塗装設備メーカーのアイゼンマンは4日、いすゞから昨年末に塗装ラインを受注したことを明らかにした。納入するのはディップコーティングシステム「Eシャトル」で、制御機器、前処理設備、電気泳動浸漬塗装(CDP)設備、運搬システムなどで構成される。受注額は「数百万ユーロ」とコメントするにとどめた。日本のメーカーから塗装ラインを受注するのは今回が初めて。
\Eシャトルは、乗用車から大型トラックまで、サイズや形状に合わせて柔軟にアームを制御できる。塗料沿槽内での車体の向きや角度、ラインのスピードも細かく設定できるため、最適な塗装ができる。アイゼンマンの担当者によると、この高い柔軟性が決め手となり、並みいる競合を押しのけて受注を獲得したという。
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