化学

日本製紙がハンガリー子会社設立、車載電池材料を供給

●負極材料となるCMC製品「サンローズMAC」の供給体制を強化 ●ハンガリーと日本の2拠点体制で増大する需要に対応 日本製紙は6日、ハンガリーのブダペストに電気自動車(EV)用リチウムイオン電池(LiB)材料の製造・販売 […]

アフトワズが塗料不足、「ラーダ」の選択肢は2色だけに

ロシア自動車最大手のアフトワズが塗料不足に陥っている。対ウクライナ侵攻を機に発動された欧米諸国らによる制裁が原因だ。欧州サプライヤーから調達できなくなる一方で、それに代わる取引先を見つけられていない。国内生産が非常に少な

関西ペイント、独塗料メーカーを買収

関西ペイントは2日、独同業CWSラックファブリク(CWSグループ)を買収したと発表した。成長分野への積極投資を通して事業ポートフォリオを強化し、B2Bビジネスへのシフトを進める戦略に沿った措置。オーストリア子会社カンサイ

三菱製紙、独工場を投資会社に売却

三菱製紙は1月30日、独北部のフレンスブルクにある工場を同国の投資会社カンタム・キャピタル・パートナーズに売却すると発表した。エネルギー価格の高騰など収益が圧迫されていることを受けた措置。昨年8月に同工場の事業からの撤退

「ポールスター2」改良モデル、初の後輪駆動を採用

スウェーデン自動車大手ボルボ・カーの電動スポーツカーブランド、ポールスターは1月24日、完全電気自動車(BEV)「ポールスター2」のフェイスリフトモデルを発表した。同ブランド初の後輪駆動となるシングルモーター仕様と、4輪

伊ピレリ、BMW M初のBEVに新車装着タイヤ供給

伊タイヤ大手のピレリは1月24日、独BMWの完全電気自動車(BEV)「BMW i4 M50」に新車装着タイヤを供給すると発表した。プレミアムタイヤ「Pゼロ」の電動車専用製品「Pゼロ・エレクト(P Zero Elect)」

三菱製紙―独工場を投資会社に売却―

三菱製紙は1月30日、独北部のフレンスブルクにある工場を同国の投資会社カンタム・キャピタル・パートナーズに売却すると発表した。エネルギー価格の高騰など収益が圧迫されていることを受けた措置。昨年8月に同工場の事業からの撤退

持続可能な車材料利用へ、BMW中心のコンソーシアム設立

自動車大手の独BMWは1月26日、持続可能な車材料を使用するための新たなアプローチの開発に向け産学コンソーシアムを立ち上げると発表した。持続可能な材料開発を通して原料の獲得から加工、再利用に至る過程で排出される二酸化炭素

値上げ計画の企業が4カ月連続で減少

Ifo経済研究所が1月31日に発表した同月のドイツ価格計画指数(DI)は35.4ポイントとなり、前月の40.1ポイント(修正値)から低下した。同指数の下落は4カ月連続。製造、サービス、建設、流通の4部門すべてで数値が下が

アフトワズが塗料不足、「ラーダ」の選択肢は2色だけに

●欧米の制裁で塗料の調達が困難に ●むしろ部品不足が深刻との指摘も ロシア自動車最大手のアフトワズが塗料不足に陥っている。対ウクライナ侵攻を機に発動された欧米諸国らによる制裁が原因だ。欧州サプライヤーから調達できなくなる

ポーランドPKNオルレン、米センプラからLNGを長期調達

●「ポートアーサーLNG」から年100万トンを20年間に渡り購入 ●オルレンの米国産LNGの調達契約総量は年間約800万トンに拡大 ポーランド石油最大手PKNオルレンは1月25日、米エネルギー企業センプラの子会社センプラ

22年輸入物価26%上昇、48年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が1月31日に発表した2022年の輸入物価指数は前年比26.3%増となり、1974年以来48年ぶりの大幅上昇を記録した。エネルギー価格が111.2%上がったことが最大の押上要因で、エネルギーを除いた上昇率

HH2E―独東部にグリーン水素工場建設―

独グリーンエネルギー企業HH2Eは1月26日、独東部のボルナにグリーン水素工場を建設する計画を明らかにした。HH2Eは先ごろ、同国北東部のルブミンにグリーン水素工場を設置すると発表したばかり。2030年までに国内の生産能

ミツバチなど花粉媒介生物の保護強化、欧州委が提案

欧州委員会は24日、ミツバチなど花粉媒介生物を保護する取り組みの強化を提案した。多くの種が減少し、絶滅の危機に瀕していることを受けたもので、有機農業のさらなる促進などによって2030年までに減少から増加に逆転することを目

BASF―ロシア絡みで純赤字に転落―

化学大手の独BASFは17日、2022年12月期の純損益が13億7,600万ユーロの赤字となり、前期の黒字(55億2,300万ユーロ)から大幅に悪化する見通しを明らかにした。ロシアに資産を持つ天然ガス・石油子会社ヴィンタ

ヴィンタースハル―ロシアから全面撤退―

独化学大手BASFの天然ガス・石油子会社ヴィンタースハル・デーエーアーは17日、ロシア事業からの全面撤退方針を発表した。現地合弁会社の所有権を事実上、はく奪されたことを受けた措置。これに伴い2022年10-12月期(第4

化学業界の景況感が改善、エネルギー価格の下落で

Ifo経済研究所が17日発表した独化学業界の12月の景況感指数(DI)はマイナス23.9ポイントとなり、前月(-30.9ポイント)から大幅に改善した。今後の見通しを示す期待指数がマイナス37.7ポイントからマイナス23.

独ヴィンタースハル、ロシアから全面撤退

●同社はガスプロム向け販売を過去の割安価格に引き下げられた ●現地資産を「プーチンは簡単に奪い取った」=メーレン社長 独化学大手BASFの天然ガス・石油子会社ヴィンタースハル・デーエーアーは17日、ロシア事業からの全面撤

PKNオルレン、グダニスク拠点に20億ズロチを投資

●積み替えターミナル新設とともに、水素化分解プラントを建設 ●水素プラントへは14億ズロチ以上を投じる ポーランドの石油大手PKNオルレンがグダニスク拠点に総額20億ズロチ(約4億2,000万ユーロ)を投資する。港に積み

商船三井、セネガルのFSRU事業で融資契約を締結

●JBICとMUFGからなる銀行団がプロジェクトファイナンスを行う ●商船三井はカルパワーシップと19年から提携 商船三井(MOL)は18日、トルコの発電船大手カルパワーシップ(Karpowership)と共同で手掛ける

核攻撃などに対応する物資備蓄拠点、フィンランドに設置

●CBRN兵器による攻撃を想定した物資の備蓄拠点開設は初 ●原発事故時の利用も想定、物資は加盟国が共同で利用 欧州委員会は17日、化学、生物、放射性物質、核兵器(CBRN)を用いる攻撃を受けた場合や原子力発電所の事故など

核攻撃などに対応する物資備蓄拠点、フィンランドに設置

欧州委員会は17日、化学、生物、放射性物質、核兵器(CBRN)を用いる攻撃を受けた場合や原子力発電所の事故などに際してEUが必要となる物資の共同備蓄拠点をフィンランドに設置すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻で核攻撃な

独ヴィンタースハル、ロシアから全面撤退

独化学大手BASFの天然ガス・石油子会社ヴィンタースハル・デーエーアーは17日、ロシア事業からの全面撤退方針を発表した。現地合弁会社の所有権を事実上、はく奪されたことを受けた措置。これに伴い2022年10-12月期(第4

12月の卸売物価12.8%に上げ幅縮小、22年は18.8%

ドイツ連邦統計局が16日発表した12月の卸売物価指数は前年同月比12.8%増となり、上げ幅は昨年8月以来14カ月ぶりの低い水準となった。上昇率の低下は3カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると11ポ

レゾナック―インフィニオンとの提携強化―

レゾナック(昭和電工と昭和電工マテリアルズの統合で年初に設立された新会社)は12日、独半導体大手インフィニオンとの提携を強化すると発表した。SiCパワー半導体に使用される材料について新たな供給・協力契約を締結。2021年

BASF―北米MDI生産能力拡張で最終工期スタート―

化学大手の独BASFは11日、米ルイジアナ州ジェイズマーの統合生産拠点で鍬入れ式を行ったと発表した。ポリウレタンの原料となるメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の北米生産能力拡張に向けた工事の最終段階に当たるもの

輸入物価の上げ幅3カ月連続で縮小、11月は14.5%に

ドイツ連邦統計局が4日発表した11月の輸入物価指数は前年同月比14.5%増となり、上げ幅は前月の23.5%から大幅に縮小した。上昇率の低下は3カ月連続。直近のピークである8月(32.7%)に比べると半分以下に縮小している

製造業新規受注が20年7月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した11月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比5.3%減の97.3(暫定値)と大幅に落ち込み、コロナ禍初期の20年7月以来の低水準とな

11月の鉱工業生産は微増

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が9日発表した11月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で98.1(暫定値)となり、前月を0.2%上回った。増加は2カ月ぶり。新規受注は低迷しているものの、

ポーランドの触媒スタートアップ、480万ドル調達

●同社はオレフィンメタセシス反応を促進する独自の触媒を開発 ●石油大手オルレンは石化事業に同社の技術を採用 触媒技術を開発するポーランドのアペイロン・シンセシス(Apeiron Synthesis)はこのほど、480万米

BASF、トヨタ・パナの電池合弁に正極材供給

化学大手の独BASFは12月19日、トヨタ自動車とパナソニックホールディングスの電池合弁会社プライム・プラネット・エネルギー&ソリューションズ(PPES)に正極材の納入を開始したと発表した。戸田工業と合弁展開する子会社B

EUが第9弾の対ロ追加制裁で合意、ドローン用エンジン禁輸

●軍事利用される可能性のある物品の対ロ輸出も規制 ●ウクライナに対し23年に180億ユーロの支援を行うことでも合意 欧州連合(EU)は16日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する第9弾の追加制裁を発表した。民間人

生産者物価のピーク越え鮮明に、2カ月連続で大幅低下

ドイツ連邦統計局が20日発表した11月の生産者物価指数(2015年=100)は前月比3.9%減の158.7となり、2カ月連続で大幅に低下した。過去最高となった9月(172.5)に比べると8.0%低い水準だ。物価を最も強く

11月卸売物価、上げ幅は14カ月来の低い水準

ドイツ連邦統計局が15日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比14.9%増となり、上げ幅は昨年9月以来14カ月ぶりの低い水準となった。上昇率の低下は2カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると約9ポ

BASF―トヨタ・パナ電池合弁に正極材供給―

化学大手の独BASFは19日、トヨタ自動車とパナソニックホールディングスの電池合弁会社プライム・プラネット・エネルギー&ソリューションズ(PPES)に正極材の納入を開始したと発表した。戸田工業と合弁展開する子会社BASF

機械業界でサプライチェーンひっ迫が緩和

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、独業界の2022年の実質生産成長率を従来予測の1%に据え置いた。1~10月は前年同期を実質0.4%下回ったものの、生産の足かせとなっているサプライチェーンのひっ迫がやや緩和している

EUが第9弾の対ロ追加制裁で合意、ドローン用エンジン禁輸

EUは16日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する第9弾の追加制裁を発表した。民間人へのミサイル攻撃に関与したロシア軍の将校や政治家など、新たに約200の個人と団体を制裁リストに加えるほか、ロシアが直接、またはイ

アキュレック―廃電池からリチウムをリサイクルへ―

独リサイクル企業アキュレックは使用済みのリチウムイオン電池からリチウムをリサイクルする施設を来春、稼働させる。リチウムを産業規模でリサイクルする欧州初の取り組みとなる。ライナー・ソイカ社長への取材をもとに経済紙『ハンデル

コベストロ―中国で再生エネ購入契約―

化学大手の独コベストロは13日、電力調達契約(PPA)を通して中国エネルギー大手のCGNニュー・エナジー・ホールディングス(中国広核新能源控股有限公司)から再生可能エネルギー電力を購入することで合意したと発表した。全世界

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