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2010/6/18

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、バッテリー戦略を見直し

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルはハイブリッド車や電気自動車に搭載するバッテリーの開発・生産体制を見直す方針だ。従来は複数社からセルを調達しバッテリーを生産してきたが、今後は取引先を1社または最大でも2社に絞り込む。協 […]

独自動車部品大手のコンティネンタルはハイブリッド車や電気自動車に搭載するバッテリーの開発・生産体制を見直す方針だ。従来は複数社からセルを調達しバッテリーを生産してきたが、今後は取引先を1社または最大でも2社に絞り込む。協力関係を強化して長期的に競争力を高める方針。同社のヨルク・グローテンドルスト部長(ハイブリッド車・電気自動車事業)が独経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。可能な限り年内に決定を下す方針という。

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コンティネンタルはこれまで、米自動車部品大手のジョンソンコントロールズや、自動車大手ダイムラーと化学大手エボニックの合弁会社である独Li-Tecなどからリチウムイオン電池のセルを調達していた。しかし、大手では単独でバッテリーを開発・生産するメーカーは少なく、例えば競合のボッシュはサムスンの子会社サムスンSDIとリチウムイオン電池の合弁会社SB LiMotiveを設立している。

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『ハンデルスブラット』紙によると、コンチティネンタルはLi-Tecへの資本参加を計画していたが、大型買収に伴う負債などで財務が悪化していたことから、合弁会社への参加を断念した経緯があるという。

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