欧州連合(EU)が2013年からすべての新車への装備を求めている自動車事故自動通報システム 「eコール」の実証試験が10日にスタートした。同システムを装備した車両がマドリッド、アテネ、ヘルシンキの3都市から1台ずつ出発し、ブリュッセルまで約1万kmを走行する。各車両はブリュッセルで催される「eセーフティ・フォーラム」の閉幕に間に合うよう11月25日までに到着する予定。
\同プロジェクトには独高級車メーカーのBMW、米コンピューター大手のIBM、ドイツテレコムのほか、蘭半導体大手のNXP、独技術検査サービス大手のデクラ、移動通信網を利用した交通事故通報システムサービスを提供する独Allianz OrtungsService 、自動車クラブのAvD(ドイツ)、Touring(ベルギー)、UAMK(チェコ)が参加している。
\今回のプロジェクトでは試験車両が定期的に緊急呼び出しの信号を送り、国境を越えてもローミングサービスを通して欧州全域で「eコール」のシステムが機能することを確認する。
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