油圧機器などを開発・製造する米エンジニアリング会社のイートン・コーポレーションは1月19日、チェコのプラハにあるロズトキ・サイエンス・アンド・テクノロジー・センターに研究開発(R&D)センターを開設したと発表した。様々な事業部門からエネルギーマネージメントシステム関連の研究開発業務を集約したグローバルイノベーションセンターで、欧州での開設は初めて。同社はすでに、米国、インド、中国に計4カ所のグローバルイノベーションセンターを持っている。
\同センターでは例えば、電子、油圧、機械式のパワーオペレーションのノウハウを生かし、自動車や商用車、航空機向けの次世代エネルギーマネージメントシステムを開発する。また、チェコ外国投資庁(チェコインベスト)、プラハのチェコ工科大学(CVUT)と提携する。今年は約50人のエンジニアを採用し、今後4~5年以内に約300人にまで増員する計画という。
\同社は欧州では、自動車大手のシュコダやフォルクスワーゲン、独電力大手のエーオン、米コンピューター大手のヒューレット・パッカード、チェコ鉄道などを顧客に持つ。
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