ドイツのケムニッツ工科大学は、イノベーティブ・モビリティ・オートモービル(IMA)を中心とするドイツの中堅企業と共同開発している1人乗り電気自動車「コリブリ(Colibri)」の内装部品の開発を担当する。
\コリブリは衝突安全性を確保するためサイドスカートを高くしている。このため、ケムニッツ工科大学の研究チームは、シートを上下に調整できる電動システムを採用し、サイドスカートが高くても乗・降車がしやすいように工夫した。同工科大学ではこのほか、トランクルームやトリム、ペダルを開発している。
\コリブリはAxxellonのリン酸鉄リチウムベースの電池を搭載する。同電池の航続距離は新欧州ドライビングサイクルで110km。寿命は22万kmあるいは8年という。家庭用電源から2時間で充電できる。
\電気モーターはCMP社製のツインドライブモーター(最大出力24kW)を搭載。最高速度は時速120km。時速0~100kmに9.9秒で加速する。走行100km当たりの電気消費は6kWh。
\研究チームは、2013年3月初めのジュネーブモーターショーにコリブリのプロトタイプを出展した。現在、量産化に向けて開発を進めており、2016年初めには最初の量産モデルを出荷できる見通しという。
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