2014/6/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ABB、ブルガリアに電気コンポーネントの新工場

この記事の要約

スイスの重電大手ABBは18日、ブルガリアのラコフスキに建設していた新工場の開所式を行った。新工場では低圧および中圧仕様の電気コンポーネントを製造する。雇用規模は600人を見込む。ABBのブルガリア工場はこれで4カ所目と […]

スイスの重電大手ABBは18日、ブルガリアのラコフスキに建設していた新工場の開所式を行った。新工場では低圧および中圧仕様の電気コンポーネントを製造する。雇用規模は600人を見込む。ABBのブルガリア工場はこれで4カ所目となる。

新工場は欧州・アジア市場の需要拡大を見越した生産能力拡大計画(投資総額2,300万米ドル)の一環。ラコフスキには、09年に稼働を開始した第1工場があり、イタリア、ドイツなどの自社工場に金属・プラスチック製ケース、ブレーカーなどの電気コンポーネントを供給している。ABBは新工場の稼働により生産能力を増強し、納品のスピードと効率を改善した。

ABBはラコフスキの2工場のほか、ペトリッチに低圧仕様コンポーネント工場、セヴリエヴォに高圧仕様コンポーネントとトランスフォーマを生産する工場を持つ。ブルガリアの総従業員数は1,500人を超え、同国への投資に積極的な外国企業のひとつに数えられる。