ツヴィッカウ専門大学は、拡張現実(AR)技術を用いてトラックを遠隔操作する技術「ARTruck」を開発した。モデルトラックの運転席に取り付けたカメラからの映像を遠隔地にいるドライバーのヘッドマウントディスプレイ(HMD)に無線で送信し、ドライバーがリモコンで運転する仕組み。
ARTruckはまた、駆動源として主流の充電池のかわりに電気二重層コンデンサー(EDLC)を搭載している。EDLCの電気容量はリチウムイオン電池などに比べると小さいものの、◇急速な充放電が可能◇繰り返し使用による劣化(性能低下)がきわめて少ないため長寿命――などの特長がある。
ツヴィッカウ専大はARTruckの試作品を今年のCEBIT(3月10~14日)で披露した。