EUウオッチャー

緊急通報番号「112」浸透せず、EU市民の4分の3「知らない」

EU市民の4分の3が域内共通の緊急通報用電話番号「112」の存在を知らないことが、欧州委員会の調査で分かった。欧州委のクルース委員(デジタル政策担当)は「112通報で命が救われるが、知らなければ意味がない」として、各国に

ドイツ取引所とNYSE、合併で合意

ドイツ取引所とNYSEユーロネクストは15日、合併で合意したと発表した。世界の取引所間では私設取引所も交えた競争が激化しており、両社は合併による規模のメリットを追求し、競争力を強化する意向だ。合併が成立すると売買代金や時

仏サノフィ、米ジェンザイム買収で合意

仏製薬大手サノフィ・アベンティスは16日、米バイオ製薬大手ジェンザイムを買収することで合意したと発表した。ジェンザイムは買収を拒否していたが、サノフィが1株当たりの買い取り価格を従来の69ドルから74ドルに引き上げ、同意

化学大手クラリアント、独ズードケミーを買収

スイスの化学大手クラリアントは16日、独同業ズードケミーを買収すると発表した。投資会社ワン・エクイティー・パートナーズ(OEP)と創業者一族から株式95%強を総額25億スイスフラン(約20億ユーロ)で取得。残りについても

蘭ING、不動産投資部門の大部分を売却

オランダ金融大手INGグループは15日、不動産投資部門の大部分を米不動産大手シービー・リチャードエリスに売却すると発表した。金融危機で政府から注入された公的資金の返済資金調達が目的。売買総額は9億4,000万ドルで、5億

英アングロと仏ラファルジュ、英建材事業を統合

英鉱業大手アングロ・アメリカンと仏建材大手ラファルジュは18日、英国の建材事業を統合し、合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社は英建材市場で年間売上高18億ポンドに上る最大手となる。 \ 両社はアングロ・アメ

ダイムラー(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は10億5,000万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(3億4,800万ユーロ)から改善。中国、米国などでの需要回復で販売が伸び、収益が急回復した。売上高は24%増の264

BNPパリバ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は15億5,000万ユーロで、前年同期から13.6%増加。投資銀行部門が好調で、収益を押し上げた。12月通期の純利益は前年比34.5%増の78億4,000万ユーロで、金融

ソシエテ・ジェネラル(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は8億7,400万ユーロで、前年同期の2億2,100万ユーロから急増。不良債権の引当金が急減して投資銀行部門が黒字に転換したことが大きな増益要因となった。12月通期の純利

アクサ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は27億5,000万ユーロで、前年から24%減少。英国の生保・年金事業の大部分を英投資会社レゾリューションに安値で売却したことに伴う損失が響き、減益となった。 \

ダノン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は18億7,000万ユーロで、前年から38%増加。アジアでの販売が好調だったほか、債務コストが急減して収益が拡大した。売上高は14%増の170億1,000万ユーロ。 \

ペルノ・リカール(2010年12月中間決算)

2010年12月中間決算の純利益は6億6,600万ユーロで、前年同期から10%増加。中国など新興市場での販売が好調だった。売上高は13%増の42億8,000万ユーロ。 \

バークレイズ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は35億6,000万ポンドで、前年から36%増加。不良債権などの引当金が30%減ったほか、投資銀行部門バークレイズ・キャピタルの利益(税引き前)が94%増の47億8,000万ポンドに達し、

INGグループ(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算で4億3,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(7億1,200万ユーロ)から黒字に復帰。保険部門は米国事業で生じた評価損により赤字となったものの、銀行部門が貸倒引当金の

ハイネケン(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は14億4,000万ユーロで、前年から41%増加。コスト削減、資産売却による特別利益が収益を押し上げた。売上高は9.5%増の161億ユーロ。メキシコ飲料大手FEMSAのビ

アクゾノーベル(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は7億5,400万ユーロで、前年から165%増加。新興国を中心に需要が回復し、すべての事業部門で増収を確保した。売上高は12%増の146億4,000万ユーロ。 \

ABB(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億ドルで、前年同期から30%増加。オートメーション機器の需要が増大し、大幅増益を確保した。売上高は4.8%増の92億ドル。12月通期の純利益は前年比12%減の25億6

ネスレ(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は342億3,000万スイスフラン(358億ドル)で、前年の104億フランから急増。米眼科用医療機器・医薬品会社アルコンの株式売却で245億フランの特別利益を計上したことが大きかった。売上

ディアジオ(2010年12月中間決算)

2010年12月中間決算の最終損益は11億9,000万ポンドの黒字で、前年同期の赤字(10億2,000万ポンド)から改善。販売は欧州で減ったものの、ロシアなど新興市場で急増し、黒字転換を果たした。売上高は2%増の53億ポ

アルセロール・ミタル(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は7億8,000万ドルの赤字で、前年同期の黒字(11億1,000万ドル)から悪化。売上高は19%増の206億9,900万ドルに急増したが、ステンレス鋼部門分社化のコスト

アングロ・アイリッシュ銀行(2010年10-12月期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算で176億ユーロの純損失を計上し、アイルランド企業史上で最大の赤字となった。不良債権に伴う損失が78億ユーロに上ったほか、国内銀行が抱える不良資産の受け皿機関である「国家資産管理

UBS(2010年10-12月期・通期決算)

2010年12月通期決算で72億スイスフラン(75億ドル)の純利益を計上し、前年の赤字(27億フラン)から黒字に転換。流出が続いていた富裕層向け資産管理部門で純流入となったことなどで収益が改善し、4年ぶりの黒字となった。

クレディ・スイス(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は8億4,100万スイスフラン(8億7,600万ドル)で、前年同期から6%増加。投資銀行部門が好調だった。ただ、プライベートバンキング部門の不調などで利益は予想を下回った

新車の昼間走行灯装備、7日からEU全域で義務化

EU全域で新車に昼間走行灯(Daytime Running Light=DRL)の装備を義務付ける新規制が7日に施行された。車が日中もライトを点灯することで、他の車や歩行者が車の接近を早く察知し、交通事故を避けるのが狙い

欧州委が銀行賞与規制見直しへ、不十分なら「新たな規制」

欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は10日、EUが今年1月から実施している銀行員の賞与(ボーナス)支給に関する規制を見直す方針を明らかにした。賞与規制が幹部行員やトレーダーなどへの過剰報酬を是正するうえで

EUが飼料用穀物の関税ゼロへ、需給ひっ迫・価格高騰に対応

欧州委員会の農業委員会は10日、農作物の需給ひっ迫と食料価格の高騰に対応するため、飼料用の小麦と大麦の輸入関税を一時撤廃するとともに、砂糖にかかる関税を引き下げて輸入を拡大する方針を打ち出した。欧州委の承認を経て実施する

カナダがWTOにパネル設置要求、アザラシ製品禁輸めぐり

カナダが「EUによるアザラシ製品の輸入禁止は貿易ルールに反した不当な措置」として世界貿易機関(WTO)に提訴している問題で、同国政府は11日、WTOに紛争処理小委員会(パネル)の設置を要請した。これにより同問題は本格的な

EUが研究への資金支援改善へ、現行制度の見直し提案

欧州委員会は9日、EUの科学・技術革新に対する資金支援体制の改善に向けて「共通戦略枠組み」を提案する文書を公表し、関係者への諮問を開始した。2007~2013年を対象とする現行の第7次研究枠組み計画(FP7)への参加を簡

EUと韓国のFTA批准、欧州議会の委員会が承認

欧州議会の国際貿易委員会は7日、EUと韓国の自由貿易協定(FTA)批准の勧告を21対4の賛成多数で採択した。これによりFTAの発効は、本会議での批准を待つばかりとなった。同FTAは昨年10月に正式署名して韓国でも議会での

プリズミアンのドラカ買収を承認

欧州委員会は9日、伊電線メーカーのプリズミアンがオランダ同業ドラカを買収する計画を承認したと発表した。プリズミアンはドラカを取り込むことで、光ファイバー・ケーブルで世界最大手となるが、同分野では多数の競合企業があることか

ポーランドのフィアット支援に疑義、新型エンジン生産めぐり

欧州委員会は9日、ポーランド政府が伊自動車大手フィアットの新型ガソリンエンジン生産事業に補助金を支給する計画について、本格調査に着手すると発表した。大型投資プロジェクトに対するEUのルールに反する疑いがあるため。 \ フ

EUで3人に1人がウイルス被害、ネット利用者調査で判明

EU内のインターネット利用者の3人に1人が昨年1年間にコンピューターウイルスの被害にあっていたことが、EUの調査で分かった。とくに中東欧でウイルス被害の発生率が高くなっている。 \ 同調査はEU統計局ユーロスタットが全加

風力エネ発電能力の新設、洋上が大幅増

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2010年に洋上風力発電施設の新規発電能力が前年比で51%増加したことを明らかにした。洋上風力発電施設の総生産能力は883メガワットに達した。とくにルーマニア、ポ

ロンドン・トロント証取が統合、独・NY証取も合併協議

ロンドン証券取引所(LSE)は9日、トロント証券取引所を運営するカナダのTMXグループと合併すると発表した。さらに同日には、フランクフルト証券取引所を傘下に持つドイツ取引所とニューヨーク証券取引所などを運営するNYSEユ

ノキア、スマートフォンでMSのOS採用へ

携帯電話機で世界最大手のノキア(フィンランド)は11日、スマートフォンのOS(基本ソフト)で米マイクロソフト(MS)の「ウィンドウズフォーン7」を採用すると発表した。スマートフォン分野で競合のアップルなどからシェアを奪回

サンタンデール、ポーランド大手銀を買収

スペイン最大手銀行のバンコ・サンタンデールは7日、ポーランド大手銀バンク・ザホドニの全株式を株式公開買い付け(TOB)を通じて取得すると発表した。サンタンデールは昨年9月、経営難のアライド・アイリッシュ銀行(アイルランド

油田掘削の英エンスコ、米社を買収

油田掘削大手の英エンスコは7日、米同業プライド・インターナショナルを買収することで合意したと発表した。買収総額は73億ドル。これによりエンスコは海洋掘削でスイスのトランスオーシャンに次ぐ世界2位となる。 \ エンスコは北

独VW、賃上げ4.2%で妥結

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と金属労組IGメタルは8日、旧西独地域の従業員の賃金を4.2%引き上げることで合意したと発表した。好景気と好業績が追い風となり大幅アップが実現した格好。VWのヨッヘン・シュム人事担当

ルノー(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の最終損益は34億9,000万ユーロの黒字となり、前年の赤字(30億6,800万ユーロ)から改善。販売が新興市場を中心に伸びたほか、研究開発費の節減、保有していたボルボ株式の売却による特別利益が収

PSAプジョーシトロエン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算で11億3,000万ユーロの純利益を計上。前年は過去最大の赤字(11億6,000万ユーロ)だったが、中国、南米など新興市場での販売が好調で収益が改善した。売上高は15.8%増の560億ユーロ。 \

アルカテル・ルーセント(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は3億4,000万ユーロで、前年同期の4,600万ユーロから急増。通信会社のスマートフォンに対応するネットワーク機器などに対する需要が膨らみ、収益を押し上げた。売上高は2

サノフィ・アベンティス(2010年10-12月期・通期決算)

2010年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は4億3,700万ユーロで、前年同期から64%減少。売上高は0.5%増の74億ユーロで、小幅ながら増収となったが、多額の合理化費用が収益を圧迫した。12月通期の純利益は5

ミシュラン(2010年12月通期決算)

2010年12月通期決算の純利益は10億5,000万ユーロで、前年の1億400万ユーロから急増。自動車市場の回復で需要が戻り、収益が大幅に伸びた。売上高は179億ユーロ。 \

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