2011/2/14

環境・通信・その他

風力エネ発電能力の新設、洋上が大幅増

この記事の要約

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2010年に洋上風力発電施設の新規発電能力が前年比で51%増加したことを明らかにした。洋上風力発電施設の総生産能力は883メガワットに達した。とくにルーマニア、ポ […]

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2010年に洋上風力発電施設の新規発電能力が前年比で51%増加したことを明らかにした。洋上風力発電施設の総生産能力は883メガワットに達した。とくにルーマニア、ポーランド、ブルガリアなど中東欧での生産能力の伸びが目立った。

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一方、陸上の風力発電施設における新規発電能力は前年の9.7ギガワットから8.4ギガワットに減少し、前年比14%減となった。EWEAによれば、2010年に新設された風力発電能力は洋上・陸上を合わせて9.3ギガワット。前年の10.3ギガワットから10%減少している。

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EUでは同年末の時点で、風力発電による電力生産能力が84ギガワットに達し、域内総発電能力の17%を占めた。また、風力発電による電力生産能力の増強に向けた投資額は同年、加盟27カ国全体で、前年と同水準の130億ユーロだった。

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