2013/3/4

競争法

フィリップス・LGなども提訴、ブラウン管カルテルの制裁めぐり

この記事の要約

欧州委員会からブラウン事業でカルテルを結んだとして制裁金の支払いを命じられたオランダのフィリップス、韓国のLGエレクトロニクス、サムスンSDIがこのほど、同決定を不服として欧州司法裁判所に提訴した。ブルームバーグが2月2 […]

欧州委員会からブラウン事業でカルテルを結んだとして制裁金の支払いを命じられたオランダのフィリップス、韓国のLGエレクトロニクス、サムスンSDIがこのほど、同決定を不服として欧州司法裁判所に提訴した。ブルームバーグが2月27日、欧州裁関係者からの情報として伝えた。

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欧州委は昨年12月5日、フィリップス、サムスン、LG、パナソニック、東芝、仏テクニカラー(旧トムソン)の6社に対して、テレビやコンピューターのモニターに使われるブラウン管の販売でカルテルを結んでいたとして、カルテルへの制裁としては過去最高額となる総額14億7,051万ユーロの制裁を科すと発表していた。

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フィリップスとLGは単体でそれぞれ3億1,335万ユーロ、2億9,559万ユーロと、合弁会社LG フィリップス・ディスプレイズのカルテル参加による連帯責任で3億9,194万ユーロの制裁を科された。サムスンの制裁額は1億5,084万ユーロ。

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同カルテルで制裁対象となった6社では、東芝が欧州裁に提訴済み。

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