独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは8日、同社の最先端8速自動変速機と電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムの量産開始を発表した。電気モーター単独の最大時速は120キロメートルと、従来のシステムに比べ高速で運転することができる。
同システムを最初に搭載するモデルは、BMWのSUVタイプのプラグインハイブリッドモデル「X5 xDrive 40e」。同モデルの仕様で、電気モーターの最高出力は83kW(113PS)、最大トルクは250Nmとなる。電気モーター単独での航続距離は最大31キロメートル。電気モーターは、減速時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、蓄電池に充電するための発電機としても機能する。