GATC Biotech AG―成長続く、今年は15%増収見通し―
ゲノムシーケンス解析サービスで欧州最大手のGATC Biotech(コンスタンツ)が好調だ。同社は企業・研究機関向けに最新鋭の技術を駆使した様々なシーケンシングサービスを提供しており、2010年の売上高は1,300万ユー […]
ゲノムシーケンス解析サービスで欧州最大手のGATC Biotech(コンスタンツ)が好調だ。同社は企業・研究機関向けに最新鋭の技術を駆使した様々なシーケンシングサービスを提供しており、2010年の売上高は1,300万ユー […]
製薬・化学大手の独Merckが大がかりな組織再編に着手する。業務効率を引き上げてコストを削減することが狙いで、来年1月1日から管理職の階層を削減するほか、各国子会社に対する本社の統制力を強化。意思決定を速やかに下せる体制
細胞分裂を伴わずにDNAの複製だけが起こる「核内倍加」と呼ばれる現象で、2種類の因子がプロセス制御に大きく関与していることを、独がん研究センター(DKFZ)とハイデルベルク分子生物学センター(ZMBH)の研究チームが突き
独化学大手BASFは10月31日、遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「フォルトゥーナ」の商業向け栽培の認可をEUに申請した。フォルトゥーナはBASFが2003年から研究を進めてきたGMジャガイモで、ジャガイモ疫病に耐性を持
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10月31日、バイオ子会社BASF Plant Scienceが遺伝子組み換え(GM)ポテト「Fortuna」の栽培と食品・飼料への投入を欧州連合(EU)に申請したと発表
研究機器大手の独Sartorius(ゲッチンゲン)は10月26日、フィンランドの同業Biohitから液体ハンドリング事業を6,800万ユーロで譲り受けると発表した。当該事業のポートフォリオを拡充する狙い。取引はBiohi
中国政府は1日、同国西部の酒泉衛星発射センターで無人宇宙船「神舟8号」の打ち上げに成功した。9月に打ち上げた「天宮1号」とドッキングすることが今回の打ち上げの最大の課題だが、ドイツの実験設備も積載している。中国の宇宙船で
スイスの製薬大手Novartisは25日の決算発表で従業員12万人のうち2,000人を削減すると発表した。製薬業界を取り巻く環境が厳しくなっていることに対応し、年間コストを2億米ドル以上、圧縮する考え。リストラ費用は約3
ヒト胚から取り出した胚性幹細胞(ES細胞)に関する特許の是非をめぐる裁判で欧州連合(EU)の欧州司法裁判所(ECJ)は18日、ヒトES細胞を利用する技術は特許保護の対象にならないとの判断を下した(訴訟番号:C-34/10
欧州司法裁判所は18日、ヒトの受精卵から作られる胚性幹細胞(ES細胞)の利用をめぐってドイツの科学者と環境団体のグリーンピースが争っている問題で、ES細胞を使った技術には研究目的であっても特許を認めないとする決定を下した
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は17日、米国のバイオ企業Anadys Pharmaceuticalsを株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。ウイルス感染症治療薬事業を強化する狙い。TOBはAnadys経
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)が13日発表した2011年7-9月期(第3四半期)の売上高は前年同期比14.5%減の98億2,000万スイスフランと大幅に落ち込んだ。フラン高が大きな足かせとなっており、各国現地通貨
多剤耐性菌の新たな抗菌材として注目されている「アシルデプシペプチド」というタンパク質が細菌に作用するメカニズム(作用機序)の解明にボン大学を中心とする独英研究チームが成功した。細菌の細胞内にある酵素の調節機構に異常を引き
ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が
政府と議会に指名された有識者で構成される独倫理委員会(以下:倫理委)は9月27日、ヒトとヒト以外の動物の合成体作成を伴う生物医学研究(キメラ・ハイブリッド研究)に関するポジションペーパーを発表した。異種動物間の胚移植や動
Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム)は15日、新たな事業戦略を発表した。新しい農薬の導入や研究開発(R&D)費の拡大を通して競争力を強化していく。 \ 同社は環境負荷の小さ
DNAなどの核酸を効果的に動物細胞内に導入する新たなトランスフェクション試薬の開発にバイロイト大学の研究チームが成功した。同試薬はPDMAEMAと呼ばれるポリマーをDNAの運び屋(ベクター)として利用、従来はウイルスを利
ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)と急増し、6月の同0.1%減(修正値)から大幅に改善した。プラス成長は3カ月ぶり。国内売上が4.
欧州司法裁判所は6日、遺伝子組換え(GM)作物の花粉が混入したハチミツを欧州連合(EU)域内で販売するには事前認可を得なければならないとする判決を言い渡した。EU加盟国の代表で構成する専門委員会は今年2月、未承認GMOの
欧州連合(EU)の欧州司法裁判所が「遺伝子組み換え作物(GMO)の花粉が混入したハチミツ(花粉製品含む)は、混入率の多寡によらず販売認可が必要」とする判決を下したことを受け、ドイツ国内で混乱と当惑が広がっている。ハチミツ
金融・経済危機の直撃を受けていた独バイオテクノロジー業界が活力を取り戻しているようだ。Evotecは6日、アルツハイマー治療薬の開発でスイス製薬大手ロシュと提携すると発表。また、バイオ検査機器・診断サービス大手のQiag
欧州司法裁判所は6日、遺伝子組換え(GM)作物の花粉が混入したハチミツをEU域内で販売するには事前認可を得なければならないとする判決を言い渡した。EU加盟国の代表で構成する専門委員会は今年2月、未承認GMOの混入を一切認
クモの糸をワイヤーに使用して人工皮膚を培養することにハノーバー医科大学の研究チームが成功した。クモの糸は弾性や耐熱性に優れるほか、生体親和性や環境適合性が高く、「夢の素材」として注目を集めている。細胞の3次元培養の担体と
後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)は30日、ハンガリーの製薬大手Richterと提携すると発表した。バイオ医薬品の後発薬(バイオシミラー)の開発で提携。市場投入を目指す。 \ 両社はRocheの分子標的型
マックス・プランク海洋微生物学研究所(MarMic)を中心とする国際研究チームは、深海の熱水噴出孔に生息する無脊椎動物で、水素をエネルギー源とする化学合成細菌を共生させて生命を維持する種があることを発見した。これまでに硫
ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年6月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%増(暫定値)となり、5月の同0.9%減から改善した。国内売上が0.2%増加。ユーロ圏外も0.6%拡大した。ユ
複合企業の独Bayerが国外子会社で業務の集約に取り組む計画だ。昨年11月に打ち出したコスト削減プログラムの一環で、これまで農薬、医薬品、樹脂の3部門がそれぞれ個別に行ってきた人事、財務、調達などの業務を各国の統括会社に
オーストリアのバイオ企業Intercell(ウィーン)が新たな出資者を模索している。年末までに手持ちの現金が現在の8,700万ユーロから5,000万ユーロに低下する見通しのため。トーマス・リンゲルバッハ社長が墺経済紙『ヴ
化学大手の蘭DSM(ヘールレン)は6月28日、食品大手のRoyal Cosunからバイオ子会社C5 Yeast Companyを買収することで合意したと発表した。セルロースを原料とする第2世代バイオ燃料の製造技術を強化し
バイオ企業の独Evotec(ハンブルク)は24日、がん治療分野のバイオマーカー開発でスイスの製薬大手Rocheと提携すると発表した。患者各人に見合った治療を実現するのが狙い。提携期間は3年間で、延長も視野に入れている。
小野薬品工業と独バイオ企業Evotecは27日、イオンチャネルに関する創薬提携でリード化合物の創製に成功したと発表した。これに伴い小野製薬はEvotecに成功報酬(マイルストン)を支払った。両社は今回見出されたリード化合
独連邦血清・ワクチン研究所(パウル・エーリヒ研究所)の戸田雅子博士を中心とする国際研究チームは、モモの主要アレルゲンである「Pru P 3」を低アレルギー性に加工する技術を開発した。加工したアレルゲンはアレルギー反応をほ
独バイオテクノロジー工業連盟(DIB)は5月25日の年次総会で、2010年の業界売上高が前年比9%増の24億ユーロに拡大したと発表した。今年も安定成長が続くものの、原料価格の高騰や、昨年導入された特許薬強制割引制度などが
複合企業のBayer(レバークーゼン)が製薬部門で対等合併の可能性を検討している。同社のマライン・デッカー社長が米ブルームバーグテレビジョンのインタビューで明らかにした。 \ Bayerの製薬部門は売上高が169億ユーロ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は5日、サービス子会社Bayer Business Services(BBS)がITサービス事業をSiemensのITサービス子会社Siemens IT Solutions
特許薬業界団体である研究開発型製薬工業会(VFA)のバイオ部会(VFA.Bio)が5日発表した業界報告書によると、加盟29社の2010年バイオ医薬品売上高は前年比9%増の61億7,000万ユーロに拡大した。バイオ医薬品の
ヘルスケア用品大手の米Johnson & Johnson(J&J)は4月27日、スイスの医療機器大手Synthesを買収することで合意したと発表した。買収総額は213億ドル。J&Jにとって過
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)が14日発表した2011年1-3月期(第1四半期)の売上高は111億2,000万スイスフランとなり、前年同期から9%減少した。主力製品の販売不振とスイスフラン高が響いた。為替の影響を
ヤクルト本社は14日、ドイツのバイオ企業4SCが開発中のがん治療薬「レスミノスタット」の日本における独占開発・商業化権を取得したと発表した。レスミノスタットはHDAC阻害剤というタイプの経口剤。現在は4SCが欧州で肝細胞
スイスのインプラント大手Synthesは18日、製薬大手の米Johnson & Johnsonが同社を吸収合併する方向で交渉している事実を明らかにした。メディア報道を追認した格好。ロイター通信によると、買収提示
連邦統計局が8日発表した2011年2月のドイツ製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増となり、3カ月ぶりに好転した。国内が2.2%増と好調で全体をけん引した格好。国外はユーロ圏が1.
農業科学大手の独Bayer CropScienceとスイスのSyngentaは7日、遺伝子組み換え(GM)大豆を共同開発すると発表した。HPPD阻害剤というタイプの農薬への耐性を持つ品種を開発。2010年代後半から北米市
独バイオテクノロジー業界の業績が回復に向かっている。会計監査法人のアーンスト&ヤング(E&Y)がこのほどまとめた『独バイオテクノロジー・レポート』最新版によると、2010年業界売上高は前年比7%増の10億6,0
バイオ大手の蘭Qiagen(フェンロー)は4日、同業の豪Cellestisを買収すると発表した。診断薬事業を強化する狙い。買収計画はCellestisの経営陣に支持されており、今後、Cellestisの臨時株主総会と監査
バイオ企業の独Evotec(ハンブルク)が24日発表した2010年決算の最終損益は298万5,000ユーロの黒字となり、前年の赤字(4,549万7,000ユーロ)から大幅に改善した。同社が利益を計上するのは1993年の創
細胞培養の3次元構成を制御する新しい技術をカールスルーエ工科大学付属機能性ナノ構造研究センター(CFN)の研究チームが開発した。細胞非接着性のポリマーで作った骨組みの上に細胞接着性のポリマーの「取っ手」をつけるのが同技術
欧州司法裁判所(ECJ)のパオロ・メンゴッツイ法務官は22日、フランスが米モンサント社の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「MON 810」の栽培および流通を禁止している問題で、同国が2008年、EUとの事前協議なしにM
人工関節の培養に特化したバイオ企業co.don(テルトフ)の将来に薄日が差してきた。米国で特許がようやく認められたほか、増収と融資で今後の事業資金も確保できたためだ。アンドレアス・バルトルシュ社長へのインタビューをもとに