独日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』は9日、計24の銀行、保険会社、ファンド会社を対象に実施した2015年の為替相場に関する予想アンケート調査結果を明らかにした。それによると、ユーロの対米ドル交換レートの予想平均は年央が1ユーロ=1.20ドル、年末が同1.17ドルだった。9日時点のレートは1.18ドルであるため、ユーロは今後、上昇するものの、その後再び下落するとみる市場関係者が多いようだ。
年央の予想レートが最も低いのは州立銀行ヘラバで、1.15ドルと回答した。最高はプライベート銀行ベーレンベルクで、1.24ドルだった。
年末の予想レートは最低が1.14ドル(デカバンク)、最高が1.27ドル(ベーレンベルク)だった。ベーレンベルクは現在のユーロ安を一過性のものとみているようだ。