2011/9/19

環境・通信・その他

有力企業の温効ガス排出削減活動、フィリップス・バイエルが最優秀

この記事の要約

企業の地球温暖化ガス削減に取り組む英非営利団体「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)」が14日発表した2011年の報告書で、欧州の電機大手フィリップス(オランダ)と製薬大手バイエルが最優秀企業に認定された […]

企業の地球温暖化ガス削減に取り組む英非営利団体「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)」が14日発表した2011年の報告書で、欧州の電機大手フィリップス(オランダ)と製薬大手バイエルが最優秀企業に認定された。

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CDPは2003年から毎年、世界の上場企業上位500社を対象に、温暖化問題への対策や温室効果ガス排出削減での実績、情報開示を評価する報告書をまとめている。

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2011年に排出削減と情報開示の総合点で1位となったのはフィリップスとバイエル。以下、米IT企業シスコ・システムズ、英小売大手テスコ/米バンクオブ・アメリカ(同点)、独自動車大手BMW/独ソフト大手SAP/豪金融大手ウエストパック(同点)、ホンダ、ソニーの順で、上位10社に入った。半分を欧州企業が占めた格好だ。

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報告書によると、対象企業で温効ガス排出を削減したと回答した企業は45%に上り、前年の19%から急増。温暖化問題への対応を企業戦略の柱に位置づけている企業の率も48%から68%に増えたという。

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