。人口の多い州が夏季休暇に入ったことが反映された格好で、季節要因を加味した実質の失業者数は8,000人減少し

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