欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/6/4

一般・技術・その他 (旧)

BMW、運転アシストシステムの拡充に注力

この記事の要約

BMWが運転アシストシステムの拡充に注力している。既存の安全システムを活用し、横の間隔を探知して警告するシステムやシニア向けの緊急停止システムなどを開発している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。\ 横間隔を探知す […]

BMWが運転アシストシステムの拡充に注力している。既存の安全システムを活用し、横の間隔を探知して警告するシステムやシニア向けの緊急停止システムなどを開発している。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。

\

横間隔を探知するシステムは、工事中の道路や車幅が狭い道などを通る際、ガードレールや横を走るトラックとの間隔をレーザーや超音波センサーで探知し、ヘッドアップディスプレーに表示する仕組み。同時にハンドルに力を加えて運転操作をアシストする。同社の研究では、視覚信号とハンドルを重くする警告システムの組み合わせが最も効果があると分析している。横間隔の探知・警告システムの実用化にはさらに数年かかる見通し。

\

シニア向けの緊急停止システムは、心筋梗塞など不測の事態により、ドライバーのハンドル操作が困難になった際に、自動運転で警告灯を点滅させながら、車両を道路わきに寄せて停止させるシステム。すでに実用化されている車線変更アシストや速度調整システムなどを活用している。ブレスレットなどを通してドライバーの健康状態を把握し、緊急時にデータを送信するシステムも研究している。同社は年内にもプロトタイプを使って緊急停止システムの走行試験を実施する予定。同システムの研究は、連邦教育研究省(BMBF)が支援するプロジェクト「スマート・シニア」の一環。同プロジェクトには29の研究機関や企業が参加している。

\
企業情報 - 部品メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |