ドイツ電気電子産業界の動き

Hella

独自動車用照明・電子部品大手のヘラー は10月22日、中国・上海工場の生産能力を二倍に引き上げたと発表した。中国における電動車(エレクトロモビリティ)の需要拡大に対応する。ヘラーは今回の生産能力増強にあたり、上海工場で新 […]

シーメンス・エナジー―水力発電設備合弁から撤退―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは22日、水力発電設備合弁フォイト・シーメンスの保有株35%を合弁パートナーのフォイトに売却することで合意したと発表した。水力発電は中核事業に属さないことから撤退。同合弁はフォイ

ソフトバンクグループ―仏ロボット事業を独社に売却か―

ソフトバンクグループがフランスのロボット事業をドイツの提携先ユナイテッド・ロボティクス・グループに売却する方向で交渉しているもようだ。関係者の発言と関係文書をもとにロイター通信が22日、報じた。両社は報道内容へのコメント

電機輸出の伸び率、8月は2ケタ台に回復

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した電機製品の8月の輸出高は176億ユーロとなり、前年同月を14.2%上回った。前月は増加幅が6.8%に縮小したが、再び2ケタ台を回復した。 8月はユーロ圏向けが18.9%増の53

蘭ヒア、独シーメンスのモビリティ事業との提携を拡大

蘭デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは14日、独シーメンスのスマートモビリティ事業ユネックストラフィック(YunexTraffic)との提携拡大を発表した。英国での共同事業の成功を受けて、データ駆動型の交通管理ソリュ

エンパル―SVF2が1.5億ユーロ出資―

ソーラーパネルのリース事業を手がける独スタートアップ企業エンパルが、ソフトバンクグループなどが出資するソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)から1億5,000万ユーロの出資を受ける。評価額は11億ドル(9億5,0

シーメンス―大型駆動装置事業を分社化―

電機大手の独シーメンスが大型駆動装置(ラージ・ドライブ・アプリケーションズ=LDA)事業の分社化を検討している。同社の確認を得た情報として経済紙『ハンデルスブラット』が18日付で報じたもので、広報担当者は「この事業が市場

パワー半導体市場は30年までに3倍に拡大

独電気電子工業会(ZVEI)は14日、世界のパワー半導体市場規模が2030年までに現在の3倍に拡大するとの見通しを明らかにした。半導体市場全体の6倍のスピードで成長すると指摘。シェア30%で世界最大の市場となっている欧州

デュル―電極コーティング装置受注、ポルシェ子会社から―

機械大手の独デュルは11日、車載電池セルの開発・製造を手がける独セルフォースから電極コーティング装置を受注したと発表した。デュルは電動車の今後の需要拡大を見据え、「戦略的に重要な受注を獲得した」としている。 セルフォース

蘭ヒア、ロンドン交通局などと協力し大気汚染を改善

蘭デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは9月30日、独ボッシュ、ロンドン交通局(TfL)と協力し、同市の大気汚染を改善するプロジェクトに取り組んでいると発表した。ヒアの位置情報データと大気質の測定データをもとに対象区域

ZF―ソフト会社買収、「つながる車」分野で協業深化へ―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは1日、提携先の独ソフト会社ダブルスラッシュへの出資比率を従来の40%から51%に引き上げ子会社化したと発表した。「つながる車」分野の協業を深化させる考え。 ダブルスラッシュ

レオニ―産業用電線事業を米ビズリンクに売却―

自動車部品大手の独レオニは1日、ケーブル接続ソリューション大手の米ビズリンク・ホールディングに産業用電線事業を売却する見通しを明らかにした。ビズリンク取締役会の承認を経て成約する。レオニは経営再建を進めており、取引の成立

トルンプ―量子コンピューターチップ開発・生産へ―

工作機械・レーザー大手の独トルンプはこのほど、量子コンピューターチップの開発と生産に参入すると発表した。今後5年でフルに機能する製品を開発。量子技術を用いた計算機能を従来型のコンピューターで簡単に利用できるようにする。

電機輸出の伸び率鈍化、7月は6.8%に

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した電機製品の7月の輸出高は前年同月比6.8%増の180億ユーロとなり、伸び率は5カ月ぶりに1ケタ台へと低下した。3月から6月までは比較対象の前年同月の水準がコロナ禍第1波の直撃で

ボロコプター―中国で吉利と合弁、UAMサービスに向け―

空飛ぶタクシーを開発する独ボロコプターは22日、同社の株主である中国自動車大手の浙江吉利控股集団と合弁会社を設立すると発表した。アーバン・エア・モビリティ(UAM)サービス事業を中国で共同展開する。 浙江吉利の子会社、沃

インフィニオン―墺パワー半導体工場を開所―

半導体大手の独インフィニオンは17日、オーストリア南部のフィルラハでパワー半導体工場の開所式を行った。半導体は現在、世界的に不足し、コロナ禍からの経済回復の足取りを鈍らせており、ラインハルト・プロス社長は「欧州に(半導体

BASF―CATLと戦略提携、電池材料分野で―

化学大手の独BASFは16日、中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と電池材料分野で戦略パートナーシップを締結すると発表した。正極材と電池リサイクルの分野で協業。電池の持続可能なバリューチェーンを構築するとともに

家電の取扱説明書、しっかり読む人は35%

家電の取扱説明書をしっかり読む消費者の割合がドイツでは35%にとどまることが、独電気電子工業会(ZVEI)の委託で市場調査会社イノリンクが実施したアンケートで分かった。43%は「使用前に簡単に読む」、14%は「トラブル時

電機受注7月も2ケタ増に、事業見通しは8月に大幅悪化

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の7月の新規受注高は前年同月を21.8%上回り、5カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。世界経済の急速な回復が大きい。国内受注が13.7%、国外が29.3%増加。国外は

アドバ―米同業アドトランと合併へ―

通信機器製造の独アドバ・オプティカル・ネットワーキングは8月30日、米同業アドトランと合併合意したと発表した。製品の幅を広げ、光ファイバーネットワーク分野で競争力を強化する狙い。当局の承認などを経て合併手続きが来年上半期

独メーカーの3分の2がI4.0で後れを自覚

製品開発、製造、物流、顧客関係のネットワーク化を情報通信技術(ICT)の活用を通して推進するインダストリー4.0(I4.0)の構想がハノーバー産業見本市で発表されてから今年で10年を迎えた。独メーカーの62%がこの間、I

商用車大手スカニア、英のeロード実証試験事業に参加

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は18日、英国で実施される架線給電式道路(eロード)の実証事業に参加すると発表した。同国の道路貨物輸送の脱炭素化に向けたもので、プロジェクト期間は今月か

ボッシュ―電池製造装置事業に参入―

自動車部品を中心にIoT事業を展開する独ボッシュは12日、車載電池製造装置事業に参入すると発表した。車両の電動化を背景に電池需要が急増し、製造装置のニーズも大幅増加が見込まれることから、新規事業を立ち上げる。 自動車用電

アカゾール―欧州最大の商用車用電池工場を開設―

米自動車部品大手ボルグワーナーの独子会社アカゾールは16日、フランクフルトの南方30キロのダルムシュタットで商用車用電池システム工場の開所式を行った。同社によると生産能力は欧州最大。年末までにフル稼働体制に入る。 新工場

インフィニオン―製品価格引き上げ―

半導体大手の独インフィニオンが製品価格を引き上げる。ラインハルト・プロス社長が経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』に明らかにした。 同社長は「わが社はチップをすべて内製しているわけではないため、自らもコストが大幅に膨らんでい

独ヘラー、照明工場に協調ロボとAIの導入進める

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは5日、協働ロボット(コボット)と人工知能(AI)の導入により照明機器の生産工程の効率化を進めると発表した。同社の照明部門が内外に持つ15カ所の生産拠点において今後5年間で数千万ユーロを

シーメンス・モビリティ―ソフト会社を買収―

独電機大手シーメンスは5日、鉄道設備・車両子会社シーズン・モビリティがオランダの公共交通機関向けソフトウエア企業Sqillsを完全買収することで合意したと発表した。定期収入を安定的に確保できる事業モデルの構築に向けてデジ

シーメンス―業績見通し引き上げ=3度目―

電機大手の独シーメンスは5日の決算発表で2021年9月通期の業績見通しを引き上げた。上方修正は3度目。売上成長率を為替と買収・売却調整後の実質で「9~11%」から「11~12%」、税引き後利益を「57億~62億ユーロ」か

電機受注4カ月連続2ケタ増に、6月は前年同月比+24%

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した同国電機業界の6月の新規受注高は前年同月を23.8%上回り、4カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。比較対象の昨年6月はコロナ禍に伴う受注の減少幅が1.1%と小さかったにもかかわら

シーメンス

独電機大手のシーメンスと自動車部品大手のコンチネンタルは7月29日、架線給電トラック用パンタグラフの開発・生産に向けて協業すると発表した。トラックメーカーが必要とする量を手ごろな価格で提供できるようにする考え。架線給電網

BASF―ポルシェと協業、車載セル用正極材供給へ―

化学大手の独BASFは21日、電気自動車(EV)用電池の分野でフォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェと協業すると発表した。電池セルの正極材を供給するほか、電池残材のリサイクルを引き受ける。ポルシェの電池

カスタムセルズ―ポルシェなどが出資―

リチウムイオン電池セルの開発・製造を手がける独スタートアップ企業カスタムセルズは26日、投資会社ブイスクエアド・ベンチャー、468キャピタル、高級車大手ポルシェの3社が同社の新たな出資者になると発表した。3社から得る資金

台湾積体電路製造―独に工場建設も―

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がドイツに半導体工場を建設する可能性が出てきた。劉徳音会長は26日の株主総会で、「ドイツを真剣に検討している」と明言した。同国の主要顧客と今後、工場について協議する

堀場製作所―独電源装置メーカーを買収―

堀場製作所は13日、電源装置の開発・製造を手がける独ベキシマ(BeXema)を買収したと発表した。電力分野の技術をグループ内に取り込んでエネルギー分野の対応力を拡充し、顧客企業にトータルソリューションを迅速に提供できるよ

シーメンス・エナジー―業績予測を撤回―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは14日、2021年9月通期の売上高営業利益率(調整済みのEBITAベース)で3~5%を達成するとした予測を取り下げた。再生可能エネルギー製品子会社シーメンス・ガメサの業績不振を

電機輸出5月も2ケタ増に

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表した同国電機業界の5月の輸出高は前年同月比26.6%増の171億ユーロとなり、3カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。増加は4カ月連続。比較対象の昨年5月は輸出が20%以上、落ち込ん

シーメンス―米鉄道公社から大型受注獲得―

電機大手の独シーメンスは7日、全米鉄道旅客公社(Amtrak)が実施した車両入札で落札に成功したと発表した。受注額は34億ドル。同社の鉄道部門が北米で獲得したものとしては過去最大となる。 電力を利用したハイブリッド電車な

電機業界の5月新規受注、コロナ禍前を7%上回る水準に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の5月の新規受注高は前年同月を49.1%上回り、前月に引き続き急増した。比較対象の20年5月はコロナ禍で受注が28%落ち込んでおり、その反動で大きく伸びたという事情は

ファラシス―独工場の建設白紙化も―

中国企業ファラシス・エナジーがドイツに車載電池工場を建設する計画が、少なくとも先送りされることが明らかになった。江蘇省鎮江のメイン工場立ち上げに当面、注力することを決めたためだ。欧州生産拠点の設置計画見直しも進めることか

BASF―ボッシュとのスマート農業合弁を当局が承認―

化学大手の独BASFは6月29日、IoT大手の独ボッシュと共同でスマート農業ソリューションの折半出資会社を設立する計画が、審査を行った世界のすべての独禁当局から承認されたと発表した。新会社は有限会社ボッシュBASFスマー

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