スロバキアで自動車のオペレーティング・リース市場が拡大している。昨年度の商用車のオペレーティング・リースや、車両管理のアウトソーシング市場の利用台数は前年比12%増の2万3,800台に達した。現地紙『スロバキア・スペクテーター』が13日、リース会社ビジネス・リース・スロバキアの話として報じたもので、リース各社は今年も引き続き市場が拡大するとみている。
リース市場における最近の傾向についてビジネス・リース・スロバキアのルツィア・チシュコヴァ氏は、◇所得税法の改正の影響で企業はファイナンス・リースからオペレーティング・リースにシフトしている、◇外資系よりも地元企業においてオペレーティング・リース人気が高まっている、といった特徴を挙げた。
スロバキアでは今年1月に改正所得税法が施行。課税ベースが小さい企業が購入した商用車のうち、取得価格が4万8,000ユーロ以上の場合には減価償却費が税控除の対象とはならない。