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2013/8/9

一般・技術・その他 (旧)

独ケムニッツ工科大学、1人乗りEVの内装を開発

この記事の要約

ドイツのケムニッツ工科大学は、イノベーティブ・モビリティ・オートモービル(IMA)を中心とするドイツの中堅企業と共同開発している1人乗り電気自動車「コリブリ(Colibri)」の内装部品の開発を担当する。\ コリブリは衝 […]

ドイツのケムニッツ工科大学は、イノベーティブ・モビリティ・オートモービル(IMA)を中心とするドイツの中堅企業と共同開発している1人乗り電気自動車「コリブリ(Colibri)」の内装部品の開発を担当する。

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コリブリは衝突安全性を確保するためサイドスカートを高くしている。このため、ケムニッツ工科大学の研究チームは、シートを上下に調整できる電動システムを採用し、サイドスカートが高くても乗・降車がしやすいように工夫した。同工科大学ではこのほか、トランクルームやトリム、ペダルを開発している。

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コリブリはAxxellonのリン酸鉄リチウムベースの電池を搭載する。同電池の航続距離は新欧州ドライビングサイクルで110km。寿命は22万kmあるいは8年という。家庭用電源から2時間で充電できる。

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電気モーターはCMP社製のツインドライブモーター(最大出力24kW)を搭載。最高速度は時速120km。時速0~100kmに9.9秒で加速する。走行100km当たりの電気消費は6kWh。

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研究チームは、2013年3月初めのジュネーブモーターショーにコリブリのプロトタイプを出展した。現在、量産化に向けて開発を進めており、2016年初めには最初の量産モデルを出荷できる見通しという。

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