欧州企業のアジア動向

Lanxess

化学大手の独Lanxessは5日、シンガポールの特殊化学メーカーPCTS Specialty Chemicals Pte. Ltd.を買収すると発表した。アジア・太平洋市場で塗料用殺生物剤事業を強化する狙い。取引金額は公 […]

ノバルティス製品の特許認めず=印最高裁

スイスの製薬大手ノバルティスが開発した白血病治療薬「グリべック(一般名:イマチニブメシル酸塩)」の改良版の特許をめぐる係争でインドの最高裁判所は1日、同薬はインド国内で特許の保護対象にならないとの判断を示した。改良前の製

Stada Arzneimittel AG―ミャンマー進出に意欲―

後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)は21日の決算発表で、ミャンマーへの進出に向け準備を進めていることを明らかにした。国外事業強化戦略の一環で、すでに現地当局と接触しているという。ミャンマーの人口は5000

Osram GmbH―中国の従来型電球工場を売却―

照明大手の独Osram(ミュンヘン)は7日、中国の紹興市にある従来型電球工場を香港同業のSuper Trend Lightingに売却すると発表した。昨年開始した事業再編計画の一環。取引金額は公表しないことで合意した。売

BASF SE―中国で合弁2社設立、PolyTHFとBDO生産へ―

化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5日、中国同業の新疆美克化工(Xinjiang Markor Chemical Industry)と共同で現地に合弁会社を2社設立すると発表した。合弁2社ではそれぞれポリテ

Siemens AG―CC発電設備をトルコで受注―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は25日、トルコでコンバインドサイクル(CC)発電設備を受注したと発表した。独立系発電事業者Cengiz Enerji Sanayi ve Ticaretが黒海沿岸の工業都市サムス

製薬大手のリヒター、中国で合弁

ハンガリーの製薬最大手ゲデオン・リヒターは25日、中国の提携先である瑞密斯医薬科技有限公司(Rxmidas)と現地合弁会社の設立で契約を結んだと発表した。地理的な市場拡大を目指すグループの方針に沿うもので、成長著しい中国

独アイゼンマン、いすゞから大型受注

塗装設備メーカーのアイゼンマンは4日、いすゞから昨年末に塗装ラインを受注したことを明らかにした。納入するのはディップコーティングシステム「Eシャトル」で、制御機器、前処理設備、電気泳動浸漬塗装(CDP)設備、運搬システム

Wirsol Solar AG―中国市場開拓に意欲―

ソーラー発電プロジェクト事業者のWirsol Solar(ヴァークホイゼル)が中国市場の開拓に積極的に取り組んでいる。現地市場の急速な拡大が今後も期待できるうえ、発電効率の高いメガソーラーを建設する能力で中国企業の能力が

BASF SE―シノペックと共同でイソノナノール生産へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は22日、中国石油化工集団(シノペック)と共同でイソノナノール(INA)の合弁生産会社を設立すると発表した。中国での需要拡大に対応する考え。広東省茂名市に工場を建設し、20

Metro AG―中国家電販売事業から撤退―

流通大手の独Metro(デュッセルドルフ)は16日、中国の家電小売市場から撤退すると発表した。赤字続きで事業を続ける意味がないと判断した。撤退に伴い引当金を計上する。現地事業の今後については共同出資者である台湾のEMS(

チェコのエンジニアリング企業、パキスタンで褐炭発電所建設

パキスタンのシンド州政府はこのほど、褐炭鉱山・火力発電所整備に向け、チェコのエンジニアリング企業ノエンと予備契約を結んだ。投資規模は数百億コルナに上る。チェコ輸出産業が欧州以外の市場としてアジア新興諸国に力を入れている事

メイコー―資本提携先の独Schweizerと合弁設立―

電子部品メーカーのメイコーは17日、資本提携先の独Schweizer Electronicと共同で合弁会社を設立すると発表した。欧州自動車業界の顧客向けに電子回路基板を供給する。 \ 来年1月をめどに同合弁会社を香港に設

中国生産、中堅企業でも機械化加速

中国に工場を持つ企業の間に生産過程を機械化・自動化する動きが強まってきた。人件費の上昇と生活水準向上による需要増を受けて従来の労働集約型の生産方式ではコスト的・効率的に見合わなくなっているためで、すそ野は中規模メーカーに

独マン・ウント・フンメル、インドの生産能力を増強

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は3日、インド北部のバワルに1,400万ユーロ以上を投資して建設していた新工場の開所式を行った。北部・西部・中部の顧客に自動車・産業設備用の排ガス・液体フィ

Nordex SE―中国でのブレード生産停止へ―

風力発電設備大手の独Nordex(ハンブルク)は3日、中国の東営にあるブレード生産施設を12月末で閉鎖すると発表した。稼働率が低く業績の足かせとなっているため。閉鎖により従業員130人を整理し、中国事業を黒字転換させる意

第一汽車が知財権尊重をVWに確約

中国の自動車大手・第一汽車集団(FAW)は合弁先の独フォルクスワーゲン(VW)が11月29日に発表したプレスリリースのなかで、VWの知財権を侵害しないことを確約した。FAWがVWの技術を不正入手してきたことについては7月

SAP AG―中国上場を検討―

ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)が中国での株式公開を検討している。同国事業の重要性が高まっているためで、外資向けの上場制度が整えば実施する意向だ。ヴェルナー・ブラント取締役(財務担当)が証券紙『ベルゼン・ツァイトゥン

カルフール、インドネシアからも撤退

仏小売り最大手のカルフールは20日、インドネシアから撤退すると発表した。同社が保有する現地法人カルフール・インドネシアの株式60%を提携先のコングロマリット、CTグループに5億2,500万ユーロで売却する。 \ 売却手続

Getrag GmbH & Cie KG―中国で東風汽車と合弁―

変速機大手の独Getrag(ウンターグルッペンバッハ)は22日、中国2位の自動車メーカー東風汽車(Dongfeng)と事業提携すると発表した。折半出資の合弁会社Dongfeng Getrag Transmission C

Sellbytel Group GmbH―中国に進出―

米広告代理店大手BBDOの独アウトソーシングサービス子会社Sellbytel(ニュルンベルク)は15日、中国市場への進出を果たしたと発表した。アジア市場開拓戦略の一環で、ミヒャエル・ラオム社長は「現地需要は大きい」との見

Ferchau

技術サービス大手のFerchauは来年、バンガロールに同社初のインド事務所を開設する。フランク・フェルヒャオ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、中期的に100人を雇用する意向だ。主に航空機大手

Deutsche Post

郵便・物流大手のDeutsche Postは16日、2015年までにインドに1億ユーロを投資すると発表した。新興諸国事業の強化戦略の一環で、ムンバイ、デリーなど計8都市に物流センターを構築。現地従業員数も現在の5,000

SGL Carbon SE―中国に工場進出へ―

カーボン製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が中国に黒鉛電極工場を建設する計画だ。現地メーカーに資本参加する予定で、年内にも成約する見通し。同社のロベルト・ケーラー社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。 \ 黒

BASF

化学大手の独BASFは8日、医薬品の製造に用いる触媒の生産施設をインド南西部の港湾都市マンガロールに建設すると発表した。急速に増加する現地の医薬品需要に対応する考えで、2013年第2四半期から操業を開始する。投資規模は非

カールスバーグ、タイのシンハと販売提携

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)は9月28日、タイ同業のシンハ・コーポレーションと提携契約に調印した。折半出資の合弁会社を設立し、販売で協力する。これによりカールスバーグはアジア市場での販売拡大を図る。 \

Wacker Chemie AG―韓国のEVA樹脂生産能力倍増へ―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は24日、韓国南東部の蔚山にエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産施設を新設すると発表した。アジア市場での需要拡大に対応、蔚山工場のEVA生産能力を現在の2倍の8

ハイネケンのAPB買収確実に、タイ企業の支持確保

欧州ビール大手のハイネケン(オランダ)は19日、シンガポール同業アジア・パシフィック・ブリュワリーズ(APB)の買収について、APB親会社の大株主であるタイ・ビバレッジグループ(タイ)の同意を取りづけたと発表した。これに

バイエルの印特許訴訟、販売差し止め請求却下に

自社のがん治療薬「Nexavar」のライセンスをインドの後発医薬品メーカーNatcoに低額で供与することを命じた同国特許庁の命令を不当として製造元のバイエルが起こした訴訟で同国の知財権裁判所は17日、NatcoによるNe

Lanxess AG―世界最大のEPDM工場を中国に建設―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は5日、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の生産施設を上海の西160キロの常州に設置すると発表した。自動車向けを中心に需要が急速に伸びていることに対応。世界最大手の地

Linde AG―ベトナム鉄鋼メーカーに酸素など供給へ―

工業ガス大手の独Lindeは8月29日、ベトナムの鉄鋼メーカーPOSCO SS-Vina (PSSV)に酸素などを長期供給することで合意したと発表した。今後は約4,000万ユーロを投じて同国南部のバリアにあるフーミー工業

カルフール、シンガポールから撤退

仏小売り最大手のカルフールは8月28日、シンガポールから撤退すると発表した。地場企業が強い同市場で大きなシェアを握るのが難しいと判断したためで、既存の2店を年内に閉鎖する。 \ カルフールは1997年にシンガポールに進出

BASF、上海に塗料工場新設

独化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は14日、中国・上海に自動車用下塗り塗料の新工場を建設すると発表した。Shanghai Coatingsとの合弁会社であるBASF Shanghai Coatings C

Robert Bosch GmbH―電動スクーター用モーターで合弁―

自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は13日、電動スクーター用モーター市場に参入すると発表した。電動スクーターは電気自動車に先駆けて市場が拡大しているためで、中国企業Ningbo Polaris Techno

ハイネケン、APB買収で合意

欧州ビール大手のハイネケン(オランダ)は3日、シンガポール飲料大手フレーザー・アンド・ニーブ(F&N)が保有するアジア・パシフィック・ブリュワリーズ(APB)の株式を総額51億シンガポールドル(約33億ユーロ)

Daimler AG―中国に商用車エンジン工場―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は19日、中国にトラック用のエンジン工場を建設すると発表した。現地提携先の北汽福田汽車(Beiqi Foton Motor)と共同で計1億3,500万ユーロを投資。2013

Julius Baer & Co. AG―中国銀行と戦略提携―

スイスのプライベートバンク大手Julius Baer(チューリヒ)は23日、中国銀行(BOC)と戦略提携したと発表した。成長が目覚ましい中国の富裕層向け事業を強化する狙い。 \ Julius Baerは今後、BOCの顧客

ビール大手ハイネケン、シンガポール同業の買収を提案

欧州ビール大手のハイネケン(オランダ)は20日、シンガポール同業アジア・パシフィック・ブリュワリーズ(APB)の買収に乗り出したと発表した。APBに約9%を出資しているハイネケンは、シンガポール飲料大手フレーザー・アンド

Linde AG―印に空気分離装置設置へ―

工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)は16日、インド東部のオリッサ州に空気分離装置を2基建設すると発表した。鉄鋼大手のTata Steelがカリンガナガール工業団地内に設置する工場向けに酸素などを供給する。投資コスト

トレルボルグ、中国に農機用タイヤ工場を開設

スウェーデンの自動車部品大手トレルボルグは6月27日、中国・河北省ケイ台市に農業機械用タイヤの工場を開設したと発表した。成長市場である中国で生産基盤を拡大する戦略の一環。 \ トレルボルグ・ホイールシステムズのヴィシ社長

Volkswagen AG―中国で不具合、コスト負担4億ユーロ以上か―

自動車大手の独Volkswagen(VW)グループが中国で大きな不具合問題に直面している。該当する車両は100万台を超えており、同社と現地提携先のコスト負担は計4億~8億ユーロに上るもようだ。31日付『ハンデルスブラット

Voith GmbH―中国市場向けの廉価製品販売へ―

機械大手の独Voith(ハイデンハイム)は5月31日の決算発表で、中国市場向けの廉価な製紙機械を開発していることを明らかにした。ハイエンド製品に特化したこれまでの事業戦略では現地市場を開拓できないと判断したため。フベルト

Conergy AG―パキスタンで大型受注―

太陽電池大手の独Conergy(ハンブルク)は4日、プロジェクト事業者のEnsuntと共同でパキスタンの太陽電池発電パーク建設事業を受注したと発表した。発電能力は50メガワットで、太陽光発電では同国最大。受注高は1億3,

BMW―中国に第2工場、年産能力20万台に倍増―

高級車大手の独BMWと中国・華晨汽車(Brilliance)は24日、瀋陽市鉄西区に建設した合弁工場の開所式を行った。同工場の開設によりBMW車の中国生産能力は20万台へと倍増。今後も両社合わせて5億ユーロを追加投資して

Osram AG―中国にLED工場建設―

照明大手の独Osram(ミュンヘン)は25日、上海の東およそ130キロの無錫にLED(発光ダイオード)工場を建設する契約を地元江蘇省当局と締結したと発表した。中国市場の拡大を踏まえた措置。独レーゲンスブルク工場とマレーシ

Grob-Werke GmbH & Co. KG―中国に工場開設―

自動車産業向け機械メーカーの独Grob(ミンデルハイム)は6月、同社初の中国工場を大連に開設する。製品製造の一部を同国で行うことを購入条件とする取引先が増えていることに対応するためだ。同社役員への取材をもとに16日付『ハ

独ヒルシュフォーゲル、印合弁を完全子会社化

独金属成形部品メーカーのヒルシュフォーゲルは4月30日、インドの自動車部品合弁会社ヒルシュフォーゲル・カリヤーニ・インディア(HKI)を完全子会社化した。合弁相手である印カリヤーニ・サーマルシステムズ(KTSL)の持ち分

テュフズード、インドで車検事業に参入

独技術監査サービス大手のテュフズードは2日の決算説明会において、欧州の技術監査機関として初めてインドの車検サービス市場に参入することを明らかにした。車検工場はニューデリーに開設し、6月から営業を開始する予定。 \ 『フラ

Koenig & Bauer AG―中国同業の買収を計画―

印刷機械世界2位の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が中国同業の買収を計画している。同社のクラウス・ボルツァシューネマン社長が『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙に対し明ら