2014/1/20

欧州ビジネスウオッチ

コンティネンタル、ノキアと提携

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは14日、自動車のネットワーク化分野でノキアの地図サービス部門HEREと提携すると発表した。予測型運転システム(エレクトロニック・ホライズン)、自動運転、高度道路情報システム(ITS)を […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは14日、自動車のネットワーク化分野でノキアの地図サービス部門HEREと提携すると発表した。予測型運転システム(エレクトロニック・ホライズン)、自動運転、高度道路情報システム(ITS)を中心に共同開発を進める。

両社は手始めに、コンティネンタルの予測型運転システム向けに10~20センチメートル以内の精度で道路上の位置情報を判断できる高精度地図の開発を行う。地図には車線区分、制限速度の変化、追い越し禁止の標識などさまざまな道路情報が含まれおり、車両はこれらの情報を使用することで、変化し続ける状況に自動的かつ容易に対応できるようになる。

コンティネンタルは自動運転分野で自動車大手の独BMW、米シスコ、IBMとも提携している。BMWとは欧州の高速道路を時速130キロで自動走行できるシステムを今年末までに開発する計画で、2020年に量産化にこぎつけることを目指す。