2013/4/29

欧州ビジネスウオッチ

独化学大手エボニックが上場

この記事の要約

独化学大手のエボニックは25日、フランクフルト証券取引所に上場した。初値は33ユーロで、時価総額は154億ユーロに上る。ドイツ株価指数(DAX)採用銘柄ではアディダス、RWEに匹敵する規模で、浮動株比率が高まるなど一定条 […]

独化学大手のエボニックは25日、フランクフルト証券取引所に上場した。初値は33ユーロで、時価総額は154億ユーロに上る。ドイツ株価指数(DAX)採用銘柄ではアディダス、RWEに匹敵する規模で、浮動株比率が高まるなど一定条件を満たせば、将来的にDAX入りする可能性が高い。

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同社の出資者であるRAG財団と投資会社CVCは新規株式公開(IPO)をこれまでに3回計画し、すべて失敗した。今回は2、3、4月にそれぞれ私募で計14.5%を放出。これらの株は25日から市場で取引されるようになった。

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RAGの出資比率は従来の75%から68%弱、CVCは同25%から18%弱に低下した。CVCは中期的に保有株を全量、手放す方針。RAGも25%まで引き下げる。このため、浮動株比率は将来的に大幅に高まる見通しだ。

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