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2015/7/17

企業情報 - 部品メーカー

加マグナ、独ゲトラクを買収

この記事の要約

カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルは16日、独変速機大手のゲトラクの買収について合意したと発表した。ゲトラクの資本の100%を取得するもので、取引価格は約17億5,000万ユーロとなる。規制当局の認可などを […]

カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルは16日、独変速機大手のゲトラクの買収について合意したと発表した。ゲトラクの資本の100%を取得するもので、取引価格は約17億5,000万ユーロとなる。規制当局の認可などを経て、2015年末頃に買収手続きを完了できると見込んでいる。

ゲトラクはマニュアルおよびオートマチックトランスミッションやデュアルクラッチトランスミッション(DCT)、ハイブリッド車向けのトランスミッションなどを製造している。従業員数は約1万3,500人で、欧州、アジア、北米の9カ国に13工場とエンジニアリングセンター10カ所を持つ。2014年の売上高は16億9,500万ユーロ(非連結合弁会社の売上高約16億ユーロを除く)。

マグナのドナルド・ウォーカー最高経営責任者(CEO)はゲトラクの買収について、「製品ポートフォリオを見直す中で、パワートレイン事業の強化が我々の戦略的な優先事項であると認識した」と説明し、ゲトラクは燃費改善や低エミッションといった業界トレンドに寄与する製品で高い技術力を持ち、合弁事業を通して中国市場で大きな潜在成長性が見込まれていることに加え、極めて優秀で経験豊かな人材を持っている、と評価した。

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