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2014/3/28

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、インドでラジアルタイヤを生産・販売

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは3月19日、インドで商用車向けラジアルタイヤの生産・販売を開始したと発表した。生産能力は当初、年22万本とし、販売網はディーラーネットワークが1,400カ所以上、販売・顧客サービスチー […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは3月19日、インドで商用車向けラジアルタイヤの生産・販売を開始したと発表した。生産能力は当初、年22万本とし、販売網はディーラーネットワークが1,400カ所以上、販売・顧客サービスチームの拠点は70都市に整備する予定。新車用タイヤおよび交換タイヤを生産・販売していく。

コンティネンタルは2011年に同国のタイヤメーカー、モディを買収した。ラジアルタイヤの生産・販売によりインド事業をさらに強化する。4月1日にニューデリーで、ラジアルタイヤの市場投入を祝うイベントを開催する。

同社はラジアルタイヤの生産に向け、生産棟を新たに建設し、新しい機械・設備も導入した。人材育成では、機械の操作方法などを指導するため、世界の工場から経験豊かな従業員をインド工場に招いた。また、インド工場から100人を超える従業員をドイツやルーマニア、中国、マレーシアのタイヤ工場に派遣し、生産技術やラジアルタイヤに関する知識などを研修させた。

コンティネンタルによると、インドの交換タイヤ市場の規模は年約1,400万本で、内訳はラジアルタイヤが約400本、バイアスタイヤは約1,000万本。過去5年間に市場規模は約24%も拡大しており、特にラジアルタイヤの需要が大きく伸びているという。

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