ドイツ経済ニュース

メルセデス―独自の充電網を北米・欧・中などに構築―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは5日、同社独自の急速充電網を北米、欧州、中国、その他の主要市場に構築すると発表した。メルセデスは市場環境が整った地域では2030年までに販売車種を電気自動車(BEV)に絞り込む「エレク […]

ユニパー―国有化が完了―

ドイツ政府は12月22日、ロシアの天然ガス供給削減・停止で経営が悪化したエネルギー大手ユニパーへの出資手続きが完了したと発表した。臨時株主総会と欧州連合(EU)欧州委員会の承認を受けたことから、同社を国有化。天然ガスの国

RWE―水素分野で同業エクイノールと戦略協業―

エネルギー大手の独RWEは5日、ノルウェー同業エクイノールと水素分野で戦略パートナーシップを締結したと発表した。独・欧州の脱炭素化を促進するとともに、エネルギー安定供給を確保する狙い。 エクイノールはまず、天然ガスを原料

クレックナー―メキシコ同業を買収―

ドイツの大手鉄鋼商社クレックナーは12月19日、メキシコ同業ナショナル・マテリアル・オブ・メキシコ(NMM)を買収することで合意したと発表した。同国事業を強化し北米市場での競争力を高める狙い。買収金額は3億4,000万米

ビオンテック―ガン治療分野などで英政府と協業―

バイオ医薬品大手の独ビオンテックは6日、英国政府と伝令RNA(mRNA)を用いたがん免疫療法などの分野で協業することで基本合意した。新薬の開発を加速し、患者が速やかにメリットを享受できるようにする狙い。ビオンテックのウー

キアゲン―米社買収で科学捜査事業を強化―

オランダに本社を置くドイツ系の診断製品大手キアゲンは9日、DNAの塩基配列を正確に解明する次世代シークエンシング(NGS)分野の米バイオ企業Verogenを買収したと発表した。科学捜査向け事業を強化する狙い。買収金額は1

粗鋼生産9カ月連続減少、11月は-18%に

独鉄鋼業界団体シュタールが12月21日に発表した11月の粗鋼生産高は276万8,000トンとなり、前年同月を17.9%下回った。減少は9カ月連続。高炉鋼が16.8%減の196万2,000トン、電炉鋼が20.5%減の80万

中国からの入国者に陰性証明を義務化

ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は5日、中国からの入国者に新型コロナウイルスの陰性証明の提示を義務付ける意向を表明した。ラウターバッハ氏はこれまで、同国からの入国を制限する必要はないとしてきたが、欧州連合(EU)加盟

生産者物価のピーク越え鮮明に、2カ月連続で大幅低下

ドイツ連邦統計局が20日発表した11月の生産者物価指数(2015年=100)は前月比3.9%減の158.7となり、2カ月連続で大幅に低下した。過去最高となった9月(172.5)に比べると8.0%低い水準だ。物価を最も強く

11月卸売物価、上げ幅は14カ月来の低い水準

ドイツ連邦統計局が15日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比14.9%増となり、上げ幅は昨年9月以来14カ月ぶりの低い水準となった。上昇率の低下は2カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると約9ポ

製造業受注残高が再び増加

ドイツ連邦統計局が19日発表した10月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で152.3(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。増加は2カ月ぶり。過去最高となった8月(153.3)

欧州中銀が0.5ポイント利上げ、景気考慮し上げ幅は縮小

欧州中央銀行(ECB)は15日に開いた定例政策理事会で、インフレ対応として政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。利上げは4会合連続。景気後退への懸念から、上げ幅は過去2回の0.75ポイントから縮小した。 主要政

EUがASEANに100億ユーロのインフラ投資

欧州連合(EU)と東南アジア諸国連合(ASEAN)は14日、ブリュッセルで首脳会議を開き、相互利益と平等原則に基づく戦略的パートナーシップの強化を盛り込んだ共同声明を採択した。EUはASEANのインフラ整備を支援するため

BASF―トヨタ・パナ電池合弁に正極材供給―

化学大手の独BASFは19日、トヨタ自動車とパナソニックホールディングスの電池合弁会社プライム・プラネット・エネルギー&ソリューションズ(PPES)に正極材の納入を開始したと発表した。戸田工業と合弁展開する子会社BASF

メルセデス―電動駆動装置の生産体制を決定―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは14日、次世代電気自動車(BEV)向け電動駆動装置を世界のどの工場で生産するかを決定したと発表した。次世代BEVの生産拠点は今夏に決定しており、今回はその中核部品である駆動装置の生産体

メルセデス―低炭素アルミをハイドロから調達へ―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは15日、生産に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の少ない低炭素アルミニウムをノルウェーのノルスク・ハイドロから調達することで基本合意したと発表した。自社製品の炭素中立(カーボンニュートラル

フォード―欧州販売車種を大幅削減―

米自動車大手フォードが欧州で販売する車種を大幅に縮小する意向だ。同地の販売台数が減り、すべてのセグメントでモデルを提供する余力がなくなっているためだ。欧州でCASE分野の開発を統括するマルティン・サンダー氏への取材をもと

コマツ―鉱山機械の独社を買収―

コマツは20日、鉱山機械製造の独GHHグループを買収すると発表した。気候変動への意識の高まりを背景に需要の増加が見込まれる坑内掘りハードロック向け鉱山機械の分野で事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。2023

レンゴー―独子会社で太陽光発電設備導入―

レンゴーは16日、独子会社トライコーで太陽光発電設備を導入すると発表した。自社の活動に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するとともに、天然ガス価格が高騰する欧州でガス消費量を抑制する狙い。 独南部バートヴェリスホーフ

ユニパー―国有化を株主が承認―

天然ガス調達価格の高騰で経営危機に陥った独エネルギー大手ユニパーの臨時株主総会が19日に開催され、同社を国有化する計画が承認された。欧州連合(EU)の欧州委員会が公的支援に関する審査でゴーサインを出せば計画が実施される。

VNG―増資で8.5億ユーロ確保―

独天然ガス輸入・貯蔵大手VNGは15日の臨時株主総会で総額8億5,000万ユーロの増資を決議した。ロシア産ガスの供給削減・停止を受け代替調達を余儀なくされ、支出が大幅に膨らんだことを受けた措置で、財務を強化する狙いがある

シーメンス・エナジー―子会社ガメサへのTOBで93%確保―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは19日、風力発電機子会社シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)への株式公開買い付け(TOB)で、すでに保有する分も含め株式92.72%を確保したと発表した。今

ドイツ鉄道―国際物流子会社シェンカーを売却へ―

ドイツ鉄道(DB)は15日、国際物流子会社DBシェンカーの売却を検討・準備するよう監査役会が取締役会に指示したと発表した。売却益で巨額債務の圧縮を図る。売却に向けた手続きをいつ開始するかは未定。世界経済が減速し、株式市場

メトロ―「ロシアからは撤退せず」―

独流通大手メトロはロシア市場にとどまる意向だ。ロシアのウクライナ進攻を受け大手企業の多くが同国事業の停止・縮小に追い込まれたが、主要市場となっている同国から撤退すれば大きな痛手を受ける。シュテッフェン・グロイベル社長は1

メルク―遺伝子治療ウイルスベクター分野で日本企業を支援―

ライフサイエンス大手の独メルクはこのほど、神戸大学発のバイオスタートアップ企業シンプロジェンと遺伝子治療用ウイルスベクターの開発・製造に向け協議することで基本合意したと発表した。ウイルスベクター製造ソリューションを提供し

機械業界でサプライチェーンひっ迫が緩和

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、独業界の2022年の実質生産成長率を従来予測の1%に据え置いた。1~10月は前年同期を実質0.4%下回ったものの、生産の足かせとなっているサプライチェーンのひっ迫がやや緩和している

電機輸入、10月は過去最高に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の10月の電機製品輸入高は前年同月比27.4%増の242億ユーロとなり、ひと月の額としては過去最高を記録した。輸出高も10.3%増の206億ユーロと2ケタ台の伸びを記録した

企業倒産が13年ぶりに増加

独信用調査機関クレジットリフォームは13日、ドイツの企業倒産件数が今年は1万7,500件となり、前年を4.0%上回る見通しを明らかにした。増加はリーマンショックに伴う金融・経済危機が深刻だった2009年以来で、13年ぶり

RWE―米で洋上風力を落札、浮体式を初めて商業運営へ―

エネルギー大手の独RWEは7日、洋上風力発電パークの設置に向けた米西部カリフォルニア州のプロジェクトを落札したと発表した。浮体式風力発電パークを建設・運営する。浮体式では同社初の商業プロジェクトとなる。 カリフォルニア州

コベストロ―中国で再生エネ購入契約―

化学大手の独コベストロは13日、電力調達契約(PPA)を通して中国エネルギー大手のCGNニュー・エナジー・ホールディングス(中国広核新能源控股有限公司)から再生可能エネルギー電力を購入することで合意したと発表した。全世界

カッチェス―ヘンケルのオーラルケア事業を買収―

グミで有名な独製菓大手カッチェス・インターナショナルは7日、独化学大手ヘンケルのオーラルケア事業を買収したと発表した。カッチェスは主力の菓子だけでなく他の分野でも事業を拡大してく戦略を取っており、その一環としてケア製品事

ローデンストック

光学製品の有力メーカーである独ローデンストックは12日、眼鏡事業を眼鏡フレームとサングラスのデザイン、製造、販売を手がける伊デリーゴに売却することで合意したと発表した。経営資源を眼科医療分野に絞り込む考え。取引金額は明ら

世界初のグリーン水素製品入札、説明会に500人以上が参加

グリーン水素市場の創設に取り組む独H2グローバル財団は8日、連邦経済・気候省と共同でグリーン水素製品の入札説明会をバーチャル形式で実施したと発表した。参加者は500人を超えており、世界初となる同製品の入札に対する関心は大

第3四半期は国内発電が微減、太陽光と石炭は2ケタ増に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2022年第3四半期(7~9月)の国内発電量(送電網への供給ベース)は1,181億キロワット時(kWh)となり、前年同期を0.5%下回った。原子力発電が大幅に減少し、足を強く引っ張った。 原

建設業界が失速、実質売上は今年5.5%減に

建設業界で長年続いた好況は終わったもようだ。建設コスト、金利、生活費の急速な上昇を受けて需要が後退しているためで、建設業界団体ZDBのラインハルト・クヴァスト会長は6日の記者会見で、「建設業界の景気は失速した」と明言した

クリスマス商戦売上、今年は実質4%減に

独小売業中央連盟(HDE)は11日、クリスマス商戦期(11~12月)の業界売上高が今年は1,200億ユーロ強となり、物価調整後の実質で前年を4%下回る見通しを明らかにした。高インフレと消費者の支出抑制が響くためだ。インタ

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