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2012/2/10

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この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が幹事を務める運転アシストシステムの研究コンソーシアム。同コンソーシアムは2月7日、ブラウンシュヴァイクで共同開発した運転アシストシステムの研究成果を発表した。\ \ 同プロジェク […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が幹事を務める運転アシストシステムの研究コンソーシアム。同コンソーシアムは2月7日、ブラウンシュヴァイクで共同開発した運転アシストシステムの研究成果を発表した。

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同プロジェクトでは、欧州独自の衛星利用測位システム「ガリレオ」と車載センサーの連携や、ガリレオと米国の全地球測位システム(GPS)を活用した多周波信号受信器などの活用により、車両交通の効率、安全性、快適性を高めることを目標とした。

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例えば、「グリーン・ドライビング」システムでは、車両の正確な位置情報を把握するとともに、交通標識、交差点、カーブなどの地形情報を総合的に分析して走行ルートの交通状況を予測し、交通の効率化などに役立てる。同システムでは、交通状況を予想して車間距離制御装置(ACC)により車両の速度を調整することで、二酸化炭素(CO2)排出量を10%以上、削減することができるという。

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このほか、同コンソーシアムでは、交通事故のリスクが高い場所を特定し、センサーなどで事故の防止を強化するシステムや、車線変更や高速道路への進入をサポートするシステムの開発などに取り組んだ。

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同プロジェクトは、ドイツ連邦経済技術省(BMWi)が支援。VWのほか、ブラウンシュヴイク工科大学、フラウンホーファー集積回路研究所(IIS)、ドイツ航空宇宙研究センター・交通システム技術研究所(DLR)などが参加している。

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