機械

ブルガルトランス、ガス圧縮基地建設を地場・独連合に発注

ブルガリアの天然ガス輸送公社ブルガルトランスガスは3日、国内2カ所のガス圧縮ステーション建設工事を、地元建設大手グラヴボルガルストロイと独エンジニアリング企業フェロスタール・インドゥストリーアンラーゲンから成る企業連合に発注した。

ブルガルトランスガスはロシアとトルコを結ぶパイプライン事業「トルコ・ストリーム」に参加し、ブルガリア中継区間を整備している。

新圧縮基地建設入札は4月に公示され、地元クリマトロニク、ベラルーシのアルヴォラ、ウクライナのポルタヴァスメズモンタージュ、スペインのTECクアトロから成る国際企業連合も応札していた。

グローリー―独フィンテック買収―

グローリーは3日、ドイツの有力フィンテックであるキャッシュ・ペイメント・ソリューションズ(CPS)の発行済株53%を取得することで合意したと発表した。

CPSは2011年の設立で、流通小売店のレジを通じた総合的な現金決済プラットホームを欧州で提供している。

利用者は最寄りのスーパーやドラッグストアで、CPS発行のバーコードを提示するだけで、銀行口座の入出金、電子商取引や公共料金の現金支払いができる。

エアバス補助金の対EU報復関税、ドイツが最大の被害国に

欧州航空機大手エアバスへの欧州連合(EU)の補助金をめぐる通商紛争で、米国がEU製品に年最大75 億ドルの報復関税を課す方針を打ち出したことが、ドイツ経済に暗い影を落としている。

世界貿易機関(WTO)は2日、EUによるエアバスへの補助金をめぐる通商紛争で、米国がEUに年最大75億ドルの報復関税を課すことを承認した。

WTOはEUから米国への報復関税についても仲裁手続きを進めており、EU・米間の貿易摩擦はさらに激化する懸念がある。

ロシアのロボット開発企業、人型ロボットを商業生産

ロシアのロボット開発企業プロモボト(Promobot)は9月27日、ヒューマノイド(人型)ロボットの商業生産を開始したことを明らかにした。

同社が開発したのは人間の表情を持ち会話が可能なロボットで、既に海外を含むサービス関連企業が導入に関心を示している。

同社は今後、個人向けに会話や家庭内における作業支援などを行うパーソナルロボットも生産していく予定。

エアバス、トルコに来年25億ドル投資=トルコ運輸インフラ相

トルコのトゥルハン運輸インフラ相はこのほど、中央アナトリアのカイセリ空軍基地でエアバス軍用輸送機A400Mの改造契約調印式に出席し、エアバスが来年、「トルコに25億ドル投資する見通しだ」と話した。

トゥルハン運輸インフラ相によると、トルコは国別でエアバスとの取引額が4番目に大きく、トルコの航空会社9社が保有するエアバスの旅客・貨物機は約270機に上る。

エアバスもトルコ企業7社に出資しており、その結果、どのエアバス機にもこれらの企業の製造する部品が使われているという。

ダイアログ―産業IoT用半導体の開発会社を買収―

ダイアログは「iPhone」などアップルの製品向けに電力制御用チップを供給するサプライヤーで、売り上げの4分の3をアップルとの取引で獲得してきた。

だが、アップルがチップの内製化を進めていることから、アップルとの取引は今後、大幅に縮小する。

アップルに供給するチップをオーディオや充電ケーブル用など電力制御以外の分野に絞り込む。

ノルデックス―スペイン企業が買収か―

独風力発電設備大手のノルデックス(ロストック)は8日、筆頭株主であるスペインの再生可能エネルギー企業アクシオナを対象に第三者割当増資を実施し、事業資金を調達したと発表した。

これによりアクシオナの出資比率は29.9%から36.27%へと拡大したことから、アクシオナはドイツの法律に基づき他の株主から株式を買い取る株式公開買い付け(TOB)を実施する。

これは過去3日間の加重平均株価に相当する水準で、総額9,900万ユーロを調達した。

独軍需大手ラインメタル、ハンガリー陸軍から装備受注

軍需大手の独ラインメタルは9月30日、ハンガリー陸軍と装備近代化の契約を結んだと発表した。

主力戦車「レオパルド2」44両と自走榴弾砲「PzH2000」24両向けに、主要兵装と射撃統制システムを供給する。

当該の「レオパルド2」と「PzH2000」は昨年12月、独同業のクラウス・マッファイ・ヴェークマン(KMW)がハンガリー陸軍から受注したもの。

石油暖房の利用世帯は24%に、新築ではガス41%・再生エネ34%

政府は同比率を大幅に引き下げるために、2026年以降、石油暖房の新設を原則的に禁止するほか、環境負荷が低い暖房への切り替えに補助金を交付する意向だ。

そのうち870万世帯が石油暖房を利用していた。

政府は9月の閣議で、石油以外を熱源とする暖房の設置が可能な場合は石油暖房の新設を禁止する方針を決定した。

Mitsubishi Heavy:三菱日立製鉄機械、シーメンスとの合弁を完全傘下に

三菱重工業は1日、子会社の三菱日立製鉄機械が独シーメンスから合弁会社プライメタルズテクノロジーズ(PT)の株式49%を取得することで合意したと発表した。

競争当局の承認などを得て2020年初に取引が完了すると、PTは三菱日立製鉄機械の100%子会社となる。

PTは2015年1月、三菱日立製鉄機械とシーメンスがロンドンに設立した合弁。

Thyssen:ティッセンクルップ、社長を実質解任

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が退任することで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となった。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

Bulgartransgaz:ブルガルトランス、ガス圧縮基地建設を地場・独連合に発注

ブルガリアの天然ガス輸送公社ブルガルトランスガスは3日、国内2カ所のガス圧縮ステーション建設工事を地元建設大手グラヴボルガルストロイと独エンジニアリング企業フェロスタール・インドゥストリーアンラーゲンに企業連合に発注した。

ブルガルトランスガスはロシアとトルコを結ぶパイプライン事業「トルコ・ストリーム」に参加し、ブルガリア中継区間を整備している。

新圧縮基地建設入札は4月に公示され、地元クリマトロニク、ベラルーシのアルヴォラ、ウクライナのポルタヴァスメズモンタージュ、スペインのTECクアトロの国際企業連合も応札していた。

JLR:英JLRが3Dプリントで作業用グローブ製作、筋骨格系障害の予防目的

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は9月24日、工場労働者の負傷防止に3Dプリントの作業用グローブを作製したと発表した。

筋肉疲労を軽減するため格子構造の軽量設計とし、8時間の勤務シフトを通して快適に装着できるようにしている。

JLRでは同グローブが必要とされる職場全てで早期に導入する方針だ。

輸入物価が3年来の下げ幅に、8月は-2.7%

ドイツ連邦統計局が9月27日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比2.7%減となり、2016年8月以来、3年ぶりの大きな下げ幅を記録した。

エネルギーの下落幅が15.7%から19.6%へと拡大したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いた輸入物価の下落率は0.4%にとどまった。

8月の輸入物価指数は前月比でも0.6%低下し、4カ月連続で落ち込んだ。

Vestas:ヴェスタス―独工場で500人削減―

デンマークの風力発電大手ヴェスタス(オーフス)は9月27日、独北部のラオホハンマーにあるブレード工場で従業員500人を削減すると発表した。

ヴェスタスはデンマーク西部のレムにある工場でも約90人を整理する。

リューベック工場では発電機を製造している。

Thyssen:ティッセンクルップ―社長を実質解任―

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が解任されることで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となっている。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

Mikron;スイス製造機械大手ミクロン、リトアニア生産拠点を開設

製造工程モジュール・ソリューションを手がけるスイスのミクロンはこのほど、リトアニア中部のカウナスで生産拠点を開設した。

従業員数は15人で、中期的に50人まで増員する。

ミクロンは高精度のオートメーションモジュール、製造工程ソリューション、裁断機を自動車、製薬、医療機器、消費財など多様な業界に供給している。

RWE―40年までにカーボンニュートラル実現へ―

CO2排出量が多い石炭火力発電から撤退するなど在来型発電事業を縮小すると同時に、再生可能エネルギー発電と蓄電事業を拡大していき、目標を達成する意向だ。

その実現に向けて石炭発電を◇英国で20年に停止する◇ドイツでも段階的に減らしていく◇オランダでは30年までに停止する――計画だ。

火力発電は電力の安定供給を確保するために40年以降も維持するものの、電源は環境負荷が小さいガスへと絞り込む。

Mitsubishi Heavy:三菱日立製鉄機械―シーメンスとの合弁を完全傘下に―

三菱重工業は1日、子会社の三菱日立製鉄機械が電機大手の独シーメンスから合弁会社プライメタルズテクノロジーズ(PT)の株式49%を取得することで合意したと発表した。

PTは2015年1月、三菱日立製鉄機械とシーメンスがロンドンに設立した合弁。

市場環境が厳しさを増すなかで競争力を強化することが同合弁設立の狙いで、三菱日立製鉄機械はPTを通して製品ラインアップを拡充するとともにグローバル展開を加速した。

VWポーランド、EV「ID.3」のギアボックス生産

独フォルクスワーゲン(VW)は先ごろ、ポーランド西部のポズナニ工場で電気自動車(EV)「ID.3」のギアボックスの本格生産を開始した。

ポズナニ工場はVWの工場中3番目に高い鋳造部品の生産能力を持つ。

「ID.3」はVWがEVとして設計した初のモデルで、EV専用プラットフォーム「MEB」をベースにしている。

VW:フォルクスワーゲン―EV「ID.3」のギアボックス、ポーランドで生産開始―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)はこのほど、ポーランド西部のポズナニ工場で電気自動車(EV)「ID.3」のギアボックスの本格生産を開始した。

年50万個を生産する。

主な生産品はシリンダーヘッド、カバー、フロントアクスルキャリア、ギアボックス、クラッチカバー、ステアリングギアボックスなどで、昨年の総生産量は442万4,000個に上った。

Denso:デンソー、ハンガリー工場の拡張完

デンソーのハンガリー法人デンソー・マニュファクチャリング・ハンガリーはこのほど、ブダペスト近郊セーケシュフェヘルヴァールにある工場の拡張工事を完了した。

6,500万ユーロを投じて半自動化および完全自動化された生産ラインを導入した。

デンソーは同工場で4,000人以上を雇用し、コモンレールシステム、燃料噴射ポンプ、可変バルブ機構、排気システムなどを製造する。

Krones:クロネス―ハンガリー工場が完成―

独包装機械大手のクロネスは18日、ハンガリー東部のデブレツェンで新工場の落成式を行った。

投資額は150億フォリント(4,500万ユーロ)。

全世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネス製の設備で充填されている。

Azoty:化学大手アゾティ、PP生産計画への投資条件で現代エンジなどと合意

プロジェクト実施を担うポリツェによると、総投資額15億2,000万ユーロのうち40%を投資受け入れ・増資(株式取引)で、60%を借り入れで賄う。

国内石油大手ロトスとは最大5億ズロチ(1億1,000万ユーロ)の投資受け入れで基本合意書を調印済み。

また、年内にポリツェが10億ズロチ(2億3,300万ユーロ)の増資を予定している。

Krones:独包装機械大手クロネス、ハンガリー工場が完成

独包装機械大手のクロネスは18日、ハンガリー東部のデブレツェンで新工場の落成式を行った。

全世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネス製の設備で充填されている。

ハンガリーではこれまでにミネラルウォーターのセントキラーリーやエナジードリンクのヘルに設備を納入した実績がある。

機械業界が2年連続の生産減を予想

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は23日、独業界の来年の生産高が今年を実質2%下回るとの予測を発表した。

VDMAは当初、今年の生産成長率を2%としていた。

独機械業界の生産高は第1四半期(1~3月)に前年同期を0.3%上回ったものの、第2四半期(4~6月)は同2.9%減少。

Denso:デンソー、ハンガリー工場の拡張完了

デンソーのハンガリー法人デンソー・マニュファクチャリング・ハンガリーは先ごろ、ブダペスト西方60キロメートルに位置するセーケシュフェヘルヴァール工場の拡張工事を完了した。

6,500万ユーロを投じて半自動化および完全自動化された生産ラインを導入した。

デンソーは同工場で4,000人以上を雇用し、コモンレールシステム、燃料噴射ポンプ、可変バルブ機構、排気システムなどを生産する。

CastPrint:医療用3Dプリントサービス ラトビア

骨折患者向けに3Dプリントによるギプスの成形サービスを提供している。

3Dスキャナーで怪我の箇所をスキャンし、その画像をもとに3Dプリンターで出力するため、個々の患者にフィットしたギプスの成形が可能になる。

同社を紹介した米経済誌『フォーブズ』によると、医療用3Dプリントは急成長している産業で、市場規模は2024年までに約12億ドルに拡大する見込み。

Krones:独包装機械大手クロネス、ハンガリー工場が完成

独包装機械大手のクロネスは18日、ハンガリー東部のデブレツェンで新工場の落成式を行った。

投資額は150億フォリント(4,500万ユーロ)。

全世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネス製の設備で充填されている。

Macnica:マクニカ―シーメンスの産業IoTパートナーに―

マクニカはこれまで、人工知能(AI)、IoTを活用した工場のスマートファクトリー化を実現するソリューションを提供してきた。

今後は自社開発およびシーメンスのアプリケーションを活用した新たなサービスをパッケージで提供していく。

これにより、産業機器メーカーは製造業向けに同プラットホームをベースとした独自サービスを構築・提供することが可能となる。

Porsche:独ポルシェ子会社、スロバキアに研究センター設置

独ポルシェの金型製造子会社ポルシェ・ヴェルクツォイクバウが、スロバキア北西部のドゥブニカ・ナド・ヴァフォームに研究センターを建設する。

来年までに総額1,360万ユーロを投資する。

スロバキア経済省によると、ポルシェ・ヴェルクツォイクバウは200万ユーロの助成を政府に申請した。

Leo Express:チェコ民間鉄道レオ・エキスプレス、中国中車製鉄道の納入開始

同社はチェコ、スロバキア、ポーランドで列車を運行しているが、他の欧州諸国にも進出する計画だ。

レオ・エキスプレスは現在、プラハーオストラバーコシツェ線で、シュタッドラー製の「FLIRT」を運行している。

また、アルストムからリースしているディーゼル列車「リント」15編成の改造計画が近く完了する見通しだ。

Senvion:センヴィオン―事業売却に向け独占交渉―

ルクセンブルクに本社を置くドイツ系風力発電設備大手センヴィオンは16日、欧州で展開するサービス事業と陸上風力発電設備事業の部分売却に向けてシーメンス子会社のシーメンス・ガメサと独占交渉に入ると発表した。

メディア報道によると、シーメンス・ガメサはセンヴィオンから陸上風力発電のメンテナンス事業と、ポルトガルのブレード工場を買収する方向で交渉する。

センヴィオンはこのほか、洋上風力発電のメンテナンス事業や欧州域外事業の売却も目指している。

トルコ機械産業、米・ロシア市場に輸出シフト

現地紙『ヒュリエットデイリー』によると、同会長はトルコから米国への輸出全体に占める機械製品の割合は大きく、米国による対中国製品の関税引き上げはトルコの機械メーカーにとりチャンスだとの見方を示した。

MAIBによると、今年1-8月期の同国の機械製品の輸出額は116億ドルで、輸出量は前年から13.8%増の200万トンだった。

米国以外ではロシアへの機械製品の輸出が増えている。

Macnica:マクニカ、シーメンスの産業IoTパートナーに

マクニカはこれまで、人工知能(AI)、IoTを活用した工場のスマートファクトリー化を実現するソリューションを提供してきた。

今後は自社開発およびシーメンスのアプリケーションを活用した新たなサービスをパッケージで提供していく。

これにより、産業機器メーカーは製造業向けに同プラットホームをベースとした独自サービスを構築・提供することが可能となる。

ロシアとインド、エネルギーや防衛分野で協定締結

ロシアとインドは4日、液化天然ガス(LNG)をはじめとするエネルギー、および防衛分野で数多くの協定を結んだ。

エネルギー分野での提携についてプーチン大統領は、サハリン島沖の石油・天然ガス資源開発プロジェクト「サハリン1」にインド石油・天然ガス公社(ONGC)が参加していることを確認したうえで、インド企業に対し国営ロスネフチの極東LNG計画や、ロシア2位のガス会社ノバテクが北極圏ギダン半島で進める液化天然ガス(LNG)生産事業「アークティックLNG2」計画など、他の有望プロジェクトへも投資するよう呼び掛けた。

ペトロネットLNGとは、◇インド市場・発電所へのLNG供給◇ペトロネットによるノバテク事業への将来的な参加◇インド自動車燃料用天然ガス販売事業での提携――などで合意した。

Hitachi Capital:日立キャピタルがロシアに遠心圧縮機を輸出、尿素肥料プラント向け

日立キャピタルは6日、日立インダストリアルプロダクツ製の尿素プラント向け遠心圧縮機をロシアに輸出すると発表した。

尿素プラント向け遠心圧縮機は尿素肥料の原料となる二酸化炭素(CO2)の圧縮に使用される。

アクロンは現在、尿素肥料のもうひとつの原料であるアンモニアを製造する際に発生したCO2を回収し、尿素プラントで圧縮して再利用する計画を進めており、同圧縮機による原料の自給率向上が期待されている。

Toyota:トヨタ・ポーランド、HV対応の新エンジンの生産開始

同社は昨年10月、第1段階としてヴァウブジフにある姉妹工場でHV用変速機「e-CVT1.8」の生産を開始した。

来年4月には第3段階として、イェルチ工場で1.5リットルのハイブリッドエンジンの生産に着手する。

最終段階では21年から、ヴァウブジフ工場で同1.5リットルエンジンに組み合わせる変速機「e-CVT1.5」の生産を開始する。

Siemens:独シーメンス、標準型機関車「スマートロン」をルーマニアとブルガリアから受注

独総合電機大手シーメンスの鉄道事業子会社、シーメンス・モビリティはこのほど、同社の標準型機関車「スマートロン(Smartron)」をルーマニアとブルガリアに供給することを明らかにした。

ルーマニアの鉄道貨物業E-Pレイルから4台、ブルガリアの運輸業界最大手PIMKから3台を受注している。

シーメンスは2018年3月、「スマートロン」をドイツ市場向けに発表した。

7月機械受注3%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の7月の新規受注高は前年同月比で実質3%減少した。

国外はユーロ圏が3%増加したものの、ユーロ圏外が5%後退し足を強く引っ張った。

国内が8%、ユーロ圏が9%、ユーロ圏外が7%の幅で減少した。

Hella:独ヘラー、e.GO Mobileの小型EVに照明・電子部品供給

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは8月29日、アーヘン工科大学(RWTH)が設立した電気自動車(EV)ベンチャー企業e.GO Mobileの小型EV「e.GO Life」に照明・電子部品を供給すると発表した。

両社が共同開発した専用ヘッドライトや、ブレーキ補助機能向けにヘラーの電動式真空ポンプ「UP5」などを提供する。

真空ポンプのUP5は、エンジンブレーキ機能を使えないEVのために電動式にすることでブレーキの制動力を高められるようにしている。

Continental:独コンチネンタル、農機大手クラースと共同でスマートベルトをテスト

コンチネンタルのスマートベルトはスマートセンシング技術を採用しており、ベルトの稼働中を含め状態を常に監視して故障や損耗などをリアルタイムで検知する。

クラースとの試験では、スマートベルトは収穫作業中に発生した2,200万回のたわみ作動でも問題なく動作したほか、システムの電子機器は1億4,000万回のたわみ作動に耐えた。

収集したデータは4,220ヘクタール分の収穫作業におよぶという。

Cloos:クロース―中国の自動化機器メーカーが買収―

ドイツの産業ロボット・溶接機械メーカー、カール・クロース・シュヴァイステヒニクはこのほど、中国の自動化機器メーカー南京埃斯頓自動化股份有限公司(Estun Automation)が同社を買収すると発表した。

建機や鉄道車両、自動車業界向けに溶接機械とロボットを生産している。

南京埃斯頓自動化はクロースの買収を通して世界有数のロボットメーカーになる考えだ。

輸入物価3カ月連続下落、7月の下げ幅2.1%に拡大

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の同2.0%から拡大した。

エネルギーの下落幅が14.0%から15.7%へと拡大したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いた輸入物価の下落率は0.2%にとどまった。

中間材は1.5%減となり、下げ幅は前月の1.4%からやや拡大した。

露トルコ首脳会談、防衛産業の協力継続

トルコのエルドアン大統領は8月27日、ロシアで同国のプーチン大統領と会談し、両国防衛産業の協力継続を望む立場を明らかにした。

プーチン大統領は、エルドアン大統領とスホイの現行ステルス戦闘機「Su-35」の供給や「Su-57」の共同生産の可能性について意見を交わしたことを明らかにした。

このため、今回の訪ロでエルドアン大統領がトルコとロシアの接近をアピールしたことで、米国が対トルコ制裁を発動すると懸念されている。

独高速鉄道交通イニシアチブ、ロシア鉄道の高速区間整備を支援

在外ドイツ商工会議所(AHK)は8月28日、主導する高速鉄道交通イニシアチブの一環で、モスクワとサンクトペテルブルクを結ぶ650キロメートルの高速区間整備でロシア鉄道と戦略提携の覚書を交わした。

高速鉄道交通イニシアチブは、ロシアの高速交通インフラの実現を技術面で支援することを目的に、電機大手シーメンスの鉄道事業会社シーメンス・モビリティやドイツ鉄道(DB)のエンジニアリング&コンサルティング子会社など、ドイツの主要関連企業が参加する。

ロシア鉄道と長年の協力関係にあるDBは、今回のプロジェクトで高速区間の設計、開発、運営などのノウハウを提供する考えだ。

Cloos:独クロース、中国の自動化機器メーカーが買収

ドイツの産業ロボット・溶接機械メーカー、カール・クロース・シュヴァイステヒニクはこのほど、中国の自動化機器メーカー南京埃斯頓自動化(Estun Automation)が同社を買収すると発表した。南京埃斯頓自動化の傘下に入

Schaeffler:シェフラー

自動車業界からの需要減を受けた措置で、従業員400人の一部が対象となる。

広報担当者と事業所委員会(従業員代表)への取材をもとに地元メディアが報じた。

同社はすでに8月、計2日の工場休業を実施した。

鉱工業の設備投資、1割が環境分野に

ドイツの鉱工業(建設を除く)の2017年の環境設備投資額は84億100万ユーロに上り、同業界の設備投資総額に占める割合は10.1%に上った。

環境設備投資の割合が最も高かった部門は排水処理で、全体の42.7%を占めた。

環境設備投資額は前年比で1.0%減少した。

Continental:コンチネンタル―農機用スマートベルトを開発―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は26日、穀物の刈り入れと脱穀、選別を同時に行うコンバインハーベスター向けのスマートな動力伝達(トランスミッション)ベルトを開発すると発表した。

コンチネンタルはこうしたリスクを軽減するためにスマートな動力伝動ベルトを開発する。

これによりベルトの状態をリアルタイムで把握し、メンテナンスと交換の時期を事前に予測できるようにする。

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