2011/1/3

欧州ビジネスウオッチ

英テスコ、チェコのコンビニ買収

この記事の要約

英小売り最大手のテスコは12月23日、チェコ・スロバキア資本の投資会社ペンタ・インベストメンツから、チェコのコンビニエンス・ストア128店舗を10億2,000万コルナで取得することで合意したと発表した。\ テスコが取得す […]

英小売り最大手のテスコは12月23日、チェコ・スロバキア資本の投資会社ペンタ・インベストメンツから、チェコのコンビニエンス・ストア128店舗を10億2,000万コルナで取得することで合意したと発表した。

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テスコが取得するのは、ポーランドの小売大手ジャブカがチェコで運営する81店舗と、地場系チェーンのコルナが展開する47店舗。テスコは15年前にチェコに進出、現在はスーパーマーケット151店舗と6カ所のショッピングモールを運営し、チェコ小売市場でのシェアは9%と2位につけている。テスコのチェコ現地法人のフィリップ・クラーク社長は、「ジャブカとコルナを傘下に収めることは、チェコにおける有機的成長を促すものだ」とコメントしている。

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テスコは先ごろ、中東欧及びトルコでの売り場面積を向こう5年間で410万平米に倍増させる方針を明らかにした。ポーランドでは12年までに100店舗を開設し、食品小売市場でトップシェアを目指す考え。

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