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2015/7/24

企業情報 - 自動車メーカー

シュコダ自、新エミッションセンターを着工

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は、本社のあるムラダー・ボレスラフにあるエンジンセンターに新しいエミッションセンターを建設することとなり、このほど定礎式を行った。今後の成長に向けて新モデルを […]

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は、本社のあるムラダー・ボレスラフにあるエンジンセンターに新しいエミッションセンターを建設することとなり、このほど定礎式を行った。今後の成長に向けて新モデルを開発する中で、新エミッションセンターの開設により、低燃費・低エミッション化を強化する。シュコダとVWグループが総額1,100万ユーロ超を投資する。

投資額の内訳は、建物の建設費が640万ユーロ、設備投資が約500万ユーロ。エンジンセンターは2014年9月に開設した。新エミッションセンターとの連携によりドライブトレインの開発競争力を強化する。新エミッションセンターは2016年7月に稼働する予定。

新エミッションセンターには、ガソリンおよびディーゼルエンジンのほか、代替燃料システムのエミッションを測定するための最新設備を導入する。新たに導入する2つの測定ステーションは、ローラーと分析システムを装備した2軸式ブレーキテスターを装備している。当初は各ステーションで1日当たり15回のエミッション測定を実施し、段階的に1日当たり25回に増やしていく計画。温度環境は摂氏マイナス40度からプラス65度まで設定できるという。

シュコダの現在のラインアップのうち、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が100グラム以下の車両は31モデル、同120グラム以下は103モデルあるという。

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