国家・地方自治体

「主権回復」のための運河~ポーランド

ロシアの飛び地領カリーニングラード州とポーランドの国境地帯にあるヴィストラ砂洲は長さが70キロあり、ヴィストラ潟とバルト海を隔てている。この砂洲を横切るポーランドの運河が今月17日に開通した。ソ連のポーランド侵攻からちょ […]

オペル―中国進出を凍結、地政学リスクも考慮か―

欧米自動車大手ステランティスの独子会社オペルが中国市場進出計画を凍結した。ロイター通信の問い合わせに同社が明らかにしたもので、利益の確保が難しいためと説明している。地政学リスクなどを踏まえた措置との見方もある。 オペルは

UAEからテスト輸送のアンモニア、ハンブルク港に到着

独経済省は15日、アラブ首長国連邦(UAE)からテスト輸送されたアンモニアがハンブルク港に到着したと発表した。水素分野の両国のパートナーシップに基づき、アンモニアがUAEから初めてドイツに輸出された。水素は燃焼時に二酸化

国がルフトハンザからの撤退完了

ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は13日夜、保有するルフトハンザ航空株6.2%を場外取引で投資家に売却した。これで同社からの資本撤退を完了。ルフトハンザは公的支援を完全に脱却した。 ルフトハンザはコロナ禍で経営が急速

米ロッキード・マーティン、ルーマニアとAI研究で協力

●クルジュ・ナポカ工科大が同社と提携 ●両者は開発したAI技術を軍事と環境の両分野で活用 ルーマニア政府は13日、同国のクルジュ・ナポカ工科大学と米防衛大手ロッキード・マーティンが提携し、人工知能(AI)分野の研究開発を

トルコのテュルクサット、英アヴァンティと衛星通信で提携

●アフリカ・中東地域の顧客に広範で中断のないサービスを提供 ●両社は地域間の「デジタル格差」の解消を目標に協力 トルコ国営の衛星運用会社、テュルクサット(Turksat)は13日、英国の通信衛星運用・サービス会社のアヴァ

チェコとスロバキア、原子力分野でもロシア離れ

●チェコのJINRへの負担金は年間約1億3,000万コルナに上る ●両国ともロシアからの核燃料調達を完全に見直す方針 チェコ政府は12日、ロシア・モスクワ近郊のドゥブナ合同原子核研究所(JINR)から今年末で脱退すると発

IEA、ハンガリーのクリーンエネルギー導入と原発維持を評価

●同国は化石エネからの脱却に向け有利なポジションに立つ ●化石燃料の消費削減、再可エネの調達源多様化を提言=IEA 国際エネルギー機関(IEA)はこのほど行ったハンガリーに対する国別詳細審査で、同国ではクリーンエネルギー

仏アルストム、ルーマニアから列車17編成を追加受注

●「コラディア・ストリーム」17編成の受注額は2.2億ユーロ ●最高時速160キロ、非電化区間用にバッテリーか燃料電池を搭載 仏アルストムが、ルーマニアの鉄道改革庁(ARF)から長距離列車「コラディア・ストリーム」17編

バルト三国とポーランド、ロシア人の入国を禁止

●EUレベルでの合意形成がならないことを受けた独自措置 ●バルト三国は19日、ポーランドは26日から実施 バルト三国が19日、ロシア人の入国を基本的に禁止した。ロシア国内でウクライナ戦争が広く支持されており、ロシア人の入

EU新車販売、8月は14カ月ぶりに増加

欧州自動車工業会(ACEA)が16日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の8月の新車販売(登録)台数は65万305台となり、前年同月から4.4%増加した。販売増加は14カ月ぶり。サプライチェーンの混乱がやや解消したこと

ユーロ圏鉱工業生産、7月は大幅低下

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の7月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.3%下落し、4カ月ぶりのマイナスとなった。エネルギーの値上がり、サプライチェーンの混乱が生産現場を圧迫しており

ユーロ圏で貿易収支の赤字続く、7月は340億ユーロに拡大

EU統計局ユーロスタットが15日に発表した7月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は340億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギーの価格が急騰したことが響き、前年同月

スウェーデン総選挙で右派陣営が勝利、8年ぶり政権交代へ

11日に実施されたスウェーデン総選挙は14日、極右政党を含む野党の右派陣営が過半数を獲得することが確実となり、少数与党の社会民主労働党(中道左派)を率いるアンデション首相は同日、辞意を表明した。これにより、スウェーデンで

英インフレ率、8月は9.9%に縮小

英政府統計局(ONS)が13日に発表した8月のインフレ率は前年同月比9.9%で、40年ぶりの高水準だった前月の10.1%から0.2ポイント縮小した。高騰を続けていた燃料費が下がったことが大きかった。 英国では7月まで10

独ユニパーが国有化か、ガス供給減による経営悪化で

ドイツ最大の天然ガス輸入会社ユニパーは14日、同社の経営安定に向けた協議を親会社であるフィンランドのフォータムおよびドイツ政府と進めていると発表した。ユニパーはロシア産天然ガスの供給削減で資金繰りが急速に悪化したことから

独政府、ルフトハンザからの撤退完了

ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は13日夜、保有するルフトハンザ航空株6.2%を場外取引で投資家に売却した。これで同社からの資本撤退を完了。ルフトハンザは公的支援を完全に脱却した。 ルフトハンザはコロナ禍で経営が急速

ポーランド政府、来年の最低賃金額を決定

ポーランド政府は13日、2023年の最低賃金額を決定した。2段階に分けて引き上げる計画で、まず1月1日付で月額給与は今年の3,010ズロチから3,490ズロチ(約740ユーロ)、最低時給は19.70ズロチから22.80ズ

トルコのテュルクサット、英アヴァンティと衛星通信で提携

トルコ国営の衛星運用会社、テュルクサット(Turksat)は13日、英国の通信衛星運用・サービス会社のアヴァンティ・コミュニケーションズと5年間の提携契約を交わしたと発表した。これまでの協働関係から一歩進み、今回の提携で

英でトラス政権発足、北ア問題巡るEUとの摩擦解消焦点に

英与党・保守党は5日、ジョンソン首相の後任となる新党首にエリザベス・トラス外相を選出し、トラス氏は6日、新首相に就任した。物価高騰への対応が新政権の最優先課題となるが、外交面ではロシアによるウクライナ侵攻への対応とともに

ハンガリーが反汚職機関設立へ、EUの補助金交付に向け

●補助金は現在、「法の支配」の問題により差し止められている ●本来は58億ユーロがコロナ禍からの回復目的に交付される予定 ハンガリー政府はこのほど、反汚職機関を設立することを決めた。欧州連合(EU)のコロナ復興基金からの

危機の影響広範囲に、先物高騰で来年はエネコスト7倍増も

ロシアのウクライナ進攻をきっかけに始まったエネルギー危機の影響が広い範囲に及んでいることが鮮明になってきた。これまでは天然ガスの輸入会社や、物価高騰の直撃を受ける家計に関心が集まっていたが、ガスに連動した電力取引所価格の

エネルギー料金に上限導入、チェコ政府が閣議決定

●電力はキロワット当たり最高6コルナ、ガスは3コルナに制限 ●上下院の承認を経て、11月から上限が適用される チェコ政府は12日の臨時閣議で、一般世帯および中小企業の電力・ガス料金に上限を導入する法案を承認した。エネルギ

ボッシュ―燃料電池バンの公道試験開始、IAAで試乗可―

自動車部品大手の独ボッシュは13日、動力源に燃料電池を用いたバンの公道走行試験を開始したと発表した。電気自動車(BEV)のバンは航続距離が短く、充電時間が長いという弱点があることから、同社は燃料電池バンの需要があると判断

セルビア中銀が6会合連続で利上げ、政策金利3.5%に

●景気減速が予想される中、物価上昇に歯止めをかける目的 ●インフレ率は7-9月中にピークと予想 セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.5%に設定した。利上げは6会合連続。市場は0.25ポ

ティッセンクルップ―グリーン鉄鋼生産に向け前進―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは8日、コークスの代わりにグリーン水素を還元剤に用いる直接還元鉄製造施設の建設プロジェクトに同社が自己資金を投入することを、監査役会が承認したと発表した。ドイツ政府と地元ノルトライン・

スペイラ―エネ高騰で生産半減へ―

アルミニウム大手の独スペイラ(ノルスク・ハイドロの元アルミ圧延品部門)は7日、デュッセルドルフ西部のノイスにある「ラインヴェルク工場」の精錬規模を50%引き下げると発表した。エネルギー価格の高騰を受けた措置。状況改善の見

ビオンテック―イスラエルに進出も―

メッセンジャーRNA(mRNA)タイプの新型コロナウイルスワクチンを米ファイザーと共同開発した独ビオンテックは7日、ウール・シャヒン最高経営責任者(CEO)がイスラエルを訪問し、オルナ・バルビバイ経済産業相(国防軍元少将

物流に黄信号、尿素水大手がガス高騰で生産停止

ドイツの物流が滞る懸念が出てきた。ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水(アドブルー)の生産を大手メーカーSKWシュティックシュトッフヴェルケ・ピーステリッツが、天然ガス価格の高騰を理由に停止したためだ。物流業界団体

値上げに歯止めかからず

Ifo経済研究所が7日発表した8月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の45.6ポイントから47.5ポイントへとわずかに低下した。水準自体は依然として高い。調査担当者は、電力・天然ガス取引所価格の高騰分がこれまでのところご

建築許可住宅のメイン暖房、天然ガスの割合が大幅減

ドイツで今年上半期に建築許可が下りた住宅6万200件のうちメイン暖房のエネルギー源にガスを使用する物件の割合は16.2%となり、前年同期の25.5%から大幅に低下したことが分かった。2019年上半期(39.9%)に比べる

ロシア、国内自動車業界の振興に数兆ルーブル

●欧米の技術に頼らず、35年までに需要の8割を国産品で賄う目標 ●競争力育成のため2.7兆ルーブルを研究開発用途に充てる ロシアのプーチン大統領はこのほど、自動車産業振興に向けた長期プログラムの作成を政府に命じた。同プロ

中東欧諸国、賃金上昇が物価上昇に追いつかず

●賃金・物価スパイラルに陥るリスクは低い=英調査会社 ●労働組合が弱い同地域では高インフレが賃金の低下につながる 英調査会社のオックスフォード・エコノミクスは5日、中欧4カ国とルーマニアの賃金上昇率は高いものの、それが物

ポーランド中銀が11会合連続で利上げ、政策金利6.75%に

●0.25ポイントの利上げ幅はこれまでで最小 ●インフレの上昇が続く中、景気減速を見据え小幅の利上げに ポーランド中央銀行(NBP)は7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き上げ、6.75%に

トルコの8月インフレ率80.2%に上昇、24年ぶり高水準に

トルコ統計局(TUIK)が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ80.2%上昇し、1998年10月以来で最高を記録した。前月比の上昇幅は1.46%と、年初以来で最も小さくなり、インフレ高進のペースがや

英でトラス政権発足、北ア問題巡るEUとの摩擦解消焦点に

英与党・保守党は5日、ジョンソン首相の後任となる新党首にエリザベス・トラス外相を選出し、トラス氏は6日、新首相に就任した。物価高騰への対応が新政権の最優先課題となるが、外交面ではロシアによるウクライナ侵攻への対応とともに

ユーロ圏の4~6月期成長率、0.8%に上方修正

EU統計局ユーロスタットが7日発表した2022年4~6月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.8%増となり、既報値の0.6%から0.2ポイント上方修正された。(表参照) 前年同期比では4

ハンガリーが反汚職機関設立へ、EUの補助金交付に向け

ハンガリー政府はこのほど、反汚職機関を設立することを決めた。EUのコロナ復興基金からの資金交付が、同国の「法の支配」に問題があるとして差し止められていることに対応する。汚職取り締まり強化の姿勢をアピールし、早期に補助金な

ユーロ圏小売業売上高、7月も低迷

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の7月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.9%減となり、2カ月連続でマイナスだった。下げ幅は前月の3.2%から縮小した。(表参照) 分野別では食品・飲料・た

独が原発廃止を4カ月半延期、残存3基中2基を予備電源化

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相(緑の党)は5日、原子力発電からの撤退時期を当初計画の今年末から来年4月中旬に延期する方針を明らかにした。ロシア産天然ガスの供給削減・停止を受け冬季にエネルギー不足に陥る懸念を排除

上部へスクロール