ドイツ経済ニュース

ロシュ―がん診断法開発の米FMI買収へ―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は12日、がん診断法開発の米ファウンデーション・メディシン(FMI)を買収すると発表した。がんのオーダメイド医療事業を強化する考え。買収金額は10億ドル超。取引はFMIの株主と当局の承認 […]

エーオン―伊火力発電所を売却―

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は12日、イタリアの石炭・天然ガス発電所をチェコ同業のEPHに売却すると発表した。昨年11月に打ち出した組織再編計画に基づく措置。取引金額は明らかにしていない。売却手続きは欧

マインフェルンブス―長距離バス2位と合併へ―

独長距離バス最大手のマインフェルンブスと同2位のフリックスブスは7日、合併方針を明らかにした。欧州市場を開拓することが狙いと説明している。独市場は価格競争が厳しく各社は赤字を計上していることから、合併により業界再編を進め

ラーフェンスブルガー―木製玩具のブリオを買収―

ボードゲームメーカーの独ラーフェンスブルガー(ラーフェンスブルク)は8日、スウェーデンの玩具メーカー、ブリオを投資会社プロヴェントゥスから買収したと発表した。国際事業とボードゲーム以外の事業を強化する戦略の一環。買収金額

TモバイルUS

ドイツテレコムの米移動通信サービス子会社TモバイルUSは7日、2014年の顧客数が5,500万人に達し、前年から830万人増加したと発表した。通信網の拡充や低額料金体系の導入、競合メトロPCSの買収が奏功した格好。ドイツ

ベーレンベルク

老舗プライベートバンクのベーレンベルクは6日、企業向けの資金調達支援事業でバイエルン州立銀行と提携すると発表した。ベーレンベルクが増資や新規株式公開(IPO)など投資銀行分野のノウハウ、バイエルン州立銀が融資分野のノウハ

独高級車3社が今年も販売記録更新

独高級車メーカーのBMW、アウディ、ダイムラーは9日、2014年の販売台数(乗用車)をそれぞれ発表した。3社ともこれまでに引き続き過去最高を記録。BMWは初めて200万台を突破した。ダイムラーは伸び率が最も大きく、BMW

独機械業界受注、11月は10%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が13日発表した独業界の2014年11月の新規受注高は前年同月比10%減と大きく落ち込んだ。受注減は6カ月ぶり。国内は9%減、国外は11%減で、ユーロ圏(ドイツを除く)を除いてすべて振るわな

独ビール消費量が3年ぶりに増加

独ビール醸造業者連盟(DBB)は12日、国内ビール消費量(ノンアルコールビールを含む)が昨年は1人当たり推定106.9リットルとなり、前年の106.6リットルをやや上回ったと発表した。増加は3年ぶり。冬から初夏にかけての

独眼鏡業界売上+2.5%に、3年連続増加

独光学・精密機器業界団体のSpectarisが9日発表した独眼鏡製造業界の2014年の売上高は前年比2.5%増の41億3,000万ユーロとなり、3年連続で拡大した。国内売上高が2.8%増の21億ユーロ、輸出高が同2.1%

独小売業界好調、14年売上が実質1%以上増加

ドイツ連邦統計局は7日、2014年の小売売上指数(自動車販売店を除く)が前年比で実質1.1~1.3%増加したとの試算を発表した。景気は低迷しているものの、雇用拡大と賃金上昇が個人消費の追い風となっており、独小売業界連盟(

1.5万世帯が蓄電池保有

ドイツの太陽光発電業界団体BSWソーラーは8日、蓄電池を保有する国内世帯の数が1万5,000(推定)を突破と発表した。購入に際し助成金を受けられるほか、蓄電池の価格が急速に下がっていることが需要拡大につながっているようだ

イランとドイツの貿易が急拡大、制裁緩和が追い風に

イランとドイツの貿易取引が活発化している。イランのアリ・マジェディ駐独大使(元駐日大使)が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、両国間の2014年1~10月の貿易高は約25億ユーロに達し、前年同期を3

ユーロの対ドルレート、予想平均は15年末で1.17ドルに

独日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』は9日、計24の銀行、保険会社、ファンド会社を対象に実施した2015年の為替相場に関する予想アンケート調査結果を明らかにした。それによると、ユーロの対米ドル交換レートの予想平均は

企業経営者の報酬、独が初めて英を抜く

ドイツが企業経営者の報酬で英国を初めて上回ったことが、ベルギーのブレリック・ビジネススクールがまとめた調査で分かった。5日付の英『フィナンシャル・タイムズ』などが報じた。 これまで英国の経営者は欧州で最も高い報酬を受け取

市民のイスラム嫌悪強まる、仏テロ事件でさらに悪化の懸念

イスラム教に脅威を感じるドイツ市民が増えていることが、ベルテルスマン財団が8日発表したレポート(リリジョンモニター)で明らかになった。一部の過激なイスラム教徒の活動がイスラム教全体のイメージを悪化させていることが背景にあ

ドイツ経済に薄明かり、石油・ユーロ安が追い風に

ドイツが昨年第2四半期に始まった景気低迷を脱する可能性が出てきた。地政学リスクやなどのマイナス要因は依然として解消されていないものの、石油安とユーロ安が大きな追い風となっているためで、企業景況感指数は2カ月連続で改善。2

企業景況感2カ月連続で改善

Ifo経済研究所が12月18日発表した同月のドイツ企業景況感指数は105.5となり、前月の104.7から0.8ポイント上昇した。同指数は5月から6カ月連続で悪化したが11月に増加へと転じており、改善は2カ月連続。Ifoの

消費者景況感8年来の高水準に

市場調査大手GfKが12月19日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は12月の確定値(8.7)を0.3ポイント上回る9.0となり、8年来の高水準を記録した。企業景況感の改善などを背景に景気の見通しに関する12月

12月インフレ率0.2%、09年10月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が5日発表した2014年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上げ幅が0.2%(速報値)なり、前月の同0.6%から大きく縮小した。インフレ率は09年10月(0.0%)以来の低水準。石油価格の急落が

生産者物価16カ月連続で低下、11月-0.9%に

ドイツ連邦統計局が12月19日発表した2014年11月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、16カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が平均3.1%下がり、全体が押し下げられた格好で、エネルギーを除いた

乗用車走行料金16年導入へ、政府が法案承認

ドイツ政府は12月17日の閣議で、乗用車走行料金制度の導入に向けた法案を了承した。国内外の乗用車を課金対象とする内容で、政府は2016年1月の施行を目指している。法案作成に当たっては欧州連合(EU)法との整合性を吟味して

2015年1月1日付の法令改正

【労働・医療・社会保障】 ・全国・全業界一律の最低賃金導入(時給8.5ユーロ) ・労使が折半する公的年金の保険料率、0.2ポイント減の18.7%に ・年金受給開始年齢を1カ月増の65歳4カ月に引き上げ(1950年生まれが

BASF―ガスプロムとの資産交換を断念―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムとの間で取り決めた資産交換を両社の合意で破棄すると発表した。ウクライナ問題を受けて欧州連合(EU)とロシアの関係が悪化したこ

BASF―シェルとのシンガポール合弁から撤退―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、石油大手シェルと折半出資で運営するシンガポールの合弁会社エルバ・イースタンの資本50%をシェルに譲渡し同合弁から撤退すると発表した。取引金額は非公開。両社が

アルタナ―ブラジル2社買収、インキ・ニス分野で―

特殊化学大手の独アルタナ(ヴェーゼル)は12月22日、インキ、ニス分野でブラジル企業2社を買収したと発表した。南米最大の同国で事業を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。 アルタナが買収したのはインキ、包装材用ニス

バイエル―馬治療薬を米メリアルに売却―

製薬大手の独バイエルは12月17日、馬用治療薬2種類を動物用医薬品メーカーの米メリアルに売却すると発表した。取引金額は非公開。売却手続きは独禁当局の審査などを経て2015年第1四半期に終了すると予想している。 メリアルに

フィリップス―医療機器分野で大型買収―

電機大手の蘭フィリップス(アムステルダム)は12月17日、米医療機器大手ボルケーノを買収すると発表した。フィリップスは照明部門を分社化するとともに、ヘルスケア部門とライフスタイル家電部門を新設する新会社「ヘルステック」に

ビルフィンガー―土木事業をスイス企業に売却―

建設大手の独ビルフィンガー(マンハイム)は12月22日、独・欧州の土木事業をスイス同業のインプレニアに売却すると発表した。ファシリティ・マネージメントなど収益力の高いサービス分野に経営資源を絞り込む戦略を受けた措置で、土

ゲリー・ヴェーバー―同業ハルフーバーを買収―

独婦人服大手のゲリー・ヴェーバー(ヴェストファーレン地方ハレ)は12月22日、同業ハルフーバーを英投資会社チェンジ・キャピタル・パートナーズから完全買収すると発表した。ターゲットとする顧客の年齢層を広げる狙い。取引金額は

パンドラ―独直営店網を大幅拡大―

デンマークのジュエリー大手パンドラは5日、ドイツの直営店網を大幅に拡充すると発表した。直営店事業は収益力とブランド発信力が高いため、ファッション業界では同事業を強化する動きが強まっている。 婦人服の製造小売事業者(SPA

アリアンツ―米損保子会社FFICの個人向け事業売却―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は12月18日、米損保子会社ファイヤーマンズ・ファンド・インシュアランス(FFIC)の個人顧客事業を米競合ACEに売却すると発表した。現地損保事業を再編する計画の一環で、企業向け事業は

アウディ

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディは2018年までに量産タイプの電気自動車(EV)2種類を市場投入する計画だ。ルーパート・シュタートラー社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙のインタビューで明らかにした

トムトム

ナビゲーションシステム大手の蘭トムトムは6日、自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)から新規受注を獲得したと発表した。VWが米国で販売する乗用車のナビ機器向けに第2四半期から地図アプリを供給する。受注額は明らかにしてい

人工透析器の反ダンピング調査を中国が中止

中国商務省は12月17日、日本と欧州連合(EU)の人工透析器メーカーを対象に行っていた反ダンピング調査を中止したと発表した。調査を要請した重慶山外山科技有限公司(SWS)が申請を撤回したため。SWSの社長などは9月に産業

中国のドイツ企業買収が活発化

中国資本によるドイツ企業の買収が活発化しているもようだ。独コンサルティング企業ギンコウ・ツリー・アドバイザーズのデータをもとに12月27日付『ヴェルト』紙が報じたところによると、中国企業が2014年に独で実施した主な買収

独機械業界、14年は生産・売上が過去最高に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は12月18日、独業界の2014年の生産高が前年比1.0%増の1,990億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(1,960億ユーロ)を更新するとの見通しを明らかにした。1~10月の生産高は

乗用車新車登録3年ぶりに増加、14年は約304万台に

独自動車工業会(VDA)が5日発表した2014年の国内新車登録台数は303万6,800台となり、前年を3%上回った。増加は3年ぶり。社用車需要が旺盛で全体が押し上げられた。個人消費が堅調であるにもかかわらずマイカー需要は

BMWが中国ディーラーに約7億ユーロ支払いへ

高級車大手の独BMWが中国のディーラーに総額6億8,500万ユーロ(51億人民元)を支払うことで合意した。ディーラーはBMWが設定した販売目標を不当として発注拒否の構えをみせていた経緯があり、同社は事態の悪化を避けるため

3G通信のセュリティに問題、独IT企業が指摘

欧州の3G通信規格であるUMTSにセキュリティ上の重大な弱点があることが明らかになった。ドイツのITサービス企業SRLabsが12月に行った実演で明らかにしたもので、アメリカ国家安全保障局(NSA)によるメルケル独首相の

独ICT市場成長率、今年は0.6%に

独情報通信業界連盟(Bitkom)は5日、2015年の国内情報通信技術(ICT)市場規模が前年比0.6%増の1,543億ユーロとなり、2年連続で拡大するとの予測を発表した。情報技術(IT。ソフト、ハード、サービスからなる

特許薬発売が急増、14年は49件に

研究開発型製薬工業会(VFA)は12月19日、ドイツ市場に新規投入された特許薬の数が2014年は49件に達し、少なくとも過去25年間で最高になったと発表した(グラフ1を参照)。「医薬品研究開発の生産性は2000年代の低迷

再可エネが最大の電源に、14年発電シェア25.8%

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は12月29日、2014年の国内発電量(見通し)に占める再生可能エネルギーの割合が25.8%となり、前年の24.1%から1.7ポイント増加したと発表した。再可エネ発電設備が助成政策を

BASFなど西欧3社がサウス・ストリームから撤退

化学大手の独BASFは12月29日、ロシア産天然ガスの輸送プロジェクト「サウス・ストリーム」から子会社ヴィンタースハルが撤退すると発表した。同プロジェクトをめぐってはロシアのプーチン大統領が同月上旬に凍結を表明するなど、

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