独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディはこのほど、ドイツのインゴルシュタット工場に建設中の新塗装施設の棟上げ式を行った。新塗装施設は、約1年前の2014年5月に建設を開始した。2016年6月からアウディの新型「A4」などの塗装ラインとして稼働する予定。
新塗装施設には、全自動式の最新上塗り仕上げ塗装(トップコート)ラインを導入する。ロボットが車体の輪郭を認識し、従来に比べ均等に塗料を塗布することができるという。
施設の総面積は約1万2,000平方メートル(幅36メートル、長さ324メートル)。約200人の従業員とロボット約100台で新型「A4」の塗装工程を担うことになる。全体の塗装能力は1日当たり2,500台以上で、そのうち3分の1を新型「A4」の塗装に当てる予定。
アウディは現行のトップコートラインも段階的に近代化する方針を示している。