オーストリアのオートバイメーカーKTMは今秋に、オフロード用の電動バイク「フリーライドEMY 15」を発売する。クローズド・サーキット専用の「E-SX」と必要な部品を装着すれば公道走行もできる「E-XC」の2モデルを販売する。
同モデルは両方の操縦ハンドルにブレーキレバーが付いており、変速ギアはないため、自転車からオートバイに乗り換えるドライバーにも操作しやすいと説明している。また、同社では従来の内燃エンジンを搭載したオートバイが近い将来に電動バイクに替わることはないと予想しているが、電動バイクの開発により環境保護に配慮するとともに、新しい技術に取り組むことができると説明している。さらに、電動バイクの販売により、新しいタイプのドライバーを開拓できると見込んでいる。
技術情報サイト『シュプリンガープロフェッショナル』によると、「フリーライドEMY 15」は最高出力16kW、最大トルク42Nmの永久磁石型同期モーターを搭載する。リチウムイオン電池(360セル)を搭載し、運転スタイルや走行環境によるが、約1時間ほど走行できるという。