2010/3/10

ポーランド

銀行大手Pekao、09年は3割減益

この記事の要約

ポーランド銀行大手のPekaoが3日発表した2009年通期連結決算(速報値)は、業務利益が前年比16.5%の33億7,980万ズロチ、純利益が31.6%減の24億2,130万ズロチにそれぞれ縮小した。金融危機後の厳しい市 […]

ポーランド銀行大手のPekaoが3日発表した2009年通期連結決算(速報値)は、業務利益が前年比16.5%の33億7,980万ズロチ、純利益が31.6%減の24億2,130万ズロチにそれぞれ縮小した。金融危機後の厳しい市場環境を反映して金利収入が減少したことや、不良債権処理額が足かせとなり利益を圧迫した。

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純利子収入は38億6,750万ズロチで前年を16.3%下回った。金融市場の流動性低下で銀行間の資金取引条件が厳しくなったことに加えて、顧客資金を獲得するため高い預金金利を提供したことなどで利ザヤが狭まった。不良債権の償却・引当額は5億3,470万ズロチで前年の2倍に膨らみ、貸出総額に占める不良債権比率は08年末の5.5%から6.8%に上昇した。その他の純収入(手数料収入、トレーディング収入など)は0.9%減の31億8,510万ズロチだった。

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09年末の顧客預金残高は前年比6.6%増の980億480万ズロチ。貸付残高は3.2%減の840億2,240万ズロチで、個人向けローンは6.7%増の286億6,920万ズロチと伸びたが、企業向けローンは7.6%少ない553億5,320万ズロチとなった。(1PLN=31.7JPY)

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