仏PSAプジョー・シトロエンは、車内空間をより快適にするための革新的なソリューションの開発プロジェクトを進めている。
「Chrysalide(サナギ)」と名付けられたこのコンセプトは人間の五感に訴えることによって心地良さを演出することを目指しており、ルーフやダッシュボード、ドアへのアンビエントライトの配置、エアベントへのアロマデュフューザー設置、音響効果、ポジション調整やマッサージ機能を備えたシートの採用などによって、ドライバーと同乗者がより快適にドライブを楽しめる環境を創造すること目指している。
プロジェクトの責任者を務めるダイヤン=バセラン氏は、「自動車での移動は、そこから何かを得ることでポジティブなものとなる。快適さを経験できることで、単に運転席に座ることが再び楽しいものになる」とChrysalideコンセプトの意義を説明する。
開発されたソリューションは、プジョー、シトロエン、DSの各モデルに2016年から順次導入される予定だ。