2011/4/18

環境・通信・その他

域内の再可エネ利用比率、10年で倍増

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが11日発表した1999~2009年のエネルギー利用に関する統計によると、域内全体で利用されるエネルギー源のうち、再生可能エネルギー(水力、風力、バイオマス、地熱、太陽光)が占める割合はこの10年 […]

EU統計局ユーロスタットが11日発表した1999~2009年のエネルギー利用に関する統計によると、域内全体で利用されるエネルギー源のうち、再生可能エネルギー(水力、風力、バイオマス、地熱、太陽光)が占める割合はこの10年間に5%から9%へとほぼ倍増した。

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国別にみても、再生可能エネルギーの利用割合はすべての加盟国で増加している。なかでもデンマークは伸び率が高く、1999年には8%だったエネルギー総使用量に占める再生可能エネルギー源の割合が、2009年には17%に増えた。次いで、スウェーデン(27%から34%)、ドイツ(2%から8%)となっている。

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2009年の時点で、各国が最も多く利用していたエネルギー源は依然として石油(37%)だったが、割合は1999年の39%から2%減少。その他のエネルギー源では、ガスが22%から24%に増加、原子力は14%で変化なし、固形燃料が18%から16%に減少した。

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