2010/2/15

欧州ビジネスウオッチ

フィアット、露ソルレスと合弁

この記事の要約

伊自動車大手フィアットとロシア同業ソレルスは11日、ロシアで24億ユーロを投じて合弁会社を設立すると発表した。タタールスタン共和国のナベレジヌイェ・チェルヌイに建設する工場で年50万台を合弁生産する。計画が実現すれば、国 […]

伊自動車大手フィアットとロシア同業ソレルスは11日、ロシアで24億ユーロを投じて合弁会社を設立すると発表した。タタールスタン共和国のナベレジヌイェ・チェルヌイに建設する工場で年50万台を合弁生産する。計画が実現すれば、国内自動車最大手アフトワズに次ぐ生産能力に達する。

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合弁会社への出資比率は折半で、年内に活動を開始する。合弁会社はソレルスが現在、フィアットのセダン「アルベア」、小型MPV「ドブロ」、韓国・双竜のオフロード車など年7万5,000台生産しているナベレジュヌィエ・チェルヌィ工場を全面的に改装して生産能力を増強。フィアットが新興市場向けに投入する「リネア」など9車種を生産する。生産した車の少なくとも10%は輸出に回す。

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合弁会社はまた、自動車部品メーカー用に産業団地を整備。同社は部品の現地調達比率を最大50%まで高めることを目指し、ロシア国内でパートナー企業にエンジン、ギアボックスまで生産させるとしている。

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