ドイツ経済ニュース

ルフトハンザ―アリタリア後継会社の協働買収を計画―

独航空大手ルフトハンザは24日、コンテナ海運大手のMSC(スイス)と共同で伊アリタリア航空の後継会社イタリア・トラスポルト・アエレオ(ITA)エアウェイズの共同買収を計画していることを明らかにした。ITAに買収を打診済み […]

メルセデスベンツ

ダイムラーの乗用車子会社メルセデスベンツは20日、次世代自動運転システムの開発でセンサー技術の有力企業である米ルミナー・テクノロジーズと協業すると発表した。ルミナーが持つライダー(Lidar)センサー技術を一段と発展させ

隔離補償、ブースター未接種者は受給できない恐れ

新型コロナウイルス感染者に濃厚接触し、隔離を命じられた場合、ワクチンのブースター接種を受けていないと隔離で失われた収入の補償を受けられない可能性がある。『ビルト』紙の報道を受けて、連邦議会(下院)が20日に公開した学術サ

オミクロン株特化ワクチン、ビオンテック連合が治験開始

独バイオ医薬品大手ビオンテックと米製薬大手ファイザーは25日、新型コロナウイルスのオミクロン株に特化したワクチンの治験を開始すると発表した。両社が開発した既存のワクチンはオミクロン株に感染した場合でも重症化を防ぐ効果は高

日本がコロナ高リスク地域に

ドイツ政府は23日、日本を含む19カ国を新たに新型コロナウイルス「高リスク地域」に指定した。これに伴い日本から入国する人は以前からの義務である陰性、ワクチン接種、快復のいずれかを証明する文書の提示に加え、搭乗前にデジタル

電池セル製造装置の合弁をボッシュとVWが検討

自動車部品・機械大手のボッシュと自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、電池セル製造装置の合弁メーカー設立を検討することで基本合意したと発表した。電動車が欧州で普及期に入り、電池セルの需要が今後、大幅に増えるのが

自動運転開発でボッシュとVWが協業

自動車部品大手のボッシュは25日、自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループと自動運転技術の開発で協業すると発表した。開発のスピードアップを図り、自動運転機能をすべてのクラスの車両に速やかに搭載できるようにする意向だ

バイオ業界の資金調達、昨年は2番目の高水準

独バイオテクノロジー業界の資金調達総額が昨年は23億ユーロに達したことが、業界団体ビオ・ドイチュラントの発表で分かった。過去最高となった前年(30億ユーロ)を下回ったものの、これまでで2番目に高い水準となっており、業界の

粗鋼生産4年ぶりに増加

独鉄鋼業界団体シュタールが24日発表した2021年の国内粗鋼生産高は4,006万6,000トンとなり、前年を12.3%上回った。増加は4年ぶり。コロナ禍からの景気回復で生産が大きく伸びた。4年前の17年(約4,330万ト

超過勤務時間の計算で有給休暇を加味しないのは違法

所定の勤務時間を超えて被用者が超過勤務を行った場合、労使協定や労働契約に基づき通常、手当(割増賃金)が支給される。欧州連合(EU)司法裁判所(ECJ)はこのほど、ドイツの人材派遣業界の労使協定に定められた超過勤務手当規定

余白一滴

2021年の独GDP統計が発表された。成長率は実質2.7%と、前年の大幅減を相殺するには至らなかった。これは事前から予想されていたものでニュース性は特に大きくないのだが、新型コロナウイルスワクチンを米ファイザーと共同開発

21年GDP2.7%上昇、コロナ禍前の19年比では-2%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2021年の国内総生産(GDP、速報値)は物価調整後の実質で前年比2.7%増となり、2年ぶりに拡大した。内需と外需がともに伸びた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の局面が数度あり、その都度

21年卸売物価9.8%上昇、1974年以来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2021年の卸売物価指数は前年比9.8%増となり、第1次石油危機のただ中にあった1974年以来の大きな上げ幅を記録した。石油製品(上昇率32.0%)、鉱石・金属(同44.3%)が特に水準を

エボテック―イーライリリーと協業、代謝疾患薬開発で―

バイオ医薬品開発の独エボテックは18日、米製薬大手イーライリリーと代謝疾患薬の開発で協業すると発表した。糖尿病と慢性腎臓病の治療薬を共同開発する。 エボテックは作用物質候補の研究を実施。イーライリリーはそのなかから最大5

エボニック―バイオ界活性剤の量産工場建設―

特殊化学大手の独エボニックは14日、スロバキア中部のスロベンスカー・ルプチャにあるプラント内にバイオ界面活性剤の生産施設を建設すると発表した。石油を用いない環境に優しい洗剤やシャンプーの需要増に対応する。 1億ユーロのケ

コベストロ―日本特殊コーティングを完全子会社化―

化学大手の独コベストロは18日、日本特殊コーティング(JFC)の株式30%をJSRから取得し完全子会社化したと発表した。光ファイバー用コーティングの分野で競争力を強化する狙い。取引価格は数百万ユーロ。コベストロの塗料・接

コベストロ―豪社からグリーン水素調達へ―

化学大手の独コベストロは17日、豪鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)傘下のフォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ(FFI)からグリーン水素とその派生物の供給を受けることで基本合意したと発表

ティッセンクルップ―電解槽子会社の社名を変更―

独複合企業ティッセンクルップは13日、電解プラント・エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズの社名をティッセンクルップ・ヌセラ(nucera)」に改めると発表した。ヌセラは新しいを意味する「

EnBW ―BPと洋上風力発電の海域を共同確保、英で2度目―

独エネルギー大手EnBWは17日、英石油大手BPと共同で洋上風力発電用の海域を英国で確保したと発表した。両社が洋上風力発電海域を同国で獲得するのは2度目。スコットランドの英国王室領を管理する公益法人クラウン・エステート・

BMW―電動車充電スタートアップに出資―

高級車大手の独BMWは13日、電動車充電の独スタートアップ企業ヘイチャージ(HeyCharge)に資本参加すると発表した。ヘイチャージの技術を用いるとインターネットに接続できない場所でも充電と決済ができることから、将来性

BMW―6年ぶり高級車世界1位に―

乗用車大手の独BMWグループが12日発表した主力ブランドBMWの2021年販売台数は前年比9.1%増の221万3,795台となり、過去最高を更新した。競合メルセデスベンツ(5.0%減の205万4,962台)を抜いて高級車

シーメンス―道路信号子会社を伊社に売却―

電機大手の独シーメンスは17日、路信号子会社ユネックス・トラフィックを伊モビリティ技術・サービス大手のアトランティアに売却することで合意したと発表した。事業ポートフォリオ整理の一環。9億5,000万ユーロで譲渡する。9月

BASF

化学大手の独BASFは17日、ポリアミド(PA)6.6と前駆物質ヘキサメチレンジアミン(HMD)の欧州生産能力を拡大すると発表した。需要が旺盛なことから、顧客に安定供給できるようにする。西南ドイツのフライブルクにある工場

電機受注が11月も1ケタ増に、景況感は5カ月ぶりに改善

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した同国電機業界の11月の新規受注高は前年同月を5.0%上回ったものの、増加率は2カ月連続で1ケタ台にとどまった。比較対象の2020年11月はコロナ禍からの経済回復が進み、受注が2

短い間隔での追加接種にEMAが懐疑的

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は11日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を4カ月程度の短い間隔で繰り返すことについて、ワクチン戦略としての持続性に懸念があるとの見解を示した。1回目の追加接

ブースター接種の年齢を12歳に引き下げ=STIKO

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)の予防接種常任委員会(STIKO)は13日、12~17歳を対象に新型コロナウイルスワクチンのブースター接種を勧告する方針を表明した。すでに州によっては同年齢層を対象にブースター接種を実施

ビンファスト―独でEV生産へ―

ベトナム複合企業ビングループの自動車子会社ビンファストがドイツで電気自動車(EV)を生産する計画だ。独貿易・投資振興機関(GTAI)と現在、協議を進めている。実現すれば米テスラに次いで独にEV工場を持つ外資系2社目の企業

MVヴェルフテン―経営破綻、クルーズ船旅行市場の縮小直撃―

クルーズ船運航事業を展開するゲンティン香港の独造船子会社MVヴェルフテンは10日、シュヴェーリン区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。同社は資金繰りに行き詰まり、12月の給与が未払いとなっている。 ゲンティン香港は2

メルク―バイオ医薬品の米社買収、mRNA事業強化へ―

ライフサイエンス大手の独メルクは6日、医薬品製剤開発・製造支援事業(CDMO)の有力企業である米エクセリード(Exelead)を買収することで合意したと発表した。将来性の高い伝令RNA(mRNA)分野で事業を強化する狙い

バイエル―ゲノム編集の米マンモスと協業―

製薬大手の独バイエルは10日、米バイオ企業マンモス・バイオサイエンシズと協業合意したと発表した。遺伝子・細胞治療薬事業を強化する狙い。マンモスが持つゲノム編集技術を活用して治療が困難な疾患の医薬品を開発する。 マンモスは

BASF―米アタパルジャイト鉱山をクラリアントに売却―

化学大手の独BASFは12月28日、米フロリダ州クインシーにあるアタパルジャイト鉱山施設をスイス特殊化学大手クラリアントに売却することで合意したと発表した。事業の見直しに基づく措置。取引金額は6,000万ドル。独禁当局の

電機輸出、10月は増加幅4.4%に縮小

独電気電子工業会(ZVEI)が12月21日発表した同国電機製品の10月の輸出高は前年同月比4.4%増の189億ユーロとなり、これまでに引き続き拡大したものの、増加幅は前月の6.0%から縮小した。伸び率が1ケタ台にとどまる

11月機械受注23%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が10日発表した独業界の11月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比23%増となり、10カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。春・夏季に比べると前月同様、増加幅は小さい。コロナ禍で減少した

英のEU離脱で独社の現地事業に支障

欧州連合(EU)からの英国の離脱移行期間終了から1年が経過した現在、同国で事業を展開するドイツ企業の活動に支障が出ていることが、独商工会議所連合会(DIHK)の会員企業アンケート調査で分かった。DIHKのフォルカー・トラ

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