化学

ティッセンクルップ―グリーン鉄鋼生産に向け前進―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは8日、コークスの代わりにグリーン水素を還元剤に用いる直接還元鉄製造施設の建設プロジェクトに同社が自己資金を投入することを、監査役会が承認したと発表した。ドイツ政府と地元ノルトライン・ […]

リンデ

アイルランドに本社を置く独米系工業ガス・プラント大手のリンデは8日、米ニューヨーク州ナイアガラフォールズ市に35メガワット級のプロトン交換膜(PEM)水電解槽を建設すると発表した。米国での液体水素生産能力を2倍以上に引き

物流に黄信号、尿素水大手がガス高騰で生産停止

ドイツの物流が滞る懸念が出てきた。ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水(アドブルー)の生産を大手メーカーSKWシュティックシュトッフヴェルケ・ピーステリッツが、天然ガス価格の高騰を理由に停止したためだ。物流業界団体

BMWが新電池セル開発、円筒形でアーキテクチャーに最適化

高級乗用車大手の独BMWは9日、電動車に搭載する新たなリチウムイオン電池セルを開発したと発表した。同社第6世代の新電池セルは新しいアーキテクチャーを踏まえ、これまでの角型から円筒形へと変更されている。2025年以降に市場

BASF、船上CO2回収・貯留でサムスン重工と提携

化学大手の独BASFと韓国造船大手の現代重工業は9日、船舶が排出する二酸化炭素(CO2)を船上で分離・貯蔵する「船上二酸化炭素回収・貯留(OCCS)」のフィージビリティスタディを実施することで合意したと発表した。船舶のC

輸入物価の上げ幅3カ月連続縮小、7月は28.9%に

ドイツ連邦統計局が8月31日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比28.9%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は3カ月連続で縮小した。直近のピークである4月は31.7%に達していた。 輸入物価を最も

製造業新規受注6カ月連続減少、7月は-1.1%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した7月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で104.6(暫定値)となり、前月を1.1%下回った。減少は6カ月連続。前年同月比(物価・営業日数

BMW―燃料電池システムの生産開始、セルはトヨタが供給―

乗用車大手の独BMWは8月31日、本社所在地ミュンヘンの水素コンピテンスセンターで燃料電池システムの生産開始式を行った。同システムは燃料電池車「iX5ハイドロジェン」に搭載するもの。オリファー・チプセ社長は「水素を動力源

イスラエル、代替タンパク質の主要生産国に

●培養肉企業の数は米国に次ぐ世界2位 ●フードテック分野の新興企業に対する投資額は2.6倍へ急増 イスラエルが、培養による代替肉・乳製品・シーフードの主要生産国になりつつある。培養肉企業の数は米国に次ぐ世界2位、代替タン

イスラエルの研究者、医療用のナノダイヤモンドを開発

●ナノダイヤモンドはミリメーターの百万分の1の大きさ ●皮膚を透過し治療薬や美容剤を皮下に届けることができる イスラエルのバル・イルラン大学の研究者チームはこのほど、人の皮膚を透過することのできる医療用のナノダイヤモンド

中国リンロンタイヤ、セルビア工場で生産開始

●総投資額は8億6,300万ユーロ、セルビア北部では過去最大規模 ●ズレニャニン工場のタイヤ生産能力は年間1,362万本 中国のタイヤ大手、山東玲瓏(リンロンタイヤ)がこのほど、セルビア北部のズレニャニン工場で生産を開始

BMWが燃料電池システム生産開始、セルはトヨタが供給

乗用車大手の独BMWは8月31日、本社所在地ミュンヘンの水素コンピテンスセンターで燃料電池システムの生産開始式を行った。同システムは燃料電池車「iX5ハイドロジェン」に搭載するもの。オリファー・チプセ社長は「水素を動力源

中国リンロンタイヤ、セルビア工場で生産開始

中国のタイヤ大手、山東玲瓏(リンロンタイヤ)がこのほど、セルビア北部のズレニャニン工場で生産を開始した。新工場は同社の欧州市場戦略上の重要な生産拠点となる。工場建設プロジェクトは2019年に着工し、今年6月に加硫装置を設

ラトビアのPET再生企業、チェコの繊維会社を買収

●PETバルティは欧州再生PET業界の主要メーカーに仲間入り ●シロンは今後ポリオレフィンベースの機能性コンパウンドに注力 ラトビアのポリエチレンテレフタラート(PET)再生会社であるPETバルティ(Baltija)は2

水素分野で独がカナダと協業

ドイツ政府とカナダ政府は23日、水素分野の協力協定(カナダ-ドイツ水素アライアンス)を締結した。再生可能エネルギー電力で製造するグリーン水素の国際市場立ち上げを加速させる狙い。カナダ産のグリーン水素とその誘導体を2025

企業景況感8月も悪化、第3四半期はマイナス成長も

Ifo経済研究所が25日発表した8月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は88.5となり、前月を0.2ポイント低下した。景況感の悪化は3カ月連続。水準自体も極めて低く、クレメンス・フュスト所長は「国内総生産(GD

建設業界新規受注、6月は前月比5.5%減に

ドイツ連邦統計局が25日発表した建設業界の6月の新規受注高は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月を5.5%下回った。建材費の高騰と金利上昇のダブルパンチが直撃。前年同月比(物価・営業日数調整値)では減少幅が11.2%に

水素分野で独がカナダと協業

ドイツ政府とカナダ政府は23日、水素分野の協力協定(カナダ-ドイツ水素アライアンス)を締結した。再生可能エネルギー電力で製造するグリーン水素の国際市場立ち上げを加速させる狙い。カナダ産のグリーン水素とその誘導体を2025

フォルクスワーゲン―次期社長がeフューエル実用化に意欲―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の次期社長に9月1日付で就任予定のオリファー・ブルーメ氏(子会社ポルシェの社長)が合成燃料「eフューエル」の車両投入に意欲を示している。同氏は業界紙『アウトモビルボッヘ』に、電気自動車

インフィニオン―SiCウエハー調達で複数年契約―

半導体大手の独インフィニオンは23日、米光学部品大手ツーシックス(II-VI)からSiC半導体ウエハーを複数年に渡って調達することで合意したと発表した。戦略的に重要な半導体材料を安定的に確保し、サプライチェーンの強靭性を

昭和電工マテリアルズ―独断熱部品子会社を売却―

昭和電工マテリアルズは9日、断熱部品の製造・販売を手がける独子会社イゾライトを、独投資会社セルティナ・グループに売却することで合意したと発表した。昭和電工マテリアルズは来年1月に親会社の昭和電工と新会社レゾナックに統合す

コベストロ―アジアで再生ポリカ6万トン体制へ―

化学大手の独コベストロは19日、アジア太平洋市場での再生ポリカーボネート供給量を2026年までに6万トン超とする計画を発表した。電機製品や自動車、消費財などで需要が拡大していることに対応するとともに、自社の活動に伴う二酸

イスラエル企業、世界のフードテック産業をけん引

●同国企業は代替プロテイン分野で米に次ぐ投資資金を集めている ●イスラエルの代替プロテイン市場の上期成長率は前年比160% イスラエルのグッド・フード・インスティチュート(GFI)がこのほど発表した報告書によると、同国企

エストニアの癌予防ヘルステック企業、230万ユーロを調達

●同社は多遺伝子リスクスコアを用いて癌の遺伝性素因を検出 ●検査結果をもとに、癌患者への個別医療の提供をサポート エストニアのヘルステック企業アンテゲネス(Antegenes)はこのほど、シードラウンドで230万ユーロの

欧州委、ルーマニアの水素生産助成事業を承認

●グリーン水素の生産事業に1億4,900万ユーロを助成 ●プロジェクトごとに最大5,000万ユーロが支給される予定 欧州委員会はこのほど、ルーマニアのグリーン水素の生産事業に対し1億4,900万ユーロを助成することを承認

ガス分担金1kWh2.4セントに、総額340億ユーロ

ドイツ政府は15日、天然ガス調達コストの高騰で財務が悪化しているエネルギー輸入会社を支援するための分担金を1キロワット時(kWh)当たり2.419セントに設定することを明らかにした。同分担金は需要家である企業や一般世帯が

昭和電工マテリアルズ、独断熱部品子会社を売却

昭和電工マテリアルズは9日、断熱部品の製造・販売を手がける独子会社イゾライトを独投資会社セルティナ・グループに売却することで合意したと発表した。昭和電工マテリアルズは来年1月に親会社の昭和電工と新会社レゾナックに統合する

欧州委、ルーマニアの水素生産助成事業を承認

欧州委員会はこのほど、ルーマニアのグリーン水素の生産事業に対し1億4,900万ユーロを助成することを承認した。ウェブ紙『ルーマニア・インサイダー』によると、助成は欧EUの復興レジリエンス・ファシリティー(RRF)の枠内で

スウェーデンのトレルボルグ、米大手同業を買収

スウェーデンのゴム・自動車部品大手トレルボルグは2日、シーリングソリューションズ事業部門(TSS)を通して合成樹脂・ゴム製品大手の米ミネソタ・ラバー&プラスチックスを買収すると発表した。シーリング事業の拡充と製品開発能力

ガス調達コスト転嫁政令が施行、備蓄率73%弱に

天然ガスの供給不足懸念とエネルギー価格高騰への対策が政財界で進められている。政府は調達コストの膨張で財務が悪化しているガス輸入会社の経営破たんを回避するための政令案を作成。企業は天然ガスに代わるエネルギー源の確保や省エネ

天然ガス消費15%削減、EUが正式採択

欧州連合(EU)加盟国は5日、ロシアからの天然ガス供給がさらに減少、または途絶した場合に備え、各国が2023年春までのガス消費を15%削減する目標を定めた規則案を正式に採択した。エネルギー需要が増える冬場に供給不足となる

製造業新規受注5カ月連続減少、6月は-0.4%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が4日発表した6月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で105.7(暫定値)となり、前月を0.4%下回った。減少は5カ月連続。5月の数値は当初、前月

鉱工業生産、6月は0.4%増に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した6月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で97.9(暫定値)となり、前月を0.4%上回った。増加は2カ月ぶり。同指数はロシアのウクライナ侵

ランクセス―スコープ3の炭素中立を50年までに実現へ―

化学大手の独ランクセスは4日、原料などの調達と自社製品の販売に伴い発生する「スコープ3」レベルの温室効果ガス排出量を2050年までにゼロへと引き下げる目標を打ち出した。自社の活動で直接発生する「スコープ1」と、外部から購

エボニック―天然ガスの40%をLPGなどで置き換え―

特殊化学大手のエボニックは8日、ドイツ国内での供給不足が懸念されている天然ガスについて自社工場での使用を最大40%、他のエネルギー源に置き換えることができると発表した。生産に大きな支障は出ないとしている。クリスティアン・

三菱製紙―独工場を年末に閉鎖―

三菱製紙は5日、独北部のフレンスブルクにある工場を今年末で閉鎖すると発表した。エネルギー価格の高騰など収益が圧迫されていることを受けた措置。収益力強化に向け生産を統廃合する。 同社は完全傘下の現地法人三菱ハイテクペーパー

コベストロ―積層造形材料事業を売却―

化学大手の独コベストロは8日、積層造形材料事業を米・イスラエル系の3D印刷機メーカー、ストラタシス(Stratasys)に売却することで合意したと発表した。製品ポートフォリオを最適化する戦略の一環。トーマス・テッパー取締

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